Why Iran war is the surest sign that the US is in decline | South China Morning Post [LINK]
【海外記事より】アメリカが展開する対イラン軍事作戦は、中国の識者や官営メディアの間で、ワシントンによる無敵の覇権が崩壊しつつある決定的な証拠であるとの見方を強めています。人民日報は最近の論評において、かつては国際的なルールの構築者として振る舞っていたアメリカが、今や自国の利益のみを追求する捕食的な覇権国家へと変貌したと厳しく批判しました。この記事によれば、冷戦後のアメリカは表面上こそ責任ある国際社会の一員を装ってきましたが、現在ではその仮面を脱ぎ捨て、自らの支配を維持するために野蛮な弱肉強食の論理に頼る「ルールの破壊者」に成り下がったと指摘されています。
こうした見方は中国国内の多くの専門家に共有されており、アメリカの無謀な行動が同盟国を遠ざけ、国際的な信頼を失墜させているとの分析が相次いでいます。ハーバード大学のスティーヴン・ウォルト教授も、アメリカがその地位を悪用して他国に経済的譲歩を強いる戦略をとっていると批判していますが、中国のような競争相手が存在する多極化した世界では、各国がアメリカへの依存を減らす選択肢を持つため、こうした強硬策はもはや通用しにくくなっています。特にトランプ政権の復帰以降、パナマやベネズエラに対する強圧的な介入や、2月に始まったイスラエルとの共同によるイラン攻撃は、世界に深刻な不安定感をもたらしました。
イランとの戦争は当初の目的に反して泥沼化し、アメリカにとって多大なコストを強いる膠着状態に陥っています。イラン側によるホルムズ海峡での非対称な抵抗策は、世界のエネルギー価格を急騰させ、アメリカ国内でも国民の不満を増大させています。中国の専門家たちは、NATOの主要な同盟国がこの軍事行動への支持を拒否していることや、戦場での苦戦、そして高騰する戦費をアメリカの衰退を示す具体的な兆候として挙げています。かつては鉄の盾と見なされていた中東の米軍基地が、今では報復の標的となっており、湾岸諸国の間ではアメリカの安全保障に依存することが自国の首を絞めることになりかねないという疑念が広がっています。
ワシントンが戦略的資源や貿易ルートの支配を狙って始めたこの戦争は、結果として同盟関係を歪め、支配的な大国としての信頼を根本から揺るがすことになりました。中国の学術機関の分析によれば、今回の軍事作戦は民主的な監視を欠いたまま決定されており、アメリカ国内のシステム上の機能不全を露呈させるとともに、国民の離反を招いています。かつての超大国としての地位がかつてない危機に瀕しているというのが、現在の中国側による一貫した評価です。このように、イラン情勢を巡る一連の混乱は、単なる局地的な紛争に留まらず、アメリカを中心とした世界秩序の終焉を予感させる出来事として捉えられています。
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