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2026-04-27

イラン戦費、予算計上これから

Cost of Iran War Not Included in Pentagon's $1.5 Trillion Budget Request - News From Antiwar.com [LINK]

【海外記事より】アメリカの国防総省の予算担当官によれば、トランプ大統領が要求した1.5兆ドルという巨額の2027年度国防予算案には、現在のアメリカとイランとの戦争に要する費用が含まれていないことが明らかになりました。国防総省の最高財務責任者代理を務めるジュールズ・ハースト3世氏は、4月21日の記者会見において、今回の予算案は正直なところイランとの紛争が始まる前に策定されたものであると述べています。今年度の1兆ドルという予算から約50%も増加し、過去最大規模となった今回の予算案ですが、トランプ政権はさらに追加の軍事支出を議会に求める方針です。これは、イランとの戦争によって枯渇した兵器の補充や、その他の軍事作戦に関連する費用を補填するためだとされています。

当初の報道では、政府は戦争費用として2000億ドルの追加予算を要求する計画であると伝えられていました。しかし、その後の検討により、この金額は800億ドルから1000億ドル程度に下方修正される可能性があるとのことです。ホワイトハウスの行政管理予算局のラッセル・ヴォート局長は、先週の時点で議員らに対し、現段階では具体的な見積額を提示できる状況にはないと説明しています。一方で、保守的な最小見積もりを用いたイラン戦争の費用追跡データによれば、2026年2月28日にアメリカとイスラエルによる対イラン戦争が開始されて以来、すでにアメリカは600億ドル以上の費用を投じていることが示されています。

特に開戦直後の動きは激しく、最初のわずか6日間だけで、弾薬などの軍需品に費やされた金額は113億ドルに達したと報告されています。このように、当初の予算枠を大幅に超える支出が現実のものとなっており、今後のアメリカの財政運営に大きな影響を与える可能性があります。今回の大規模な予算要求は、既存の軍事力を維持するだけでなく、進行中の紛争に対応するための追加措置が不可欠であることを浮き彫りにしています。ホワイトハウスは、消耗した軍備を立て直し、軍事作戦を継続するために必要な資金を確保すべく、間もなく議会に対して補正予算案を提出する見通しです。

この記事を執筆したデイブ・デキャンプ氏は、アンチウォー・ドットコムのニュースエディターとして、アメリカの軍事政策や国際紛争の動向を専門に追っています。彼が指摘するように、公式に示された1.5兆ドルという数字はあくまでも基礎的な予算に過ぎず、実際の戦争継続にはさらなる巨額の公金が投入されることになります。世界最大級の国防予算を誇るアメリカであっても、不測の事態として始まったイランとの戦いは、その予算編成の前提を根底から書き換える事態を招いています。今後の議会での審議において、この追加の軍事支出がどのように扱われるのか、そして実際にどれほどの規模に膨らむのかが注視されています。

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