【海外動画より】国際情勢を配信するマリオ・ナファル氏のライブ番組において、元国務長官首席補佐官のラリー・ウィルカーソン退役陸軍大佐がインタビューに応じ、ホワイトハウス内部での激しい対立とイランを巡る極めて流動的な情勢について分析を述べました。直近の1時間で、原油価格が約6%も急落するという金融市場の大きな変動が発生しました。この背景には、トランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相による緊迫した電話会談のリーク報道があります。トランプ氏は首相に対し、戦争を公式に終結させ、イランの核開発やホルムズ海峡の再開に関する30日間の交渉期間を設ける合意書の締結に向けて仲介者が動いていると通知しましたが、ネタニヤフ首相はこれに強い不満と激しい焦燥感を示したと報じられています。
報道によると、ホワイトハウスの内部では今後のイラン政策を巡り、高官たちの間で意見が真っ二つに分かれて激しい議論が交わされました。バンス副大統領やジャレッド・クシュナー 氏らが戦争を終わらせるための予備的合意や外交交渉を支持したのに対し、ヘグセス国防長官やルビオ国務長官らはさらなる圧力と軍事攻撃を要求したとされています。最終的にトランプ大統領は再び外交と交渉にチャンスを与える決断を下しましたが、イランに時間稼ぎを許しているとしてバンス副大統領の姿勢を批判する場面もありました。中東地域でも、アラブ首長国連邦(UAE)は強硬路線を支持する一方、サウジアラビアやカタールは事態のエスカレーションを避けるよう求めるなど、各国で対応の温度差が浮き彫りになっています。米国はすでにイランへ新しい提案を送付し、イラン側がその内容を精査している模様です。
ウィルカーソン氏は、一連の流動的な動きについて、トランプ大統領がこの泥沼の紛争からどのように自身を脱出させるかについて、一貫した明確な戦略を持ち合わせていない証拠であると厳しく指摘しました。もしネタニヤフ首相との確執の報告が事実であれば、戦争の大義名分そのものに直面せざるを得なくなったという意味で一定の進展と言えますが、依然として大統領は自身の政治的保身と戦争からの離脱のみに終始していると見ています。トランプ政権の支持率は下落の一途をたどっており、さらにケンタッキー州の予備選挙でマッシー下院議員を落選させるために膨大なイスラエルロビーの資金が投入された事実が、保守派の支持層や無党派層の間に深刻な不信感と怒りを植え付ける結果になったと解説しました。
また、ウィルカーソン氏は内政上の異例の事態として、司法省の新方針によりトランプファミリー関連企業が将来にわたって内国歳入庁(IRS)の税務監査や過去の課税免除対象になるという法的な免責特権の動きを挙げ、富の合法的な保全を狙った極めて不当な措置であると批判しました。大統領が国民の財政状況を顧みず、社会保障より軍事費を優先している点も含め、現在の政権運営は破綻していると断言します。かつてのコリン・パウエル氏やジェームズ・ベーカー氏のように、地域の安全保障体制を再構築する大局的な視点を持つ政治家が皆無となり、現代の政党政治が国家の利益よりも自党の権力維持を最優先する人物ばかりを量産している現状に深い憂慮を示して議論を終えました。
HEATED ARGUMENTS IN WHITE HOUSE - w/ Col. Larry Wilkerson - YouTube