リバタリアン通信
自由と平和に愛を込めて。
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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ
インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...
2026-02-16
銀、供給不足続く
金銀をいつ売るべきか?
金と自由
ビットコインの闇
石油ピーク論の幻想
民族自決と個人の自由
価値の客観と主観
2026-02-15
環境利権と金融界
世界の貨物首都・重慶
生活費危機の犯人
中国でゴールドラッシュ
「幽霊雇用」のからくり
政府は通貨に手を出すな
不可解な雇用統計
関税増でも膨らむ財政赤字
五輪メダル、資産価値が飛躍
2026-02-14
飢餓を武器にした外交
大新聞の終焉
米国のスタグフレーション
制御不能の米政府債務
企業は金保有を
金鉱株に投資チャンス
中国の少女、金投資で成功
ロシア、ドル決済網に復帰?
2026-02-13
人民元高が映す脱ドル
China lets yuan rise to strongest level in years as de-dollarisation trend grows | South China Morning Post [LINK]
【海外記事紹介】中国人民元と米ドルの動向に関する最新の動きをお伝えします。中国の中央銀行である中国人民銀行は先日、ドルの対元基準値を1ドル=6.9438元に設定しました。これは2023年半ば以来、約33カ月ぶりの元高水準となります。現在、世界経済の裏側では「脱ドル化」の動きが加速しており、米ドル資産から離れた投資家が中国の通貨である人民元へと資金を振り向ける動きが強まっています。背景にあるのは、アメリカのトランプ政権による政策の不透明さや、連邦準備理事会、いわゆるFRBの独立性に対する根強い懸念です。投資家の間では、アメリカの膨大な債務の持続可能性を疑問視する声が上がっており、これが米ドルへの信頼を揺るがす大きな要因となっています。
著名な投資家であるレイ・ダリオ氏は、現在の米国は国家の興亡サイクルの終盤、つまり崩壊前夜の段階にあると警鐘を鳴らしました。同氏は、今後アメリカが債務危機に直面し、FRBが財政赤字を穴埋めするために通貨を増刷せざるを得なくなれば、ドルの価値はさらに損なわれるだろうと予測しています。こうした中、投資家は金や新興国市場へ資産を分散させており、欧州最大の資産運用会社アムンディも、今後一年でドル資産への露出を減らし、欧州や新興国市場へシフトする方針を明らかにしました。さらに、トランプ大統領が次期FRB議長候補としてケビン・ウォーシュ氏を指名したことで、中央銀行の独立性が損なわれるのではないかという疑念が世界中で一段と強まっています。
中信証券のアナリストは、今回の人民元高は過去の局面とは本質的に異なると指摘しています。中国企業の海外収益拡大に伴う元買い需要に加え、実物資産に裏打ちされた通貨への需要が高まっていることが背景にあります。世界的な「米ドル不信」という構造的な変化は、単なるFRBのトップ交代や一時的な期待感で覆されるものではありません。長らく基軸通貨として君臨してきた米ドルの支配力が揺らぎ、人民元がその代替候補の一つとして存在感を高めている現在の状況は、日本にとっても無視できない歴史的な転換点と言えるでしょう。私たちは今、通貨のパワーバランスが大きく書き換えられる、新しい時代の入り口に立っているのかもしれません。
政治家がロボットを嫌う理由
住宅価格テコ入れの愚策
ソ連化する欧州
高まる核暴発の恐れ
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「秘密の起訴状」で圧力
共犯者が次々明るみに
1万2000ドルまで値上がりも
2026-02-12
「ルールに基づく国際秩序」の幻
豪のイスラエル接近
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株暴落は悪ではない
金をどこに保管するか?
捏造された抗議デモ
国民団結より地方分権を
公共サービスは資金不足か?
国家に「存在する権利」はない
Is Spite of What Zionists Say, It's a Good Thing to Criticize Governments | Mises Institute [LINK]
【海外記事紹介】アメリカ国内で現在、信教の自由を巡る公聴会でのやり取りが大きな波紋を呼んでいます。発端は、親イスラエル派の活動家やラビたちが「反シオニズムは反ユダヤ主義である」と断定したことです。彼らの主張によれば、イスラエルという国家の存在を認めなかったり、その政策を批判したりすることは、それ自体がユダヤ人への差別にあたるとされています。具体的には、イスラエル国家を「非正当化」し、「悪魔化」し、さらには他国とは異なる「二重基準」で批判してはならないというのです。しかし、この記事の著者は、こうした言論の封じ込めは表現の自由に対する重大な脅威であると警鐘を鳴らしています。
著者は、いかなる国家にも「存在する権利」などというものは国際法上も自然法上も存在しないと指摘します。国連のアルバネーゼ特別報告者が述べているように、イタリアやフランスといった国々は現実に「存在」していますが、それ自体に法的な「存在する権利」があるわけではありません。権利を持つのはあくまで「人間(人民)」であり、国家という組織ではありません。国家は人間が作り出した便宜上の組織に過ぎず、歴史の中で絶えず形成され、解体されてきました。例えば、フランス共和国は1958年に成立した比較的新しい組織です。国家と、そこに住む民族や人々を混同してはなりません。したがって、イスラエル国家を批判したり、その正当性を問うたりすることは、他国と同様に認められるべき正当な政治的議論なのです。
現在、シオニストたちはイスラエルへの批判を「ヘイトスピーチ」や「デマ」と決めつけ、アメリカ憲法修正第1条が保障する表現の自由を制限しようとしています。しかし、特定の外国政府に対する批判を禁止することは、民主主義の根幹を揺るがす極めて危険な動きです。いかなる国家も神によって作られたものではなく、特権的な免責を享受すべきではありません。私たちは、国家という組織を神聖視する罠に陥ることなく、自由な批判の権利を守り抜く必要があります。もし特定の政府への批判を「差別」として封じ込めることを許せば、それは検閲の復活を招き、私たちの知る自由な社会は終焉を迎えることになるでしょう。
欧州にロシア回帰の兆し
金価格予想、6000ドルに引き上げ
金需要、技術・産業向け堅調
歴史小説と歴史の境界
不確実なマネーの末路
Uncertain Money and Uncertain Times | Mises Institute [LINK]
【海外記事紹介】かつて米連邦準備理事会(FRB)のボルカー議長が毎朝、ドルの価値を測る尺度として「今日の金価格」を気にしていた時代とは一変し、現職のパウエル議長が「貴金属の価格高騰はマクロ経済的には大したメッセージではない」と一蹴したとする、現代の通貨と資産の不確実性を巡る論評をご紹介します。会見でパウエル氏は、金・銀価格の歴史的な上昇はFRBの信頼性の欠如を意味するものではないと強気な姿勢を見せましたが、現実世界では「通貨の信頼性」を巡る動きがより生々しい形で表れています。
記事は、歴史的なエピソードとして、1978年に歌手のベット・ミドラーがコンサートツアーのギャラを金地金(インゴット)で要求したという、芸能界初の事例を引き合いに出しています。当時は1オンス100ドル台から800ドル台へ金が暴騰した時代でした。そして2026年現在、世界経済フォーラム(ダボス会議)に集まるエリートたちの裏側でも、エスコートの対価として、これまでのビットコインに代わり金の延べ棒や、なんと「DRAM(半導体メモリ)のスティック」が喜んで受け取られているという驚くべき噂が流れています。これは、デジタル資産(ゴールド2.0)と呼ばれたビットコインの魅力が薄れ、再び物理的な価値を持つものへと信頼が回帰している兆候かもしれません。
一方で、この「現物資産への逃避」も一筋縄ではいきません。金・銀市場ではわずか一日で数兆ドル規模の富が消失するという歴史的な暴落が発生しました。これはトランプ大統領によるタカ派のケビン・ウォーシュ次期FRB議長指名や、中国市場での過剰な投機マネーの引き揚げが引き金となったと分析されています。世界最大の金卸売市場である中国・深圳の「水貝(シュイベイ)」金市場では、買い取り価格と販売価格に巨大な開きが生じ、消費者の信頼はどん底に落ちています。
投資家の関心は、価格変動の激しい暗号資産から、ポリマーケットのような「予測市場」へと急速にシフトしており、バイナンスのような既存の取引所は利用者を半減させています。記事は、こうした現象を「不確実な時代の不確実なマネー」の末路として描いています。