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2026-04-27

トランプ氏、狂気の戦略

Trump Reposts the Homicidal Fantasy of a Bush Neocon - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

【海外記事より】トランプ大統領が、イランとの戦争を終結させるための手段として、ブッシュ政権時代の新保守主義者(ネオコン)であるマーク・ティーセン氏の過激な提案を引用し、物議を醸しています。ティーセン氏は、イラン内部に交渉派と反対派の2つの派閥があるならば、交渉に応じない側を殺害すればよいという、殺人をも厭わない解決策を提示しました。同氏はワシントン・ポスト紙への寄稿などを通じ、イラン指導部への爆撃再開や殺害を主張しており、トランプ氏もこれに同調する動きを見せています。

ティーセン氏は、ブッシュ元大統領やラムズフェルド元国防長官のスピーチライターを務めた経歴を持つ人物です。同氏が所属するアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)は、イスラエルを擁護し、世界各地での戦争を積極的に提唱することで知られるシンクタンクです。また、同氏はかつて水責めなどの拷問を正当化する主張を展開したこともあり、国際法や人道的な規範よりも、武力による抑圧を優先する傾向が強いとされています。今回の提案も、外交的な駆け引きというよりは、特定の指導者を暗殺することでイランを屈服させようとする極めて暴力的な発想に基づいています。

こうした主張の背景には、イランをリビアのような破綻国家に追い込もうとする意図が見え隠れします。ティーセン氏やマーク・レヴィン氏といった強硬派は、イランの核の脅威を強調し、米軍による地上介入やウランの確保を求めています。しかし、専門家の指摘によれば、イランの指導者を数人殺害したところで、すぐに新たな指導者が現れるだけであり、こうした暗殺キャンペーンが実質的な勝利をもたらす可能性は低いのが現実です。また、トランプ政権側は「イランの軍事力はすでに壊滅した」という心理的なナラティブ(物語)を広めていますが、客観的な証拠は乏しい状況にあります。

トランプ氏はこれまでも、イランの文明そのものを消し去るような過激な発言を繰り返してきましたが、今回のティーセン氏の提案を肯定的に引用したことは、同政権の外交方針が一段と危険な方向に傾いていることを示唆しています。実際にはイランが降伏する気配は見えず、戦況は泥沼化していますが、トランプ氏は虚偽の勝利宣言を行って関心を他国へ転じようとしているとの見方もあります。平和的な解決を模索するのではなく、暗殺や大量殺戮を視野に入れた「狂気」とも取れる戦略が、アメリカの外交政策の表面に現れ始めていることに、強い警戒が集まっています。

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