Donald Trump Goes to War - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]
【海外記事より】トランプ米大統領の政治手法や軍事への執着は、アメリカという共和国にとって大きな転換点になる可能性を秘めています。かつてカエサルがルビコン川を渡った際、自らの野心のために既存の政治支配を無視したように、トランプ氏もまた、自らの直感や感情を優先し、国際法や憲法、市民の権利を軽視する姿勢を見せています。軍事介入や戦争に引き寄せられる同氏の姿勢は、第2次世界大戦後で最大となる1.5兆ドルの軍事予算にも現れています。
皮肉なことに、トランプ氏はかつてベトナム戦争を回避した経歴があり、自身だけでなく一族の4世代にわたって兵役の経験者は一人もいません。それにもかかわらず、同氏は米国の安全を直接脅かさない遠く離れた国々に若者を送り込むことに執着しているように見えます。イランとの戦いについても、犠牲者が出ることを当然のこととして語っています。また、自身の名前を冠した「トランプ級戦艦」の建造を急がせるために海軍長官を解任しました。2028年までの完成を目指すこの巨大戦艦は、1隻で1700億ドルという膨大な予算が投じられる計画ですが、現代のミサイル戦においては脆弱で、非効率なものになるという批判が根強くあります。
平和を唱えて当選した同氏ですが、実際にはロシア・ウクライナ間の戦闘を煽り、ガザやヨルダン川西岸での惨事に対して資金や政治的な後ろ盾を提供しています。さらに、イランやレバノンへの関与、中東やカリブ海など複数の地域での紛争も続いています。一方で、カナダやグリーンランドを米国の州に加えるといった野心的な発言も繰り返されています。これらは平和をもたらすための行動というより、他国の主権や国際的な秩序を破壊する行為に映ります。
同氏はまた、自身をノーベル平和賞の候補と見なすだけでなく、軍人としての功績を称える米国の最高位である名誉勲章を自らに授与することさえ検討しているようです。1期目のイラク訪問時に暗い滑走路に着陸したことを「勇敢な行為」として挙げていますが、これは本来の受章基準とは大きくかけ離れています。かつてのカエサルが独裁者へと至った歴史をなぞるかのように、法やルールを無視して個人の感情で国を動かそうとする現在の姿勢は、アメリカのみならず世界全体にとって極めて不安定な要素となっていると言えるでしょう。
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