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インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...
2026-06-05
公約を守れない理由
米エネルギー支配の終わり
米国株に下落リスク
法定通貨から金へ
「非愛国的」とトランプ氏
共和党、大敗へ
執着が招く悪夢
【海外動画より】米国による対イラン政策の失敗と、それが世界経済にもたらす深刻な危機について、ジャーナリストのクリス・ヘッジズ氏が独自の論考を通じて詳細に分析しています。ヘッジズ氏は、現在のトランプ政権によるイランへの軍事介入が、かつてのベトナムやアフガニスタン、イラクでの失敗と同様に、敵対国の過小評価と帝国の権力限界に対する誤認に基づいていると指摘しています。開戦後、イラン側から提示された和平案は、米軍の地域からの撤退や制裁の解除、凍結資産の返還などを求める実質的な降伏勧告であり、米国やイスラエルにとって受け入れがたい屈辱でした。結果としてイスラエルによるレバノンへの大規模な空爆をはじめとする軍事行動の応酬が続き、和平への道は遠のいています。
イランは世界の原油と液化天然ガスの約20%が通過するホルムズ海峡の封鎖を維持しており、これにより世界経済に深刻な打撃を与え続けています。国際連合や世界銀行のデータによると、窒素肥料の価格急騰による食料コストの上昇や、半導体製造に不可欠な原材料の不足が世界的な製造業の停滞を招いています。特に日本は原油輸入の約95%をペルシャ湾に依存しているため、2度にわたり戦略石油備蓄を取り崩す事態に追い込まれました。アジアやアフリカの国々では、燃料不足や物価高騰によって何百万人もの人々が深刻な貧困に陥るリスクに直面しています。
米国自身はエネルギーの純輸出国であるため、国際的なショックからは比較的隔離されているものの、国内のガソリンや軽油の価格は40%以上も上昇しています。トランプ大統領はSNS上で強硬な発言を繰り返し、軍事力による敵の壊滅を主張していますが、現実の戦況での進展は見られません。開戦初期にイランの最高指導者などの要人が暗殺されたものの、イランの新たな指導部はより強硬な姿勢を示しており、海峡を通過するタンカーから中国人民元での支払いを徴収するなど、ドル覇権への挑戦を強めています。
米国政府は地域へのさらなる兵力増強を進めており、数千人規模の海兵隊や最新鋭戦闘機、さらには追加の陸軍部隊の派遣を検討しています。しかし、イランの主要な石油ターミナルへの地上攻撃などを強行すれば、世界経済に壊滅的な衝撃を与えることは必至です。ヘッジズ氏は、敗北を認めない政府の執着が世界を大恐慌へと押し進めており、帝国の衰退とともに多くの罪のない人々がその犠牲になっている現状を強く批判しています。
Trump’s Iranian Nightmare - YouTube
欧州に報復も
AIバブルの崩壊近い
半導体戦争、米は勝てず
【海外動画より】米国と中国の経済戦や先端技術をめぐる対立、そして世界的な金融市場の構造変化について、金融アナリストのショーン・フー氏が独自の視点から現在の状況を詳しく解説しています。フー氏は、中国による米国債の売却が象徴するように、中国側が米ドルの経済圏から実質的に離脱しつつある現状を指摘しています。直近の1ヶ月だけでも中国は約400億ドル規模の米国債を売却しており、もはや米国経済と過度に緊密な関係を維持する利点を見出していません。米国は紛争などを通じて中国への原油供給を制約し、経済的な包囲網を築こうと試みていますが、中国の電力の大部分は石炭や再生可能エネルギーで賄われているため、その打撃は限定的です。
また、エネルギー市場の緊迫化は米国自身にも深刻な反動をもたらしています。原油価格の高騰によって大手石油企業は莫大な利益を上げているものの、米国内のインフレ率は2.4%から3.8%へと急上昇しており、一般市民の生活コストを圧迫しています。金利の高止まりやエネルギーコストの上昇は、トランプ政権が主導する人工知能エコノミーやデータセンター建設のバブルを維持することを困難にしています。トランプ大統領の外交をめぐる一貫性のない発言は市場の混乱を招いており、債務の膨張が続く米国経済の脆弱性を一段と高める結果となっています。
さらに、ハイテク分野における半導体戦争も米国の意図とは異なる展開を見せています。米国が中国のIT大手を排除しようと半導体の供給を遮断した結果、中国側は独自の技術革新を余儀なくされました。最近ではファーウェイが2031年までに最先端の半導体製造を可能にする技術的なブレイクスルーを発表しており、米国や台湾の主要企業に対抗できる能力を着実に構築しています。圧力をかけることで逆に中国国内の自給自足と技術的な自立を急速に促してしまい、米国主導のテクノロジー包囲網の限界が浮き彫りになりました。
このような地政学的な激変期において、個人が資産を防衛し成長させることは極めて難しくなっています。あらゆる市場がバブル的な高水準にある中、特定の資産に資金を集中させることは非常にリスクが高いため、フー氏は現物の金や人民元建て資産、国際株式などへの多角的な分散投資の重要性を説いています。将来的な原油や肥料の供給不足がもたらすインフレリスクに備え、一強体制が揺らぐドルの信用に依存しない実物資産をポートフォリオに組み込むことが、長期的な富の保全において不可欠な戦略となっています。
Sean Foo: Chip War Escalates, China Sells U.S. Treasuries & the AI Bubble Begins to Crack - YouTube
2026-06-04
投資、3つの鉄則
大恐慌の前夜
衰える米、成長するアジア
貴金属、インフレで価値高まる
解決策はデジタル金
金融市場は過熱の急騰
戦争権限決議を下院可決
金融危機と資産防衛
戦争とマネーの力
ドルがリセットされる日
武器化が招いたドル離れ
差し押さえが裏目に
中国、平和と繁栄への道
金銀、大幅高の兆し
イラン、核リスク高まる
2026-06-03
危機は後から襲う
異常な軍統合
銅が戦略物資に
現物資産で富を保全
【海外動画より】米国の金保有と通貨制度の根幹を揺るがす奇妙な出来事が関心を集めています。貴金属ディーラー、ITMトレーディングのチーフアナリストであるテイラー・ケニー氏は、元中央情報局(CIA)高官の自宅から4000万ドル相当の金塊が見つかり逮捕された事件や、トランプ大統領のフォートノックス(連邦金塊保管所)への監査要求を取り上げ、浮き彫りになった米国の金にまつわる問題を指摘しました。
ケニー氏は、米財務省のバランスシートにおける金の評価額が、1973年に設定された1オンスあたり42.22ドルという、実勢価格から乖離した極端に低い価格のまま据え置かれている矛盾を突いています。すべて存在すると仮定して現在の価格で再評価すれば、その価値は60億ドルから5000億ドルへと跳ね上がります。なぜ政府がこれほどの資産を過小評価したままにしているのか。同氏は、数字を更新した瞬間に金が再び通貨制度の中心に返り咲き、紙切れの信用に依存する米ドルの存在基盤への脅威となるためだと説明します。
歴史を振り返ると、政府による金の再評価は富の移動を伴ってきました。1934年、ルーズベルト大統領は財政を良く見せるため、金を35ドルに引き上げました。この際、事前に国民から金を強制的に回収する大統領令を発動し、金の価値が高まる恩恵が国民に渡らないようにしました。また1971年にニクソン大統領がドルと金の交換を停止した際も、世界中の国々がドル紙幣だけを取り残され、その後10年間でドルの購買力は半減しました。どちらの歴史的局面でも、発表を待たずに現物資産へ資金を移していた人々だけが富を守ることに成功しています。
現在、世界の中央銀行は過去5年間で最大規模の金購入を進めています。ケニー氏は、これは通貨当局が将来のドル信用の崩壊を見据え、次のシステムへの移行に備えて現物を手元に確保しようとしている証拠だと分析します。40兆ドルの連邦債務を抱え国債の需要が減退する中で、証券化された約束手形ではなく、自らの手で管理できる物理的な現物資産としての金を持つことこそが、今後訪れる危機から自らの購買力を守る手段であると述べました。
America’s Gold Problem Just Got Harder to Ignore - YouTube
米イランの応酬激化
危うい軍情報共有
暗殺未遂事件の謎
イスラエル支援停止を
FRBとインフレ税
金銀、価格調整は終盤に
2026-06-02
健全な金銭感覚を養う法
巨大IPOで揺らぐ市場
対話拒絶の破局リスク
イラン戦争、3つのシナリオ
イスラエルと直接対決も
元がドルに置き換わる日
石油危機で世界経済は?
原油不足から景気後退へ
金2万ドルのシナリオ
【海外動画より】アメリカの金融マクロアナリストであり、リサーチ会社「FFTT」の創設者であるルーク・グローメン氏は、現在の異常な市場環境と米国債市場が直面している本質的な危機について分析しています。足元ではS&P500が最高値を更新し、米ドルも堅調を維持する一方で、金相場は足踏みを続けており、多くの投資家を混乱させています。グローメン氏は、米国の景気自体は富裕層の株高に支えられた典型的なK字型の消費構造や、テクノロジー主導の国内回帰投資によって一見堅調に見えるものの、雇用創出ペースの鈍化や財政赤字の拡大など、水面下で深刻な歪みが進行していると指摘します。
同氏が最も警戒しているのは、原油価格の高騰が引き起こす「第2段階の影響」です。米国自体はエネルギー自給率が高いものの、原油価格の上昇に耐えかねた新興国などの石油輸入国が、外貨(食品やエネルギーの購入資金)を確保するために米国債を急速に売却する動きを強めています。国債の大量売却に伴い、米10年債利回りは防衛ラインとされていた4.4%を突破して上昇を続けています。現在の米国政府は、社会保障費と利払い費だけで税収の100%近くを消費する深刻な財政難に陥っており、1980年代のような低債務の時代とは異なり、金利の上昇を許容する余力がありません。利回りの上昇は、経済の2分の3を占める住宅や消費者サイクルを直撃して税収を減らし、さらなる赤字補填のための国債増発を招くという「債務の死の螺旋」へ突入する危険性を孕んでいます。
こうした財政破綻を防ぐための究極の選択肢として、グローメン氏は「金(ゴールド)の武器化」に言及しています。トランプ大統領がフォートノックスの金準備の監査を示唆している背景には、政府への信頼を回復させ、長期金利の上昇を抑え込むための「金本位制型国債(ゴールドバック債)」の発行を見据えた戦略があるとの見方を示しました。ただし、これを実現するには現在の金価格を1オンスあたり5000ドルから2万ドルといった高値圏まで大幅に引き上げることが大前提となります。もし金を裏付けとした新たな債務管理への移行が始まれば、1971年のニクソンショック以前の通貨体制への回帰を意味することになり、金価格の大幅な是正と金利引き下げを同時に達成するための、政府による計画的なリセット戦略の一部である可能性が極めて高いと結論付けられています。
対話再開か、全面衝突か
【海外動画より】アメリカの著名な音声番組配信者であるマリオ・ナウファル氏の番組において、元陸軍特殊部隊員で政治評論家のジョー・ケント氏を交え、イランがすべての和平交渉を即座に停止したという衝撃的な最新ニュースとその背景について議論が行われました。今回の交渉決裂の直接的な原因は、イスラエル軍によるレバノンでの軍事作戦の拡大と、首都ベイルートへの空爆計画の浮上です。イランは以前から、アメリカとの和平合意の条件としてレバノンにおける停戦を不可欠な要素として要求していました。しかし、イスラエルがその防衛ラインを超えて侵攻を続け、さらにベイルートへの攻撃に踏み切る姿勢を見せたことで、イラン側は「停戦合意への重大な違反」とみなし、即座に交渉のテーブルから席を立つ決断を下しました。
この事態を受けて、ナウファル氏はイスラエルがアメリカのトランプ政権の意向を無視して単独で暴走し、中東の和平プロセス全体を台無しにしているのではないかという懸念を表明しました。これに対しケント氏は、アメリカがこの地域で「レフェリー」の役割を演じようとすること自体の限界を指摘します。イスラエルとレバノンの紛争は歴史的に複雑な背景を持っており、アメリカが介入を続けることによって、かえってイランに対してペルシャ湾のホルムズ海峡の封鎖やバブ・エル・マンデブ海峡の閉鎖といった強力な外交的・軍事的なレバレッジ(交渉の材料)を与えてしまっていると論じました。同氏は、アメリカ軍がその場に留まり続ける限り泥沼から抜け出せないため、一度すべての軍隊を撤退させ、より外交的なアプローチに切り替えるべきだという持論を展開しました。
一方で、最新の報道や現地情勢の分析からは、今回のイスラエルの動きがトランプ政権による暗黙の承認、あるいはイランに対する交渉上の強い圧力をかけるための戦略的な一手である可能性も浮上しています。イスラエル国内の報道によると、ネタニヤフ首相はアメリカ側からのこれまでの反対を押し切る形でベイルート空爆の軍事計画を精査しており、トランプ政権側も一時的な作戦拡大に対して以前より柔軟な姿勢を示しているとされています。イランが交渉停止を宣言した直後、イラク領海を航行中のパナマ船籍のタンカーで大規模な爆発が発生するなど、ペルシャ湾周辺の軍事的な緊張は再び最高潮に達しています。トランプ政権がイスラエルの軍事行動を制御しつつ、イランを再び対話の席に戻すことができるのか、それとも制御不能な全面衝突へと発展するのか、重大な局面を迎えています。
BREAKING: IRAN QUITS ALL PEACE TALKS EFFECTIVE IMMEDIATELY - w/ Joe Kent - YouTube
2026-06-01
戦争リスク高まる
【海外動画より】アメリカの著名な経済予測家であるマーティン・アームストロング氏は、同氏が開発したコンピューターの予測モデルに基づき、6月以降、地政学的な緊張と戦争のリスクが急速に高まり、それが世界の金融システムや市場に破壊的な影響を及ぼす可能性について警告しています。アームストロング氏の分析によると、今回の危機の最大の引き金は戦争であり、すでにヨーロッパでは米国からの戦略的自立を目指す動きが加速しています。フランスのマクロン大統領はヨーロッパ独自の核の傘を提唱し、資源大国であるロシアへの対抗姿勢を強める一方で、中国による台湾侵攻を事実上容認するような外交的シグナルを送ったと同氏は指摘します。これにより、アジアや東ヨーロッパを含む複数の地域で武力衝突のリスクが一段と高まっており、遅くとも8月から9月にかけて最初の大規模な緊迫局面を迎える予測が示されました。
このような地政学的リスクの激化は、世界の債券市場や金利、さらには国家債務のあり方を根底から変えることになります。アームストロング氏は、戦争が勃発すれば金利は必然的に上昇し、伝統的な安全資産とされてきた政府の国債、いわゆるソブリン債の格付けや信頼性が著しく低下すると主張します。同氏は、敗北した側の国債が戦後に無価値となる歴史的先例を挙げ、債務リスクが深刻化する環境下では、投資家は「どの国が生き残るか」を厳格に見極める必要があると説きます。現在の米国株が最高値を更新し続けている現象についても、市場の崩壊ではなく、「政府(公的部門)への不信感から民間部門の資産へ資本が逃避している現象」であると解説し、伝統的な金融緩和とは全く異なる論理で動いている現状を明らかにしました。
さらに、この地政学的危機は中東の債務危機という形で世界にさらなる連鎖的衝撃を与える恐れがあります。イランがイスラエルだけでなく、新たな金融のハブとして急速に発展していたドバイなど湾岸諸国に対して無人機やミサイル攻撃を行っている背景には、これら地域のインフラや石油精製施設、金融システムを麻痺させる狙いがあります。湾岸諸国がホルムズ海峡の封鎖や施設の破壊によって原油の輸出能力を失えば、莫大な国家債務がデフォルト(債務不履行)に陥る事態となり、世界的な金融破綻の連鎖を引き起こしかねません。こうした環境下で、各国政府は資本の流出を防ぐために現金へのアクセス制限やデジタル通貨への移行といった統制を強めるため、富裕層や機関投資家は既存の通貨制度から離脱し、究極の防衛策として金や銀などの物理的な貴金属に資産を退避させる動きをより一層強めるだろうと結論付けられています。
1 MIN AGO- “You Better Start Preparing Yourself “– Martin Armstrong - YouTube
すでに景気後退か
【海外動画より】アメリカの金融・経済動向を分析する「ユーロダラー・ユニバーシティ」の創設者であるジェフ・スナイダー氏は、最新の経済データをもとに、米国経済がすでに後退局面に入っている可能性について議論を展開しています。経済分析局(BEA)が発表した最新のデータによると、4月の個人所得の伸び率は名目ベースで0%となり、過去6か月から8か月にわたって所得の伸びが減速していることが明らかになりました。これは、全米経済研究所(NBER)が景気循環を判定する際に最も重視する民間部門の収入データであり、雇用統計を扱う労働統計局(BLS)とは別の視点から、米国経済が昨年後半、具体的には2025年10月頃にすでに景気のピークを迎えていたことを示唆しています。
スナイダー氏と共に番組に出演した経済アナリストのシステム・マクロ代表のスティーブ・バンミーター氏は、現在の米国経済を典型的な「K字型経済」と評しています。一部の層は株価の上昇や高額なボーナスを背景に消費を続けている一方で、大部分の一般国民は物価上昇と労働時間の減少に直面し、すでに景気後退の渦中にあります。4月の個人貯蓄率は2.6%にまで低下し、これは物価が急騰していた2022年以来の低水準となりました。これまで国民は確定申告による税金の還付金や貯蓄を取り崩すことで消費を維持してきましたが、貯蓄が限界に達したことで、ウォルマートなどの小売業でもガソリン代の節約や、ホームデポ、ロウズといった大手での消費抑制が顕著になっています。これは、エネルギーショックが購買力の低い層から順に打撃を与え、経済全体を逼迫させている典型的な初期の兆候です。
中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)や各国の金融当局の対応についても深刻な懸念が示されました。債券市場の動きを見ると、これまで利上げを想定していた市場の予測は一転し、景気の悪化に伴う利下げへの圧力が高まっています。実際に、最もタカ派的な姿勢を見せていたイングランド銀行のアンドリュー・ベイリー総裁が、景気の急激な悪化を受けて「一定のインフレを容認する」という極めて異例の発言を行いました。これは、中央銀行がインフレ予測を誤り、実態は失業率の上昇や深刻な景気後退という伝統的なエネルギーショックの局面に直面していることを自ら認めたに等しいとスナイダー氏は指摘します。金融緩和によって株価が一時的に急騰する可能性はあるものの、景気悪化の本質的な解決にはならず、米国はすでに後退の「不可逆点」を過ぎている恐れがあると結論付けられています。
HOLY SH*T!! New Data Shows The Recession Actually Start 8 Months Ago!? - YouTube
FRB新議長に懸念
【海外動画より】アメリカの貴金属ディーラー「ITMトレーディング」の解説者であるテイラー・ケニー氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)の新たな議長に就任したケビン・ウォルシュ氏の金融政策のビジョンと、それがもたらす経済的影響について分析しています。ウォルシュ氏は、従来のFRBによる過度な市場介入やバランスシートの拡大が中央銀行への信頼失墜を招いたとし、FRB自体に「体制転換」が必要であると主張しています。同氏は、インフレの本質を「通貨供給量の過剰による現象」と捉えるミルトン・フリードマンの経済思想を支持しており、インフレは供給網の混乱や企業の強欲による一時的なものではないという立場から、これまでの議長たちとは異なる金融アプローチを目指しています。
しかしケニー氏は、ウォルシュ氏の掲げるインフレの測定手法には重大な課題があると指摘します。同氏が好む「トリム平均インフレ率」は、戦争による原油価格の急騰といった極端な価格変動を排除して計算するため、一般の家計が体感する消費者物価指数(CPI)よりも数値が低く算出されやすくなります。FRBがこの低いインフレ指標を根拠に、早期の利下げに踏み切る大義名分を得るのではないかという懸念が生じています。現在アメリカは40兆ドル近い巨額の債務を抱えており、利払い費だけで年間1兆ドルを超えています。インフレ率を実態より低く見せかけて利下げを敢行すれば、国債の借り換えコストを劇的に抑え、政府にとっては事実上インフレによって債務を帳消しにする効果をもたらします。
この戦略がもたらす最大の弊害は、一般の国民が犠牲になる点です。政府が債務を実質的に目減りさせる一方で、そのコストは貯蓄家や退職者、固定所得者、そして米ドル建ての資産を保有する人々の購買力低下という形で転嫁されます。さらにケニー氏は、どれほど精巧なインフレ指標を用いて利下げを演出したとしても、国債投資家がアメリカの債務返済能力を信用しなければ意味がないと警告します。投資家が実質的な返済に疑念を持てば国債利回りは上昇を続け、政府はさらなる利払いと通貨発行を強いられる「債務の破滅的ループ」に陥ります。このように、FRBは最終的に通貨の購買力を守るか、あるいは政府の債務システムを守るかの二者択一を迫られることになり、過去の通貨リセットの歴史が示す通り、ドル資産の価値が目減りするリスクに対して事前の防衛策が不可欠であると結論付けられています。
The Fed's New Plan to Shrink $40T Without Paying It Back - YouTube
イスラルとの軍統合に懸念
【海外動画より】アメリカの音声番組配信者であるマリオ・ナウファル氏がホストを務める番組において、元CIA分析官のラリー・ジョンソン氏をゲストに迎え、中東情勢やアメリカの国防政策に関する議論が行われました。まず、米議会が可決を目指す国防授権法案の中に、アメリカとイスラエルの軍隊をかつてない規模で統合する条項が含まれていることが取り上げられました。この計画が実現すれば、イスラエル軍はアメリカの最先端の国防技術や機密情報にアクセスできるようになります。しかし、ジョンソン氏らは、イスラエルが過去に核プログラムに関する機密情報を他国へ流出させた経緯があることや、このレベルの優遇措置は北大西洋条約機構の加盟国を含め、世界のどの同盟国にも提供されていない特異なものであると指摘し、重大な懸念を表明しました。
続いて、レバノンを巡る戦況とイスラエルによる作戦拡大の動きが分析されました。イスラエル軍はレバノン南部で侵攻を進めていますが、ヒズボラによる無人機攻撃などを受けて多数の死傷者を出しており、戦線は膠着しています。こうした中で、イスラエル政府はトランプ政権に対し、これまでアメリカ側の反対で避けてきたベイルートへの空爆を含めた作戦の大幅な拡大を承認するよう求めています。ジョンソン氏は、トランプ政権の意向に関わらずイスラエルは独自の軍事行動を強行する可能性が高いと見ており、かつてのレバノン侵攻と同様に、明確な出口戦略がないまま泥沼化の罠に陥っていると解説しました。さらに、イランはホルムズ海峡の通航船から多額の通航料を徴収して巨額の利益を上げており、同海峡における主権を誇示してアメリカの要求を拒絶する構えを崩していません。
また、ウクライナにおける軍事生産能力の限界と、アメリカの安全保障の枠組みの動揺についても議論が及びました。ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカ国内における対弾道ミサイルの生産量が世界的な需要に対して著しく不足していると訴え、ペトリオットミサイルの製造ライセンスを求めています。ジョンソン氏は、航空機や各種ミサイルの製造に必要なレアアースなどの原材料の多くを中国が管理しているため、現在のアメリカには軍事生産を一気に拡大するような潜在的な産業能力が残されていないと論じました。このように、中東とウクライナの双方でミサイルや無人機の消費が供給を大きく上回っており、アメリカの安全保障の傘が揺らぎ始めている現状が報告されました。
ISRAEL ASKS TRUMP TO ESCALATE - w/ Fmr. CIA Larry Johnson - YouTube
ヘルファイアミサイルを発射
【海外動画より】アメリカのウェブサイト「アンチウォー・ドットコム」の編集長であるデイブ・ディキャンプ氏は、中東情勢やアメリカの軍事行動に関する最新動向を伝えています。まず、アメリカとイランの交渉について、イランのアラグチ外相は協議の継続を認めつつも、具体的な成果が出るまではいかなる報道も憶測に過ぎないと警鐘を鳴らしました。トランプ大統領は合意案の修正を求めており、これに対してイラン側も独自の修正案を提出する構えを見せています。さらに、トランプ氏は合意に至らない場合は軍事的な解決を選択すると警告しており、イスラム教の巡礼期間が終了したことを受けて、全面的な空爆作戦が再開される懸念が高まっています。
実際にペルシャ湾周辺での緊張は続いており、アメリカ中央軍は、イランの港に向かっていたガンビア船籍の民間商船に対し、警告に従わなかったとしてヘルファイアミサイルを発射し、航行不能にしたと発表しました。アメリカ軍が封鎖措置の執行を始めてから、同様の攻撃を受けた民間船は5隻に上ります。また、これに関連してイラン側からのミサイル反撃により、クウェートの空軍基地にいたアメリカの軍人や請負業者ら5人が軽傷を負ったほか、アメリカ軍が無人機を相次いで失っていることも報告されました。一方で、イラン側は衛星データにより、過去の爆撃で破壊されたミサイル関連施設の修復や、トンネルの再採掘を進めていることが確認されており、軍事力を回復させつつあります。
ディキャンプ氏は、他の地域におけるアメリカの軍事行動や政策についても言及しています。カリブ海や東太平洋で行われている、麻薬密輸船を対象としたアメリカ軍の爆撃作戦では、これまでに200人以上の民間人が死亡しました。しかし専門家の分析によると、アメリカ国内でのコカインの流通量や価格、純度には変化が見られず、密輸を阻止する効果は上がっていません。また、アメリカの2027会計年度国防授権法案には、アメリカとイスラエルの軍事技術協力を大幅に拡大する条項が含まれており、人工知能やサイバー分野、さらにはネットワークの統合に至るまで、両国の防衛部門を深く融合させる計画が進められていることが紹介されました。
US Fires Hellfire Missile at Cargo Ship Near Iran, Boat Strikes Kill More Than 200 People, and More - YouTube
米メディアに外国政府のロビー活動
【海外動画より】米国の外交交渉の実態と保守系メディアへのロビー活動の影響について、政治アナリストのロバート・バーンズ氏が分析を述べています。バーンズ氏はまず、中東情勢におけるイランとの緊張緩和に向けた交渉の裏側を明かしました。CIAや国防総省の将軍、さらにはヴァンス副大統領までもが戦闘の継続は不合理であるとの結論に達しているものの、トランプ大統領とヘグセス国防長官は独自の判断で強硬姿勢を崩していません。トランプ氏は最終局面に至って濃縮ウランの自主的な撤去などの無理な追加要求を突きつけ、土壇場で条件を書き換えようとして交渉を自ら停滞させました。これに対抗しイラン議会は、ホルムズ海峡を自国の主権領土と定める法律を可決し、独自の行政手数料を徴収する構えを見せています。
このような強硬外交の背景には、国内のメディアや情報インフラに対する外国政府の強力なロビー活動の浸透があるとバーンズ氏は指摘します。具体的な事例として、トランプ氏の元選挙参謀であるブラッド・パースケール氏がイスラエル政府から直接600万から800万ドルの資金提供を受け、若い世代の世論を誘導する戦略に関与していた事実を挙げました。この資金流出の動きは公式な財務報告によって立証されており、米国の主要な保守系メディアネットワークであるセーレム・メディア・ネットワークなどを通じて、多くの有力なインフルエンサーや政治系番組の背後に特定のロビー活動の影響力が深く組み込まれているのが実態です。
その影響力は、全面的協力を疑うような批判的姿勢を示す国内の政治家を排除する動きにも直結しています。バーンズ氏によれば、保守派の有力議員であるトーマス・マシー氏の選挙戦において、かつて彼を支持していたはずのメディアや若者向け組織が突如として協力を拒み、結果としてロビー活動側に有利な世論形成が行われました。メディアのアンカーやインフルエンサーは資金的なつながりを否定して隠蔽しようとしますが、実態は右派だけでなく左派の一部にまで広く浸透していると解説します。バーンズ氏は、国際的な対立の裏で情報空間そのものが巧妙に支配され、米国内の政治対話の健全性が著しく損なわれている現状を詳細に明かしました。
BREAKING: U.S. TO MERGE MILITARY WITH ISRAEL - w/ Political Analyst Robert Barnes - YouTube
米イスラエルが軍統合
【海外動画より】米国の国防政策とイスラエルとの軍事的な統合の動きについて、元米国国防総省の中佐であるカレン・クウィアトコウスキー氏が分析を述べています。クウィアトコウスキー氏は、毎年議会で審議される国防権限法の草案に盛り込まれた「第224条」という条項に強い懸念を示しました。この条項は、米国とイスラエルの間に共同のイノベーションセンターを設立し、ペンタゴンとイスラエル国防軍のシステムを融合させる内容です。これにより、イスラエルは米国の最先端軍事技術や機密情報への前例のないアクセス権を得ることになり、米国の国防計画がイスラエルの軍事的な優先事項と深く結びつくことになると指摘しています。
米国とイスラエルの間には公式な相互防衛条約はなく、イスラエルはNATOの加盟国でもありません。通常、米国は同盟国に最新鋭戦闘機などを売却する際にも、技術流出を防ぐために機能や機密へのアクセスを厳格に制限しますが、今回の法案はその境界を崩すものです。クウィアトコウスキー氏はこの条項について、議会が自発的に作成したものではなく、親イスラエル派のロビー団体やイスラエル軍側が作成し、政治的な資金力を背景に議員へ働きかけたものだと分析しました。また、議会内でこの動きに異議を唱える批判的な議員に対しては、ロビー団体から巨額の対立資金が投入されるなど、一切の反発を許さない強力な政治的圧力がかかっている現状を報告しています。
こうした制度的な統合が進む背景には、中東情勢を契機に50歳未満の米国の若年層の間で、イスラエルへの直接的な財政支援に対する反発が急速に強まっているという現実があります。将来的に従来の援助金の維持が世論の反対で難しくなることを見越し、軍事システム内部にその協力関係を隠して制度化しようという戦略的な意図がうかがえます。クウィアトコウスキー氏は自身が国防総省に勤務していた2002年当時の経験を振り返り、当時からイスラエル高官が米国内の正式な警備規則を無視して立ち入っていた事実を明かしました。情報が統合される最先端の共有システムに他国を深く関与させることは、機密保持や安全保障上の重大な脆弱性を生むリスクがあると述べています。
U.S. TO MERGE WITH IDF - w/ Lt. Col. Karen Kwiatkowski - YouTube
最大の脅威は米国
【海外動画より】世界の政治情勢における米国の影響力の低下と、人々の意識の変化について、ジャーナリストで「ジオポリティカル・エコノミー・レポート」の編集長を務めるベン・ノートン氏が報告しています。ノートン氏は、元NATO事務総長が率いる西側の組織が実施した「民主主義知覚指数2026」という国際世論調査の結果を紹介しました。この調査は欧米の政府や大企業から資金提供を受けている組織によるものであり、第三者による客観的なデータとして示されています。調査によると、世界84カ国のうち65カ国において、大多数の人々が「米国が世界にとって最大の脅威である」と回答しました。なお、日本における回答では中国が最大の脅威とされています。
米国が世界各地で軍事介入を続ける一方、中国に対する国際的な評価は向上しています。調査対象となった国のうち63カ国において、人々は米国よりも中国を肯定的に捉えているという結果が出ました。特に中東やアフリカ、ユーラシア大陸において中国の支持が米国を大きく上回っています。さらに、世界中にある米国の軍事基地についても、調査された大半の国で否定的な意見が多数を占めました。自国が正しい方向に進んでいるかという問いに対して、自国を最も肯定的に評価したのは中国の回答者でした。逆に米国を含む多くの西側諸国では、自国が誤った方向に進んでいると考える人々が多数派を占めている現状が浮き彫りになっています。
この背景には、民主主義に対する理解の多様性があるとノートン氏は分析します。個人の権利や自由を重視する西側特有の資本主義的な民主主義モデルは、世界的には最も支持が低く、多くの人々は「国民の生活水準や福祉を向上させる政府」こそが民主的だと考えています。米国では巨額の資金が選挙を左右し、2025年にはロビイストが政治に50億ドルを費やすなど、実際には富裕層や大企業が支配する寡頭政治になっていると人々に認識されているのが現状です。ノートン氏は、西側の民主主義モデルが世界の標準であるという従来の認識が崩れ、国際社会の世論が大きな転換期を迎えていることをデータが証明していると述べて、報告を締めくくりました。
Bombshell study: World sees USA as biggest threat, instead prefers China - YouTube
独、第三次世界大戦へ導く
【海外動画より】ウクライナをめぐる紛争の現状と欧州の外交課題について、米国の著名な経済学者であるジェフリー・サックス教授が分析を述べています。サックス教授は、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相に対して外交の再開を求める2度目の公開書簡を送った背景を説明しました。2026年1月には欧州指導者の間で対話への模索が見られたものの、最近では修辞の過激化やスターロビルスクの女子学校への攻撃など、事態は半年前よりも確実に悪化していると指摘しています。ロシア側はキエフのコントロールセンターへの攻撃を示唆する警告を発しており、核兵器が存在する現代においてこのような不責任な緊張の拡大を続けることは極めて危険であると強い懸念を示しました。
サックス教授は、欧州、とりわけドイツにはこの紛争を解決する特別な歴史的責任があると強調しています。1990年のドイツ統一の際、NATOを東方に拡大しないという約束があったにもかかわらず、ドイツと米国はそれを破って拡大を進めてきました。これが過去30年以上にわたり緊張を高めてきた根本的な原因であると説明しています。また、2014年のマイダン政変の際にも、欧州の政権移行の保証を無視してクーデターが容認されたことや、2015年のミンスク2合意がドイツやフランスという保証人の手で事実上破棄されたことなど、西側諸国による複数の欺瞞の歴史を振り返り、現在の危機の土台になったと結論づけました。
紛争の根本的な解決には、ウクライナの中立化という核心的な問題に向き合うことが不可欠であるとサックス教授は訴えています。しかし、現在の欧州諸国の指導者層は公衆とのオープンな議論を避け、外交的な対話を放棄して自らの殻に閉じこもっていると批判しました。欧州の首席外交官に任命された人物が対話に適さない姿勢を示し続けている現状や、主要な政治家の支持率が急落している事実は、彼らの政策が国民の意思を反映していないことを示しています。サックス教授は、欧州の指導者がかつての約束や過去の過ちを真摯に理解し、対立を煽るのではなく、互いの安全保障について対話を開始する責任を果たすべきだと述べ、4億5000万人を抱える欧州連合が今こそ具体的な交渉に乗り出すべきだと結びました。
Jeffrey Sachs: Germany Is Leading Europe Toward World War III - YouTube
核戦争のリスクも
【海外動画より】アメリカの軍事戦略について、元米国陸軍大佐でパウエル元国務長官の首席補佐官を務めたローレンス・ウィルカーソン氏が分析を述べています。ウィルカーソン氏はまず、中東情勢におけるトランプ大統領の動向に触れ、自ら始めた混乱から抜け出せなくなっている現状を指摘しました。米国やイスラエルが主張する停戦は本質的なものではなく、実際には戦闘を継続するための手段に過ぎないと分析しています。さらに、イスラエルのネタニヤフ首相が国内で政治的な窮地に立たされていることや、米国の軍事行動が明確な目的を欠いたまま実行されている現状に懸念を示しました。イラン側は自らの目的を理解して米国に対抗しており、米国は国際的な立場を失いつつあると述べています。
米国が世界各地で終わりなき戦争や介入を続ける中で、軍事的な影響力だけでなく多くのものを失っているとウィルカーソン氏は警告します。特に深刻な問題として、第二次世界大戦後に米国自身が主導して築き上げてきた国際法の秩序を、自らの手で破壊してしまった点を挙げました。また、2001年の同時多発テロ以降に米国が主導した戦争や経済制裁により、数千万人に及ぶ人々が犠牲になったという試算を提示し、かつてのような国際法の守護者としての地位は失われたと批判しています。こうした海外での暴力的な姿勢や法の軽視は、最終的には米国の国内社会や憲法秩序の破壊という形で自国に跳ね返ってくるものであると強い懸念を示しました。
このような世界規模の軍事的な過剰介入の背景には、国家の戦略的な意思というよりも、関係者が利益を得るための深刻な金銭的腐敗が存在しているとウィルカーソン氏は推測しています。現在、米国はウクライナやイランなど各地で対立を深めており、中国やロシアなどはこうした米国の過失を冷静に見つめながら自国の利益を確保していると説明しました。そしてウィルカーソン氏が最も恐れているのは、米ロ間に存在する1万発以上の核兵器の存在と、現在の指導層の能力不足です。今後さらに米国が深刻な窮地に陥った際、その絶望感から核兵器の使用につながるような致命的な衝突を引き起こしかねないという極めて厳しい見通しを示し、話を締めくくりました。
Iran just WON, Trump in PANIC as Israel’s Demise goes Nuclear | Col. Lawrence Wilkerson - YouTube
2026-05-31
スタグフレーションに現実味
【海外動画より】中東における米国の軍事行動の限界と、それがグローバル経済や国際秩序に与える影響について、元中央情報局(CIA)分析官のラリー・ジョンソン氏が動画で深刻な分析を行っています。動画ではまず、過去1週間の間に米国がイランのバンダレ・アッバースに対して実施した空爆と、それに対するイランの反撃が取り上げられました。米国側は自衛のための「ドローンやミサイル発射台への精密攻撃」を主張していますが、イラン側は被害や死傷者は皆無であると反論しています。事の発端は、西側系のタンカーが識別装置を切ってホルムズ海峡を通過しようとしたところ、イラン側に阻止されたことにあります。米国はこれに空爆で応じましたが、イラン側もクウェートの米軍飛行場に向けて警告のミサイルを発射するなど、事態は均衡状態にあります。
このような「戦争と平和の狭間」にある緊迫した状況下で、米国とイランの間の停戦合意に向けた「覚書(MOU)」の交渉が進められているものの、ジョンソン氏はその妥結に対して極めて懐疑的です。なぜなら、イラン側の要求である「凍結資産の返還」や「原油制裁の即時解除」、さらには「パレスチナ人への攻撃やレバノンでの紛争終結」といった条件に対し、トランプ政権が譲歩する姿勢を見せていないからです。それどころか、ベッセント財務長官はイランの航空会社に対する追加制裁を発表するなど強硬姿勢を強めており、トランプ大統領の政治的スタンスから見ても、最終段階で交渉を白紙に戻す可能性が高いと分析されています。
ジョンソン氏が指摘するもう一つの重大な懸念は、ホルムズ海峡の封鎖が招く「世界経済の混沌」です。現在、リセッション(景気後退)とインフレが同時に進行する「スタグフレーション」の危機が現実味を帯びています。特に、ハイテク産業に不可欠なヘリウム供給の44%が市場から消えたことで、台湾の半導体製造が急減速し、価格高騰を招いています。一方で、独自の供給網を持つ中国の半導体生産は加速しており、この歪みが今後1か月以内に消費者の雇用や物価に重大な打撃を与えることになります。また、こうした中東での泥沼化は、ウクライナ情勢や対中戦略への兵力投入を大きく制限することになり、トマホークなどの精密誘導兵器の枯渇によって米国の軍事力の限界が露呈する結果となっています。
同氏は、現在の米国の状況を映画『オズの魔法使い』でカーテンの裏の正体が暴かれた瞬間に例え、これまで絶対的と信じられていた米国の軍事覇権の衰退を表現しています。さらに、財政的な側面でも、世界各国は米国債を競って売却し、安全資産であるゴールド(金)や中国人民元での決済へとシフトしています。ペトロダラー(ドルによる石油決済)の仕組みが崩壊し、金融面での優位性を失いつつある米国とイスラエルは、世界的な逆風に直面しています。ジョンソン氏は、こうしたマクロ経済の破壊的な turmoil(動乱)こそが最終的に対話を迫る力になるものの、国際秩序の基盤はすでに後戻りできない形で激変していると結論付けています。
Iran Just CRUSHED US Military, Trump’s Hormuz Attacks BLOW BACK | Larry Johnson - YouTube
イラン戦争の経済的影響
【海外動画より】イランを巡る緊迫した情勢がグローバル経済や金融市場にもたらす不確実性について、世界的な金融・通貨の専門家であるジェフ・スナイダー氏が最新の市場動向を交えて深い分析を披露しています。動画ではまず、米国とイランの間で進められている「枠組み合意」や停戦に向けた覚書(MOU)を巡る思惑が取り上げられました。トランプ大統領が合意の近さをアピールしたことで、原油価格は一時的に1バレルあたり87.50ドル付近まで下落し、市場には一定の楽観論が広がっています。しかしスナイダー氏は、この価格水準は市場が「合意の成立」を完全に確信したわけではなく、依然として双方の不確実性を織り込んだ中途半端なヘッジ状態にあると指摘します。
市場が本当に事態の沈静化を確信した場合のシグナルは、原油価格が70ドル台まで下落することですが、現状はまだ多くの未知の変数が残されています。特に懸念されるのが「エネルギーショックによるインフレ再燃」という見方ですが、同氏は物価連動国債(TIPS)の動向を根拠に、市場は長期的なインフレリスクをゼロとみていると論じます。ガソリン代の上昇などで短期的には消費者物価指数(CPI)が押し上げられるものの、歴史的に地政学リスクのような「非経済的理由」でエネルギー価格が急騰した場合、その後に訪れるのはインフレではなく、逆に失業率の上昇と景気後退です。
スナイダー氏の分析によると、世界経済は今回のエネルギーショックに見舞われる前からすでに脆弱な状態にありました。実際にカナダがテクニカルリセッション(技術的景気後退)に陥ったほか、米国の雇用関連の所得データも大幅に悪化しており、実質的な景気後退はすでに始まっている可能性が示唆されています。エネルギーコストの高騰は企業の利益を圧迫し、結果として雇用の削減や解雇を招くため、経済は内側から冷え込んでいくことになります。さらに、この影響は為替市場を揺るがす「ドルショック」として世界に波及しており、日本が円防衛のために750億ドル規模のドル資金(外国為替準備)を投じたものの、為替レートが再び1ドル=160円付近まで押し戻されている現状がその象徴的な事例として挙げられています。
今後の交渉や市場の行方を占う上で、同氏が最も注目すべき指標として挙げたのが「2年物米国債の利回り」です。この指標は中央銀行の政策金利の見通しと、実体経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が交錯する重要な結節点となります。イラン紛争の勃発で、中央銀行が原油高をインフレと誤認して利上げに動くとの思惑から利回りは一時上昇したものの、足元では再び低下傾向にあります。スナイダー氏は、一見複雑に絡み合う地政学と金融の動きを読み解くためには、単一の予測に惑わされることなく、国債金利が発するリアルタイムの市場のメッセージを冷静に観察し続けることが極めて重要であると締めくくっています。
The Economic Fallout of the Iran War – w/ Global Monetary Expert Jeff Snider - YouTube
AIは職を奪わない
【海外動画より】人工知能(AI)の急速な普及がもたらす労働市場の変化と、それに伴う富の移動について、世界的ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として著名な投資家・起業家のロバート・キヨサキ氏が自身の番組で警鐘を鳴らしています。キヨサキ氏は、AIは単に労働者の雇用を奪う「未来の問題」ではなく、すでに事務職やデータ分析、さらには医師や弁護士、会計士といった高度な専門職(ホワイトカラー)の領域にまで浸透し、日々多くの雇用を代替している「現実の危機」であると指摘します。同氏の分析によると、今回の技術革新は、誰が富を築き、誰が取り残されるかを決定づける歴史上最大の「富の転換点」になります。
キヨサキ氏は、多くの人々が直面している危機の根源として、学校教育が植え付けた「安定した仕事に就いて懸命に働く」という古い雇用の公式を挙げ、これが現代の急速な変化において致命的な罠(トラップ)になっていると論じています。学校は従順な労働者を育成するよう設計されており、資産や負債、キャッシュフロー、レバレッジの活用といった真の金銭教育を教えていません。企業は忠誠心から従業員を雇うのではなく、価値を生み出すために雇っており、AIがより低コストで同等の価値を提供できる以上、人員削減(リストラ)を進めるのは資本主義の論理として当然の帰結です。住宅ローンや各種の返済に追われ、毎月の給与(ペイチェック)に生存を依存している中産階級ほど、この変化の局面で最も深刻な経済的困窮に追い込まれやすいと警告されています。
この富の移動において、カギを握るのがキャッシュフロー・クワドラントの概念です。キヨサキ氏は、労働を切り売りして時間を切り替える左側の領域(従業員・自営業者)に留まる限り、AIの圧倒的な生産性とスケール能力に対抗することは不可能であると主張します。一方で、システムを構築し資産を保有する右側の領域(ビジネスオーナー・投資家)の起業家は、AIという強力なレバレッジ(テコの原理)を活用することで、1人でチーム全体の業務をこなし、巨大企業とも競争できるほどの規模へ事業を拡大することができます。次世代で巨万の富を築くのは、最も勤勉に働く者ではなく、レバレッジを最もスマートに使いこなす者であるという見解です。
歴史を振り返れば、産業革命やインターネットの登場など、あらゆる技術的動乱は富を消滅させたのではなく、単に移動させてきたに過ぎません。キヨサキ氏は、「貧困層はパニックに陥り、富裕層は準備する」という教訓を引き合いに出し、経済の正常化や政府の救済をただ待つだけの姿勢は無意味であると断言します。変化を恐れて現状維持に固執するのではなく、世界が変わった現実を直視し、自らの手でシステムとキャッシュフローを構築するオーナーの立場へと意識を切り替えることこそが、これからの時代を生き抜く唯一の防衛策であると冷静に締めくくっています。
AI Isn't Replacing Jobs. It's Moving Wealth - Robert Kiyosaki - YouTube
欧州の致命的過ち
【海外動画より】欧州の対中貿易政策とその経済的背景について、経済分析を専門とする「エコノクラスツ」のチャンネルから、欧州が直面しているマクロ経済的な構造問題についての解説が行われています。動画ではまず、中国が欧州に対して莫大な貿易黒字を積み上げている現状が示されました。今年最初の4か月間だけで、中国の経常黒字は前年同期比で24%も急増しています。この背景には、米ドルにペッグ(連動)している中国人民元が、ユーロに対して減価(価値が下落)したという為替動向が影響しています。この結果、安価な中国製品が流入し、ドイツの自動車産業や工作機械メーカー、グリーンテクノロジー企業などが深刻な競争激化に晒されています。
こうした事態を受け、欧州連合(EU)の内部、特にフランスや一部のシンクタンクからは、産業の空洞化を防ぐために中国に対して制裁関税を課すべきだという圧力が強まっています。しかし、動画のスピーカーは、このような関税による対抗措置を「致命的な過ち」であると強く警告しています。かつてドナルド・トランプ氏の関税政策を批判していた経済学者たちが、今回は一転してEUによる関税導入を支持し、パニックに陥っている現状は矛盾しているという指摘です。そもそも巨額の財政赤字を抱える米国ならまだしも、世界全体に対して貿易黒字を維持しているEUが、特定の国に対して関税を課すことは論理的に整合しません。
さらに、欧州が中国からの輸入に依存しているのは完成品だけでなく、第三国へ輸出するための製品に組み込む重要な「部品」や「中間財」であるという複雑なサプライチェーンの現実があります。もし欧州が関税を課せば、中国側は報復措置として半導体の販売制限や、レアアース(希土類)などの重要な鉱物資源の輸出禁止措置を取る可能性が極めて高いと考えられます。トランプ氏がかつて中国との間で最終的に妥協を余儀なくされたように、貿易戦で中国を屈服させることは困難であり、むしろ相互に深く結びついた現代の経済において、こうした強硬な「マチョ(男性誇示的)」な貿易戦略は、欧州経済の失速をさらに悪化させる結果にしかなりません。
欧州、とりわけドイツの産業競争力の低下は、近年の為替や中国の台頭だけが原因ではなく、2018年頃から顕著になっていた国内の「投資不足」という構造的な病巣に起因しています。2003年のユーロ導入以降、ドイツは緊縮財政を進めるにあたり、社会保障の削減ではなく、公共投資の削減を選びました。政府が投資を止めたことで、民間投資も連動して崩壊し、パンデミック以降もその低迷は続いています。これに対して、中国はインフラや新技術への国内投資を的確に継続しており、同じ重商主義(輸出を最大化する政策)的な国家でありながら、中国の方が賢明な投資戦略をとってきたと言えます。構造的な投資不足という本質的な問題を放置したまま貿易戦争に突入すれば、欧州の産業衰退は止まらなくなると結論付けられています。
Europe is making a fatal mistake - YouTube
リバタリアン党の退廃
【海外動画より】米国のリバタリアン党(自由至上主義党)の内部対立と今後の戦略について、著名な政治評論家であるトム・ウッズ氏の番組に、ニューハンプシャー州のリバタリアン党委員長であるジェレミー・カウフマン氏が出演し、最新の状況を語っています。動画ではまず、先週末に開催されたリバタリアン党全国大会の混乱が振り返られました。カウフマン氏は同全国委員会の委員長選挙に立候補しましたが、その公約は「リバタリアン党の廃止」という異例のものでした。同氏は演説で、全国組織がこれまですべての選挙で失敗を重ねてきた事実を指摘し、大衆に迎合するあまり本来の原則を見失っている現状を強く批判したと述べています。
この全米規模の組織に対する批判の代償として、ニューハンプシャー州の支部は全国委員会から除名処分、すなわち提携解消の決議を受ける事態に発展しました。カウフマン氏によると、決議は十分な反論の機会や証拠の提出も認められないまま非合法な形で強行され、現在は法的な法廷闘争や上訴の手続きを準備しているとのことです。同氏はこの措置について、党内の左派リバタリアンが、移民問題やジェンダー教育に対して率直な発言を続けるニューハンプシャー州支部の右派的な姿勢を嫌悪し、排除に動いた結果であると分析しています。さらに全国大会の期間中、同州支部の備品や看板が盗まれる事案が発生した際も、全国の指導部はこれを事実上容認するような不当な対応を取ったと不満を漏らしています。
リバタリアンという思想が全米で5%から10%程度の支持を得ているにもかかわらず、リバタリアン党が政治的な成功を収められない理由について、カウフマン氏は思想の普及戦略における根本的な誤りを指摘します。多くの活動家は、1%の支持から一気に40%の一般大衆へとメッセージを広げようと躍起になりますが、同氏はまず原則に忠実で知的な層を惹きつけることが先決であり、初期の段階でメッセージをマイルドにするべきではないと論じています。実際にニューハンプシャー州では、人口あたりの党員数が全米で最も高く、多くのリバタリアンが共和党の枠組みなどを通じて州議会に当選するなどの成果を上げており、その独自のアプローチの正当性が強調されています。
新しく選出された全国委員会の指導部について、カウフマン氏は今後、過度に左派的でリベラルなメッセージを強めていくことで、リバタリアン党のブランドはさらに失墜していくだろうと予測しています。同氏は、政治的な議論だけで大衆を説得することには限界があると考えており、現在は民間のクラブとして組織された「フリー・ステート・パーティー」を通じて、健全なコミュニティの構築や文化的な実践を重視する活動に注力しています。リバタリアン党の全米組織との決別は避けられないものの、ニューハンプシャー州での成功モデルを維持し、今後も独自の路線を突き進んでいく決意が冷静に語られています。
Jeremy Kauffman on Libertarian Party Degeneracy | Tom Woods Show #2765 - YouTube
2026-05-30
米がたどるソ連の道
【海外動画より】ウクライナを巡る紛争の長期化と、それに伴う米国国内の政治・経済的な危機について、元米陸軍大佐のダグラス・マクレガー氏がインタビューに応じ、独自の分析を語っています。マクレガー氏はまず、現在のウクライナ戦争が戦略的な転換点にあると指摘します。西側諸国では「ロシアの弱さ」や「プーチン大統領の優柔不断さ」が戦争長期化の原因として報道されがちですが、これらは事実ではないと同氏は反論します。ロシアによる特別軍事作戦は本質的に防衛的な行動であり、ウクライナをロシア破壊の道具にしようとする西側の「グローバリスト」の試みに対抗するものであると論じられています。プーチン大統領は慎重に計画を進め、同じスラブ人の人命の犠牲を最小限に抑える姿勢を取っており、国内で極めて強い支持を維持していると報告されています。
しかし、西側諸国や米国はウクライナへの軍事支援を継続し、偵察情報や標的データの提供を通じてロシア国内への攻撃を支え続けています。マクレガー氏は、ドナルド・トランプ大統領でさえも、ロシアに対して常に対決姿勢を取り続ける中央情報局(CIA)などの自動操縦状態にある政府機関を完全には掌握できていないという見解を示しています。今後の見通しとして、ロシア軍はウクライナを海への出口から切り離すために歴史的にゆかりのあるオデッサの掌握を目指し、ベラルーシを含む3つの主要ルートから大規模な進行を展開する可能性があると予測されています。また、西欧のグローバリスト政権は国内での支持を失いつつあり、特に欧州の中心であるドイツでは、現政権への反発や米軍の撤退を求める世論が台頭しているとも言及されています。
マクレガー氏が最も大きな問題として提起しているのは、米国の無謀な財政支出とそれに伴う経済の脆弱性です。米国内のインフレ率は直近で30%台に跳ね上がっており、さらに上昇する予測が立てられています。インフレを抑えるために金利を7%程度まで引き上げれば、米国の金融システムと経済は内側から崩壊することになりますが、ワシントンの政治家たちはこの現実から目を背けています。同氏は、現在の米国政府の状況を「薬物中毒者の部屋」に例え、自浄能力を失った体制はいずれ内部崩壊を免れないと主張します。過去のベトナム戦争やアフガニスタンからの無計画な撤退と同様に、財政的な限界によって、米国は海外の基地や中流部隊からの全面的な撤退を余儀なくされる「ソ連的な瞬間」を迎えることになると予測されています。
米国の防衛政策は財政と経済の現実によって劇的な縮小を迫られることになり、将来的には海外への関与を止め、防衛費の大幅な削減に手をつけるしかなくなると結論付けられています。マクレガー氏は、現在の2大政党制が機能不全に陥っている米国において、短期的には大きな痛みを伴うものの、最終的には必要に迫られて現実的な方向へと国が調整されていくだろうという見解を示しています。
アメリカ崩壊:ワシントンのソ連的瞬間が到来|ダグラス・マクレガー大佐 - YouTube
原油、6〜7月に正念場
【海外動画より】米・イラン関係の現状とエネルギー市場への影響について、国際政治経済の分析で知られるアレキサンダー・メルクーリス氏が解説を行っています。動画では、パキスタンの仲介による米国とイランのやり取りが続いているものの、実質的な進展がない現状が語られています。パキスタンの役割は、両国間のメッセージを伝達する連絡役に留まっており、本格的な和平交渉の場が設けられているわけではありません。現在、停戦を30日から60日間延長し、今後の本格的な交渉に向けた環境を整えるための「覚書」が提示されていますが、ドナルド・トランプ米大統領の署名が得られず、停戦合意への動きは足踏みを続けています。
トランプ大統領が署名を渋る背景には、イラン側に対する最大限の譲歩の要求があります。米国は、イランが保有するウラン濃縮ストックパイルのすべてを米国側に引き渡すよう求めていますが、イラン側はこうした要求を拒否しており、自国の核濃縮に関する議論は将来の本格交渉の中でしか扱わない姿勢を崩していません。さらに米国側が制裁解除を確約しないため、交渉の目的自体が形骸化していると指摘されています。こうした膠着状態の中、ホルムズ海峡の事実上の封鎖状態が続いており、世界のエネルギー業界からは、今年の6月から7月にかけてが深刻な供給不足に陥る分岐点、すなわち「ティッピング・ポイント」になるのではないかとの懸念が示されています。
現在、原油価格は1バレルあたり100ドル前後で推移していますが、市場ではこれまで予測されていた150ドル規模の急騰には至っていません。メルクーリス氏の分析によると、価格がこの水準で維持されている要因の一つには、世界各地の戦略備蓄からの継続的な放出があります。しかしこれに加えて、米当局が民間の金融機関と連携し、先物市場を通じて長期的な原油価格を人為的に低く抑える市場介入を行っている可能性が推測されています。こうした帳簿外の操作は一定期間は機能するものの、備蓄が底を突く夏以降には現実の供給不足が顕在化し、価格の rationing、すなわち価格上昇による需要調整が避けられなくなると論じられています。
米国側やイスラエルのネタニヤフ首相には、制裁の継続や軍事的な圧力を強めることでイランの体制が数週間から数ヶ月で崩壊するという楽観的な見方、いわばイランを「トランプの家」のように脆弱な存在とみなす過小評価があると分析されています。しかし、かつて欧州諸国がロシア経済に対して下した予測が外れたのと同様に、イランの回復力や同盟国からの支援を軽視した誤算である可能性が示されています。イラン側には米海軍を直接地域から排除する軍事力はありませんが、ホルムズ海峡の封鎖を通じたエネルギー市場への圧力という強大な対抗手段を維持しており、夏に向けて世界の経済や金融市場におけるストレスが本格的に高まる危険性が示唆されています。
US-Iran Deal or NO DEAL. July Energy Tipping Point - YouTube
ルーマニアで偽旗作戦?
【海外動画より】現在の緊迫するウクライナ情勢と欧州の動向について、元ヘッジファンドマネージャーで市場アナリストのアレックス・クレイナー氏が独自の視点から分析を行っています。動画ではまず、ルーマニアの集合住宅にドローンが衝突した事案が取り上げられました。クレイナー氏は、ロシアにはこのような攻撃を行う合理的な理由がなく、むしろ欧州や北大西洋条約機構(NATO)の介入を促したいウクライナ側による偽旗作戦、あるいは偶発的な事故の可能性が高いとの見方を示しています。ロシアはこれまで、NATOとの直接的な衝突を避けるために一貫して極めて慎重に行動してきたと指摘されています。
一方で、欧州諸国がウクライナに対してロシア本土の深部を攻撃できる兵器を公然と提供し始めている現状について、クレイナー氏は大きな懸念を表明しています。同氏の分析によると、兵器の提供だけでなく運用人員の関与まで進んでいる現状は、欧州が紛争の直接的な当事者になりつつあることを意味します。このような状況下で欧州がロシア経済との決別を選んだ結果、エネルギーコストの高騰を招き、ドイツをはじめとする欧州の産業競争力は致命的な打撃を受けています。同氏は、主要な製造業の衰退や大量の解雇発表が相次いでいる現状について、回復の見通しが立たない深刻な危機であると論じています。
さらにクレイナー氏は、この紛争が単なる地域間の争いではなく、ロシアの豊富な天然資源や高度な労働力といった国富の支配を狙う国際金融資本などの思惑によって背後から動かされてきたものだと主張しています。ソ連崩壊以降のNATOの東方拡大やウクライナの軍事化も、そうした長期的な戦略の一環であるという解釈です。米国における政権交代後も結果として対決路線が維持されている現状を踏まえ、同氏は事態を打開するための外交的な出口が見出せない状態が続いていると分析します。
欧州諸国は直接的な地上戦を展開するための軍事的な準備や兵器の備えが絶対的に不足しているにもかかわらず、戦争を望む一部の勢力によって欧州全体が危険にさらされているという構図が提示されています。クレイナー氏は、一連の対立路線が対話による解決をもたらす兆候は現時点では皆無であり、今後も緊張状態が継続していく可能性が極めて高いと結論付けています。
Alex Krainer: Russia Attacks Romania? Ukrainian False Flag or Russian Warning Shot? - YouTube