The Original Austrians: A Digital Library of the Austrian School of Economics (Mises.at) [LINK]
【海外記事より】思想団体であるプロパティ・アンド・フリーダム・ソサエティ(The Property and Freedom Society)のウェブサイトに掲載された記事をご紹介します。オーストリア学派経済学の思想家や著作を体系的に集約したデジタル図書館「The Original Austrians」が、Mises.at(ミーゼス・オーストリア)において公開されています。このプロジェクトは、同団体の長年のメンバーであるラヒム・タギザデガン氏が設立したscholarium.atによって公開されたもので、オーストリア学派やオーストロ・リバタリアニズムの知見を集める他のオンラインリソースを補完するコレクションとなっています。
このデジタルアーカイブには、オーストリア学派に関する膨大で有用な資料がいくつかの項目に整理されて収録されています。「思想家」の項目では、起源および古典的オーストリア学派である第1世代・第2世代から、戦後の復興と新オーストリア学派にあたる第5世代まで、全5世代にわたって思想家が分類されています。
また、「系譜」の項目では、5世代にわたる師弟関係やサークル、同僚としてのつながりといった学派の系統が視覚的に図解されています。さらに「場所」の項目では、中心地であったウィーンや発祥の地となったレンベルク、ブリュンをはじめ、ジュネーブ、ロンドン、ニューヨーク、オーバーンといった伝統を継承・展開させていった拠点など、オーストリア学派が思索や教育を行い、移住していった計61箇所の地域が記録されています。
「著作」の項目には、同分野に関する879冊の書籍と、1838編のエッセイ、書評、講義録を含む、合計2717タイトルの著作情報が網羅されています。オーストリア学派の歴史と思想の広がりを一望できるデータベースとして整備されています。