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2026-04-03

政府の嘘、国民の目覚め

What I Learned Talking About the Empire | The Libertarian Institute [LINK]

【海外記事より】アメリカのディープステート(闇の政府)は、国民が何も知らないと思い込んでいるようですが、現実は異なりつつあります。近著「嘘の帝国」の宣伝を通じて多くのアメリカ国民と対話してきた著者のチャールズ・ゴイエット氏は、政府による世論操作の嘘がもはや通用しなくなっていると指摘します。例えばマルコ・ルビオ国務長官は、イランの核武装がいかに危険かを説いていますが、これは過去に核開発を放棄したリビアのカダフィ大佐がどのような悲惨な末路をたどったかを無視した議論です。北朝鮮の金正恩氏が核を手放さないのは、核抑止力を持たない国がアメリカという軍事的帝国の標的になることを理解しているからに他なりません。

現在、アメリカ国内ではイランとの戦争を正当化するために、いくつかの偽りの記憶、いわゆる「ミーム」が拡散されています。その第一は、イランが47年間もアメリカと戦争状態にあるという主張です。しかし、歴史を1979年の革命から語り始めるのは不誠実です。実際には1953年にCIAがイランの民主的な政権を転覆させ、残忍な独裁者を据えた歴史があります。第二のミームは、イランが「あと数日で核兵器を手にする」という危機感の煽りです。ネタニヤフ首相は25年前から同じことを言い続けていますが、米インテリジェンス機関の報告では、イランが組織的な核兵器製造プログラムを行っているという確実な証拠は見当たらないのが実情です。

さらに、イランを「諸悪の根源(ヘビの頭)」と呼び、多くのアメリカ人を殺害した責任があるとする言説も政治家の間で繰り返されています。しかし、イラク戦争などで米兵の犠牲をもたらした攻撃の多くは、イラン系の勢力ではなく、アルカイダなどのスンニ派組織によるものでした。このように事実を歪めたプロパティガンダが横行していますが、現代のアメリカ国民はかつてのイラク戦争時ほど盲目的ではありません。多くの人々が、大量破壊兵器の嘘や近年の政府による様々な欺瞞を経験したことで、当局への信頼を失っているからです。

ゴイエット氏がラジオやポッドキャストで語るメッセージは、かつてイラク戦争に反対した時よりも、はるかに大きな共感を持って迎えられているといいます。トランプ大統領の熱心な支持者層でさえ、政権が掲げていた「政権交代のための戦争はもうしない」という公約が裏切られたことに気づき始めています。保守系の政治集会の空席や現政権への厳しい視線は、国民がもはや政府の筋書きを鵜呑みにしていない証拠です。世界が経済的な危機の淵にあり、ホワイトハウスが対イラン攻撃を示唆する強硬な声明を出す中で、国民の「目覚め」が手遅れにならないことを著者は切実に願っています。

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