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2026-04-19

中国も注目、イランの安価ミサイル

Lesson for China? Iran’s low-cost 358 missile takes out million-dollar US assets | South China Morning Post [LINK]

【海外記事より】現在進行中の米国・イスラエルによる対イラン戦争において、イランが開発した低コストの迎撃兵器「ミサイル358」が、米国の高額な無人機を次々と撃墜し、中国をはじめとする世界中の軍事関係者から注目を集めています。通称「ドローン・キラー」とも呼ばれるこの兵器は、重量約50キログラムで、マイクロターボジェットエンジンを搭載した「徘徊型」の迎撃ミサイルです。時速マッハ0.6という、従来の対空ミサイルと比較して極めて低速なため、ジェット戦闘機の迎撃には不向きですが、中高度・長時間滞空型の無人機に対しては極めて有効な「隠れた矢」となります。

中国の軍事専門家は、この兵器の最大の利点はその圧倒的なコストパフォーマンスにあると分析しています。米空軍の無人機「MQ-9 リーパー」が1機あたり数千万ドル(数十億円)するのに対し、イランのミサイル358は1ユニットあたり3万ドルから9万ドル程度と推定されています。実際に、2月末から4月上旬にかけて米空軍はイランで24機のリーパーを失い、その損失額は7億2000万ドルに達したと報じられています。これに対し、イラン側は極めて安価な兵器でこれに対抗しており、まさに「安価な武器が高価な兵器を消耗させる」という非対称戦争の典型的な成功例となっています。

このミサイルは単に安いだけでなく、技術的にも理にかなっています。小型エンジンは赤外線の放出が少ないため、最新鋭の無人機のセンサーでも検知が難しく、隠密性に優れています。また、最大で60分間も空中を徘徊できるため、敵の無人機の侵入ルート付近で待ち伏せをし、一度攻撃に失敗しても再び旋回して標的を狙うことが可能です。こうした「執拗な追跡」が、低速ながらも確実な撃墜を可能にしています。

中国はこのイランの成功を重要な教訓として捉えており、自国の防衛産業においても、こうした大量生産が可能で低コストな「消耗戦用兵器」の開発を加速させています。すでにイラン製の自爆ドローンを参考にした、より安価な同等品の開発も進んでおり、今後の現代戦においては、高機能な高額兵器だけでなく、コストを極限まで抑えた大量の自律型兵器が戦場の主役となっていく可能性をこの記事は示唆しています。

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