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2026-04-25

真の独立性誓う

Warsh Vows a Leaner, “Strictly Independent” Fed as Gold Brushes $4,800 | SchiffGold [LINK]

【海外記事より】連邦準備理事会(FRB)の次期議長に指名されたケビン・ウォーシュ氏は、上院の指名承認公聴会において、世界で最も影響力のある中央銀行のあり方を根本的に見直す意向を表明しました。トランプ大統領の支持を受けるウォーシュ氏は、雇用最大化と物価安定という任務を遂行するためには、FRBが真の独立性を再確立することが不可欠であると強調しました。同氏が法案提出者らに対して証言を行う中、市場では安定を求める投資家の動きが加速し、金スポット価格は1オンスあたり4,796ドルという史上最高値を記録しました。これは、既存の法定通貨に対する人々の信頼が揺らいでいることを象徴する出来事となっています。

ウォーシュ氏は、物価安定の責任はFRBではなく議会にあるとする考えを述べつつ、「インフレはFRBの選択の結果である」というミルトン・フリードマンの言葉を引用しました。同氏は、FRBが進むべき道として3つの指針を提示しています。まず、任務を定義するのは議会であること。次に、FRBの自律性は金融政策の実行においてのみ最大化されること。そして最後に、中央銀行は「自らの領分を越えてはならない」ということです。これは、近年のバランスシートの肥大化や、危機対応を名目とした即興的な政策が、現在の根強いインフレを招いたという批判を念頭に置いた、鋭い反論となっています。

公聴会では、大統領による金利への介入が独立性を損なうのではないかという懸念も示されましたが、ウォーシュ氏はこれを否定しました。選出された公職者による発言が独立性を脅かすのではなく、独立性を守り抜けるかどうかはあくまでFRB自身の規律にかかっていると主張したのです。かつての金融危機の際、FRBは不可欠な役割を果たしましたが、同時に経済や社会において過度に大きな役割を演じようとする誘惑に駆られたことも認めました。市場関係者は、同氏がこうした誘惑に抗い、10兆ドル規模に膨れ上がったバランスシートを縮小させ、ドルの購買力を回復させることに期待を寄せています。

ウォーシュ氏が掲げる「厳格で熟慮に基づいた、曇りのない意思決定」が、長年にわたる過剰な流動性供給の歴史を塗り替えられるかは、まだ未知数です。しかし、憲法と連邦準備法、そしてFRBの最良の伝統に忠実であるという同氏の誓約は、明確な転換点を示しています。もし次期議長がこの約束を果たせば、アメリカ国民は本来の役割に専念する中央銀行の姿を目にすることになるでしょう。一方で、金価格が最高値を更新し続けている現状は、中途半端な改革ではもはや市場の信頼を取り戻せないという、厳しい警告であるともこの記事は指摘しています。

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