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2026-04-23

燃料危機、欧州の空直撃

Fight or flight: How the global jet fuel crisis could ground you — RT World News [LINK]

【海外記事より】アメリカ・イスラエルとイランの紛争により、世界のエネルギー航路の要衝であるホルムズ海峡が封鎖され、深刻なジェット燃料危機が欧州の夏休みを直撃しています。ルフトハンザ航空が燃料節約のために10月までに2万便の欠航を決定したほか、KLMやライアンエアーなど欧州主要各社も相次いで減便を発表しました。国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は、これが「史上最悪のエネルギー危機」になる可能性を警告しており、欧州の空は混乱の渦中にあります。

この危機の背景には、欧州の航空業界が抱える構造的な脆弱性があります。欧州で使用されるジェット燃料の約75%は中東からの輸入に依存しており、その輸送ルートが遮断されたことで供給が極端に引き締まりました。ジェット燃料は原油から精製される割合が10%程度と低く、需要に合わせて急増させることが難しい特性を持っています。2月28日の開戦以来、燃料価格は約2倍に跳ね上がり、航空各社は運賃の値上げや燃油サーチャージの導入、手荷物料金の引き上げなどでコストを乗客に転嫁せざるを得ない状況です。

旅客機が消費する燃料の量は膨大です。ボーイング737などの一般的な中型機でも1時間に約2,500から3,000リットルを消費します。これは、空港で見かける大型タンクローリー1台分の燃料を、わずか10時間程度の飛行で使い果たしてしまう計算になります。こうしたコストの急騰と供給不安を受け、旅行者の間では「飛行機の不確実性」を嫌い、海外旅行を控えて国内で休暇を過ごす動きが広がっています。欧州最大の旅行会社TUIによれば、出発直前まで予約を控える慎重な姿勢が顕著になっているとのことです。

欧州連合(EU)の輸送担当委員は、各国の燃料備蓄を共有する緊急対策を検討しており、米国など代替の供給源からの輸入も模索されています。トランプ大統領はイランとの停戦期間を延長したものの、海上封鎖は継続する方針を崩しておらず、物流の正常化は見通せません。専門家によれば、仮に今すぐ海峡の通航が完全に再開されたとしても、混乱した供給網が正常に戻るには少なくとも7月まではかかると見られており、今年の夏のバカンスシーズンに影を落とすことは避けられない見通しです。

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