リバタリアン通信
自由と平和に愛を込めて。
注目の投稿
「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ
インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...
2026-04-20
トランプ氏は核を使うのか?
米、揺らぐ西欧への影響力
米民主党とイスラエル
「自由のため」という空虚な言葉
トランプ氏襲うインフレの波
金の不変の価値
ギャンブル化する市場
2029年に迫る破局
ウォーシュ氏とドルの価値下落
金銀、次の上昇局面へ
2026-04-19
勢力均衡、新興経済国へシフト
中国も注目、イランの安価ミサイル
欧州の危うい二面外交
トランプ氏の空想
トランプ氏と核のボタン
体制融和の自由主義
銅時代の夜明け
米経済に新たなブーム?
金デビットカードに脚光
貿易紛争をなくす健全通貨
2026-04-18
戦費とインフレ税
中国のビジョンと課題
食料危機と経済不安
原則失うミーゼス研
米のLNG支配
楽観と危機感
現実無視の市場
ゴールド、人類を魅了
税還付のまやかし
クレカ依存消費に限界
2026-04-17
アジア経済へ影響深刻
ネオコンを一掃せよ
良心と進退
浮沈神話の崩壊
憲法と監視社会
最も不人気な戦争?
売られるアルゼンチン
インフレは見えない税
銀高騰と供給不足
フォートノックスの不祥事?
2026-04-16
スタグフレーションの嵐
トランプ氏、台湾に冷淡
インドの沈黙
ハンガリー政権交代の背景
憲法が死んだ日
大統領の戦争犯罪
危うい出口戦略
ヒンドゥー至上主義の影
ネオコン系シンクタンクの世論工作
イラン戦争後に待つもの
2026-04-15
イスラエルの野望を止める
Ending Israel's War on Peace - Antiwar.com [LINK]
【海外記事より】アメリカとイランの戦争は2週間の停戦を迎えましたが、この戦争は外交官が午後のひとときで解決できたはずの内容以外、何ら成果を上げませんでした。経済学者のジェフリー・サックス氏らは、この紛争の本質が「平和への戦争」ではなく、イスラエルの野望にアメリカが引きずり込まれた結果であると分析しています。イスラエルはイラン政権を打倒して中東の覇権を握るため、トランプ大統領に「一日で終わる斬首作戦」という甘い見通しを売り込みました。トランプ氏はイランの石油利権に目を奪われ、その提案に乗りましたが、実際にはイランの抵抗を抑えられず、結局はパキスタンを介して自ら停戦を乞う立場に追い込まれました。
停戦の基礎となったのは、イランが提示した「10項目プラン」です。これは中東全域の戦争終結や核問題の解決を目指す妥当な内容ですが、同時にアメリカにとっては大きな譲歩を意味し、イスラエルにとっては到底受け入れがたいレッドラインとなっています。現在の紛争の根源には、イスラエルが、主権を持つパレスチナ国家の樹立に断固反対し、自国の国境を際限なく拡大しようとする「大イスラエル主義」があります。ネタニヤフ首相やその盟友である右派勢力は、パレスチナ全土のみならず、レバノンやシリアの一部までも支配下に置こうと考えており、その障害となる周辺国の政権交代を画策し続けてきました。
サックス氏は、イスラエルがこの停戦を壊そうと画策していると警告します。実際にベイルートへの無差別爆撃などはその兆候であり、イランとアメリカの恒久的な合意は、イスラエルの覇権主義的な夢を終わらせるものだからです。アメリカ政府内では、キリスト教シオニストや一部の実業家たちが、聖書の約束を引用してイスラエルの領土拡大を後押ししていますが、こうした非現実的な信念がホワイトハウスの政策に影響を与えている現状は極めて深刻です。一方で、アメリカ国民の意識は変化しており、最新の調査では大多数のユダヤ系アメリカ人がネタニヤフ首相を信頼せず、二つの国家の共存を支持しています。イスラエルへの好感度は史上最低水準に達しており、政治家たちの認識と国民の感情には大きな乖離が生じています。
中東に真の平和をもたらす唯一の道は、アメリカが現実を直視し、イスラエルに対して出してきた「白紙委任状」を撤回することです。世界が支持する1967年当時の国境線に基づき、イスラエルに国際法を遵守させ、パレスチナ国家の存在を認めるよう圧力をかける必要があります。イランの提案はこの包括的な和平の基盤になり得るものであり、アメリカがイスラエルによる平和の破壊を許さず、自国と世界の利益のために立ち上がるかどうかが問われています。停戦という壊れやすい機会を逃さず、長きにわたる紛争に終止符を打てるかは、これからの交渉次第です。