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2026-04-26

通貨を破壊したFRB

Peter Schiff: The Fed Destroyed Sound Money | SchiffGold [LINK]

【海外記事より】著名な経済評論家ピーター・シフ氏は自身のポッドキャストで、米連邦準備理事会(FRB)の歴史的背景と、同機関が本来の使命を逸脱して健全な通貨制度を破壊してきた過程を解説しました。折しも、ケビン・ウォーシュ氏の次期FRB議長就任に向けた公聴会が行われる中、シフ氏はFRBが1913年に設立された比較的新しい機関であり、それ以前のアメリカには中央銀行が存在しない期間があったことを改めて指摘しています。

シフ氏によれば、FRBは政府機関ではなく、法的には民間の銀行シンジケートとして設立されました。その証拠として、政府機関からの郵便物には切手が必要ないのに対し、FRBからの手紙には切手が貼られているという具体的なエピソードを紹介し、政府から独立した存在であることを強調しています。設立当初、連邦準備券(ドル紙幣)は40%の金による裏付けが必要でしたが、現在の紙幣は何の裏付けも持たない「低品質な通貨」に成り下がっていると批判しています。

また、FRB設立の口実となった「弾力的な貨幣供給」という概念についても、シフ氏は鋭く切り込んでいます。本来、弾力性とは景気サイクルに合わせて通貨量を拡大・縮小させることを意味しますが、現実のFRBは通貨を拡大させる一方であり、それが政府の赤字支出やウォール街を支える道具になっていると述べています。これは、本来の目的であった通貨の安定とは真逆の行為であり、国民の犠牲の上に成り立つ不健全なシステムであるという主張です。

最後に、FRBが掲げる「物価の安定」という目標の欺瞞を指摘しています。FRBは年2%の物価上昇を安定と定義していますが、シフ氏は「安定」という言葉の本来の意味は「不変」や「定常」であるべきだと説いています。毎年価格が上がり続ける状態を安定と呼ぶのは言葉の再定義に過ぎず、インフレを常態化させているだけだという見解です。ウォーシュ氏が公聴会で述べた「誰も話題にしない程度の上昇なら問題ない」という姿勢に対し、シフ氏は本来の健全な通貨のあり方を見失っていると警鐘を鳴らしています。

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