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2026-04-19

トランプ氏の空想

Trump Pushes Fantasy about Iran, Hormuz and Enriched Uranium - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

【海外記事より】トランプ米大統領はSNSやインタビューを通じて、イランとの戦争が終結に向かっているとする極めて楽観的な見解を相次いで表明しました。トランプ氏の主張によれば、ホルムズ海峡の封鎖状況は解消され、イランは二度と海峡を閉鎖しないことに同意したといいます。また、イランが核開発の永久停止を含む米国の要求のほぼすべてを受け入れ、早ければこの週末にも最終合意に至る可能性があると述べています。トランプ氏は、パキスタン側の要請を受けて2週間の停戦に合意したとしつつも、合意が完全に完了するまではイランの港への海上封鎖を継続する方針を示しました。

さらにトランプ氏は、中国の習近平国家主席が海峡の再開を喜んでおり、中国がイランへの武器支援を行わないことにも同意したと主張しました。NATOについては、必要な時に役に立たない「紙の虎」であると一蹴し、海峡再開後の支援の申し出を拒絶したと述べています。こうした発言を受けて、米国の株式市場は急騰し、原油先物価格は大幅に下落しました。トランプ氏の狙いは、こうした市場の操作にあったと考えられます。しかし、元CIAアナリストのラリー・ジョンソン氏は、これらの中身は事実に基づかない「空想」であると厳しく指摘しています。

実際には、イラン側はトランプ氏の主張を強く否定しています。イラン外務省の報道官は、濃縮ウランをいかなる状況下でも国外に搬出することはないと明言しました。トランプ氏は「ショベルカーを持ち込んでウランを回収する」といった安易な見通しを語っていますが、交渉の現実はそれとは大きくかけ離れています。また、ホルムズ海峡についても、イラン側は米国やイスラエルに関連しない商船の通行のみを許可しており、依然として革命防衛隊による厳格な管理下にあります。軍艦のペルシャ湾進入も認めておらず、海峡の状況が完全に解決したというトランプ氏の説明は事実に反しています。

ジョンソン氏は、トランプ氏が勝利を宣言して早期撤退を正当化しようとしているのか、あるいは合意間近であるという偽の期待を抱かせた上で、交渉決裂をイランのせいにして4月末に新たな攻撃を命じるための口実を作っているのか、そのどちらかであると分析しています。米軍機が依然として中東地域に流入し続けている現状を鑑みると、後者の可能性が懸念されます。イラン側は、制裁の解除と凍結資産の解放を求める10項目の要求を一切崩しておらず、状況は依然として予断を許しません。イスラエルが沈黙を守り、停戦が維持されるかどうかが、今後の大きな焦点となります。

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