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「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2026-05-27

露の報復招くリスク

【海外動画より】南東ノルウェー大学のグレン・ディーセン教授がホストを務めるポッドキャスト番組に、中央情報局(CIA)で27年間にわたりアナリストを務めた経歴を持つレイ・マクガヴァン氏が出演しました。マクガヴァン氏は、国家情報評価(NIE)の議長を務め、大統領日日のブリーフィング資料を作成していた国際安全保障の専門家です。番組では、現在のウクライナ戦争を巡る情勢や、国際秩序における構造的な変化について長年の分析に基づいた独自の視点が示されています。

マクガヴァン氏は、過去数十年間の歴史を振り返りながら、現在の国際情勢において極めて象徴的な二つの地殻変動が起きていると指摘します。第一の変化は、冷戦期に激しく対立していたロシアと中国の接近です。1960年代には中ソ国境紛争が起き、当時のニクソン政権とキッシンジャー氏がその対立を利用して外交的優位に立ちましたが、現在ではロシアと中国がかつてないほど強固な協力関係を築いています。先週のプーチン大統領による北京訪問はその象徴であり、欧米の同盟関係に対して中ロが二対一の構図で対抗しているのが現状です。第二の変化は、軍事的な均衡の崩壊です。アメリカのトランプ大統領は自国軍が世界最強であると主張していますが、ロシアは通常兵器のみならず、極超音速ミサイルをはじめとする独自の強力な核抑止力を構築し、西側を凌駕する水準に達しているとマクガヴァン氏は分析します。

一方で、ウクライナがロシア国内のエネルギーインフラや学校を攻撃したことで、ロシア国内では大きな憤りが広がっています。しかし、プーチン大統領や中国の習近平国家主席は極めて慎重かつ冷静であり、アメリカのトランプ大統領に対して致命的な選択肢を選ばせるような過度な暴発は避ける構えです。プーチン大統領はトランプ大統領の好む外交的対話を歓迎し、米露の直接的な衝突を回避しつつ、ヨーロッパをアメリカから孤立させる戦略をとっています。ディーセン教授は、欧州の指導者層がロシアへの圧力を強める姿勢を称賛しているものの、ロシア経済や安全保障の根幹が真に脅かされれば、自制の限界を超えて破滅的な直接報復を招くリスクがあると警告します。大国同士が直接戦争を行うというリスクに対して、西側の非合理なイデオロギーが理性的な議論を阻んでいると危惧が示されています。

Ray McGovern: Russia Escalates With New Strategy? - YouTube

日本の債務危機、米を直撃へ

【海外動画より】アメリカのYouTubeチャンネル「ワールド・アフェアーズ・イン・コンテキスト」の配信者は、日本の債券市場の動向がアメリカや世界経済に与える深刻な影響について分析しています。長年にわたり、日本はインフレがほとんどなく、金利がゼロに近い静かな経済大国と見なされていましたが、その裏で世界の金融システムを支える重要な柱となっていました。多くの人は中国がアメリカ市場に与える影響を最大だと考えていますが、実際には日本の方が重要である可能性があります。日本は約1.22兆ドルの米国債を保有する最大の外国人債権国であり、国内には世界第3位の規模となる約8兆ドルの債券市場を抱えています。これまでは低金利で資金を借りて海外の高利回り資産に投資する「円キャリートレード」が、世界市場に安価な流動性を供給していました。

しかし、2024年に日本銀行がイールドカーブ・コントロール(長短金利操作)を撤廃し、金利の上昇を容認したことで状況は一変しました。日本の10年物国債の利回りは2%を超え、20年物では3.5%を上回るなど、過去数十年間の超低金利から見れば劇的な変化が起きています。さらに、政治主導者となった高市早苗首相が、国内総生産(GDP)の約3%に相当する約1340億ドルの大規模な経済刺激策を打ち出し、インフレ対策として食品輸入関税の2年間停止などを提案しました。ただ、日本の公的債務はGDPの約230%に達しており、先進国で最悪の水準です。少子高齢化による人口減少という構造的な課題も抱える中で、政府が中央銀行に金融緩和の継続を求める姿勢は、通貨円の急激な下落を招き、さらなるインフレ圧力を生む危険性があります。

この日本の金利上昇は、米国債市場にとって深刻な打撃となり得ます。日本の国債が競争力のある利回りを提供し始めれば、日本の投資家は資金を国内に回帰(レパトリエーション)させるため、米国債の需要が低下してアメリカの借入コストが上昇します。巨額の財政赤字を補填するために新たな国債発行や借り換えを必要とするアメリカ政府にとって、最大の買い手が後退することは最悪のタイミングです。エコノミストのマイケル・ハドソン教授らは、米30年債利回りが5.2%を超えた現状が2008年の世界金融危機直前の状況に酷似していると指摘し、世界的な債券利回りの急上昇が経済を破壊するリスクを警告しています。安価な資金に依存してきた過去10年間の資産ブームが終わりを告げ、日本は世界的な金融システムの転換点を示す最初のドミノになる可能性があると結ばれています。

Japan's $8 TRILLION Bond Market MELTDOWN Is ALREADY HITTING U.S. Economy - Yen Carry Unwind - YouTube

プーチン氏、決断迫られる

【海外動画より】元判事でニュースアナリストのアンドリュー・ナポリターノ氏がホストを務める番組に、国際情勢アナリストであり歴史家、著者でもあるギルバート・ドクトロウ博士が出演しました。番組では、ウクライナがルガンスクで起こした無人機(ドローン)攻撃による学校への被害、および21人の女子学生が死亡した件に対するロシアと欧州の反応、そして今後の展開についての分析が述べられています。ドクトロウ博士によると、ロシア国内ではこの攻撃に対して強い憤りや衝撃、怒りが広がっており、プーチン大統領が戦争の進め方を大きく変える根拠ができたとされています。多くのロシア国民がキエフの政権を壊滅させるべきだと求めている一方、欧州側の対応は極めて弱く、攻撃が偶発的な事故であったかのように扱うなど事実を無視する姿勢が目立ちます。

しかし、ロシア側は16回にわたるドローン攻撃の波が確認されていることから、これが意図的な挑発であったと判断しています。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、アメリカのマルコ・ルビオ国務長官に対してキエフからの人員避難を直接警告し、アメリカ側はすでに避難を進めている模様です。一方で欧州の指導者たちは、自国の外交官らを「人間の盾」としてキエフに留まらせることで、ロシアに攻撃を踏みとどまらせようとしているか、あるいは彼らが犠牲になることで戦争の口実を得ようとしているのではないかと博士は分析しています。キエフの防空体制はウクライナ国内で最も強固ですが、ロシアが極超音速ミサイル「オレシニック」などの新型兵器を使用すれば、地下80から90メートルにある強固なバンカーであっても破壊されるリスクがあります。

さらに、ロシア国内ではインターネットへの規制や、暗号化されたメッセージングサービスであるテレグラムやワッツアップへの接続制限が行われています。これはドローン攻撃や暗号化された通信を妨害するためではなく、一般の市民を監視し、政府への批判的な意見を抑え込むための手段として機能しています。プーチン大統領は2022年の開戦当初、国民の広範な支持を得られないことを見越して「特別軍事作戦」という言葉を用いましたが、欧州による兵器支援が拡大し、モスクワやサンクトペテルブルクが脅かされる新たな現実に直面した今、キエフの政権を壊滅させるための大局的な判断を迫られています。年末には欧州の協力によるウクライナでの大規模な兵器生産が始まる見込みであり、プーチン大統領に残された機会の窓が閉じる前に、キエフへの決定的な爆撃が行われる可能性が極めて高まっています。

Gilbert Doctorow : Putin Getting Serious About War - YouTube

多極化の安全保障へ

【海外動画より】対談番組「ニュートラリティ・スタディーズ」を主宰するパスカル・ロッタツ氏は、ゲストに南東ノルウェー大学の教授であるグレン・ディーセン氏を迎え、緊迫するウクライナ戦争や国際秩序の構造的な変化について議論を交わしました。ディーセン教授は、現在の欧州が置かれている状況を「ゆっくりと茹でられているカエル」に例え、北大西洋条約機構(NATO)が「漸進主義」と呼ばれる段階的なエスカレーションを繰り返してきた結果、深刻な事態に陥っていると警告します。かつては防衛ミサイルの配備や限定的な武器支援から始まりましたが、戦車やハイマース、さらにはF16戦闘機の供与へと少しずつ制限が取り払われていきました。現在では、欧州側が武器の供給だけでなく、作戦立案や標的の選定、情報収集、衛星による誘導にまで深く関与しており、事実上ロシアへの直接的な攻撃を行っているのが現状です。

このような状況の中、ロシアの政策決定者の間でも反発が強まっています。ロシア軍によるウクライナ国内の地下バンカーや指揮センターへの大規模な報復攻撃が予期される中、欧州の指導者たちは自らの行動がロシアを過激な行動に追い込んでいる現実に気づいていません。また、欧州諸国がロシアのジェノサイド(大量虐殺)の意図を厳しく非難する一方で、ガザ地区での大惨事やアメリカ、イスラエルによるイランへの侵略行為を積極的に支持しているダブルスタンダード(二重基準)についても、動画内では鋭く批判されています。イランがアメリカの攻撃に対して湾岸諸国への毅然とした反撃の覚悟を示したことで、結果的にアメリカに慎重な姿勢をとらせ、一定の抑止力を回復させた事例は、現在のロシアにとっても大きな教訓として意識されていると分析します。

ディーセン教授は、冷戦終結後に西側諸国が一極支配の「覇権的な平和」を選択し、ロシアを排除する形でNATOの拡大を進めてきたことが現在のあらゆる対立の根源であると指摘します。ウクライナ戦争を終結させるためには、ウクライナ単体の問題としてではなく、欧州全体、さらには中国やイランをも含む世界的な安全保障の構造そのものを変革する必要があります。すなわち、すべての国の安全保障上の懸念を対等に考慮し、お互いに対抗するのではなく、お互いと一緒に安全保障を築き上げる「多極的な体制」への移行を受け入れることが、破滅的な大戦を避ける唯一の道です。しかし、現在の西側の指導者層は「自国は善、敵は悪」という単純なイデオロギーに囚われて異論を許さず、理性的な議論の余地を失ったまま、自己実現的な予言に導かれるように大惨事へと突き進んでいると懸念が示されています。 

大規模なエスカレーション:欧州はウクライナを利用して戦争を拡大か|グレン・ディーセン教授 - YouTube

米、停戦協定に違反か

【海外動画より】アメリカのウェブサイト「アンチウォー・ドットコム」の編集長を務めるデイブ・デキャンプ氏は、最新の世界情勢について報告しています。まずイラン情勢に関して、イラン外務省はアメリカが停戦協定に猛烈に違反してイラン南部を爆撃したと非難し、必ず報復すると表明しました。アメリカ側は、イランの船がホルムズ海峡に機雷を敷設していたため爆撃し、その後にイラン側から米軍機へミサイルが発射されたため、ミサイル発射サイトを攻撃したと主張しています。この衝突の最中、イランの革命防衛隊はペルシャ湾上空でアメリカの無人偵察機を撃墜したと発表しました。現在パキスタンの仲介で米イラン間の交渉が進められていますが、交渉中に爆撃が行われるというこれまでのパターンが繰り返されており、イラン側はアメリカの不誠実さを非難しています。

次にイランの最高指導者であるモジュタバ・ハメネイ氏は、中東地域にあるアメリカの軍事基地はもはや安全な避難所ではなくなるとの声明を発表しました。ハメネイ氏は父親がイスラエルによる攻撃で殺害された後、最高指導者に就任して以来、公の場に姿を現していません。一方、アメリカのトランプ大統領は、イランが降伏を認めていないにもかかわらず、主要メディアがイランの勝利のように報道していると、自身のSNSで不満を繰り返しています。ニューヨーク・タイムズなどの報道によれば、イランは開戦前の70%のミサイル在庫を維持しており、軍備の再構築を急速に進めているとされています。また、トランプ大統領がイスラエルとの関係正常化を求めていたパキスタンの国防大臣は、自国の根本的なイデオロギーに反するとして、この要求を拒否しました。

レバノンやガザ地区でも激しい戦闘が続いています。レバノン南部ではイスラエルによる激しい空爆で31人が死亡し、東部のベッカー高原でも12人が死亡しました。イスラエル軍はリタニ川の北側まで地上軍を進め、進攻地域を拡大しています。また、ガザ地区では停戦合意があるにもかかわらずイスラエルによる攻撃で10人のパレスチナ人が死亡しました。さらに、国際刑事裁判所の元主任検事であるファトゥ・ベンスダ氏は、過去にイスラエルの情報機関モサドのトップから、パレスチナでの戦争犯罪調査を止めるよう自宅で脅迫や買収の試みを受けたと明かしました。

最後にウクライナ情勢について、ロシアの国会議員はキエフにあるウクライナ軍の地下バンカーや指揮センターを標的にした大規模な攻撃を計画していると述べ、欧米諸国に対して人員を避難させるよう警告しました。これまでロシアは、欧米の軍人や情報機関の職員を巻き込んで紛争がエスカレートすることを懸念し、またトランプ政権との和平交渉を考慮してこうした攻撃を控えていましたが、交渉が完全に途絶えたとみられることから、極超音速ミサイルを用いた大規模な報復攻撃に踏み切る可能性が高まっています。

Iran Says US Violated Ceasefire, Russia To Target Ukraine's Underground Bunkers, and More - YouTube

信用されなくなった米国

【海外動画より】米国の元下院議員で政治評論家のロン・ポール氏は、自身の番組で「米国の言葉が信用されなくなったとき」と題した報告を行い、米政府の外交姿勢や軍事政策について厳しい見解を述べました。ポール氏は、イランとの和平合意が間近であるというホワイトハウスからのリークに基づく報道が繰り返されているものの、毎回決裂に終わっている現状を指摘します。かつてはこうした情報で市場が乱高下したものの、現在では市場がほとんど反応しなくなっており、国内外で米政権の言葉を信じる者が誰もいなくなった現状は極めて危険であると警鐘を鳴らしました。政府高官が合意を主張する一方で、大統領がイランへのミサイル攻撃を誇示する画像をSNSに投稿するような矛盾が、米国の道徳的・倫理的な破綻を世界に印象付けていると主張します。

同氏は、米国と交渉しても無駄であると世界が判断した場合、外交的な問題解決ではなく武力行使の準備のみが対抗手段になってしまうと言及しました。過去のイランへの奇襲攻撃の際、米国が誠実な交渉パートナーであるかのように嘘や欺瞞を用いたことが、他国の不信感を決定的なものにしたと批判しています。こうした政府の姿勢を「ニヒリズム(虚無主義)」と呼び、都合の良い嘘で自らの意志を強制しようとするやり方は、財政的および道徳的な破綻を招くと警告しました。約40兆ドルに達する米国の巨額の債務が財政的破綻を示し、戦争と侵略の外交政策が道徳的破綻を示していると分析します。

さらに、米国防省などの宣伝とは裏腹に、イランとの戦闘実態について厳しい現実が明らかになりつつあると指摘しました。当初はイラン軍の90%以上を破壊したと発表されていたものの、実際にはイランの軍事力の約90%が依然として無傷であり、わずか数週間の戦闘で米国の兵器庫がほぼ枯渇しかけているという見方を示しています。アフガニスタンでの20年間の経験から学ぶべきだった「祖国のために戦う国は強大である」という教訓を米政府は未だに理解していないと批判し、国民が憲法の遵守と誠実な交渉者としての名誉回復を政府に求めなければ、将来的な結果は深刻なものになるだろうと結びました。

Weekly Report- When Our Word is No Longer Good - YouTube

BRICSの内部摩擦

【海外動画より】ジャーナリストで著述家のペペ・エスコバル氏は、ノルウェーの国際政治学者グレン・ディーセン氏の対話番組に出演し、中露の戦略的パートナーシップの深化について上海から見解を述べました。同氏は、北京で行われたプーチン大統領と習近平国家主席による首脳会談と、そこで署名された共同声明の歴史的な重要性を強調しています。この声明は、単なる二国間の合意を超え、中露がユーラシアやグローバルサウスを牽引し、国際関係の新たなシステムを構築していくための基盤となる文書であると分析しました。また、両首脳が2時間以上にわたって行った異例の長時間の茶会において、ウクライナ、イラン、そして米国を巡る重要課題の本質的な対話が行われたと言及しています。

エスコバル氏は、西側の主要メディアがこの共同声明の深い意味をほとんど理解しておらず、単なる脅威論として片付けている現状を批判しました。実際の勢力図は大きく変化しており、中露は新シルクロード(一帯一路)構想などの枠組みを明示的に活用し、例外主義を排除した国際法の尊重に基づく平等な多極化秩序を目指していると説明します。さらに、米国による制裁の圧力に対し、中国政府が国内企業に対して米国の制裁を完全に無視し、自国の法律に従うようにとの直接的な指示を出すようになった大きな変化を指摘しました。これにより、中露間の相互投資や天然ガスパイプライン「シベリアの力2」の計画加速など、経済やエネルギー分野での緊密な連携がさらに強まっています。

一方で、新興経済国グループ(BRICS)が直面する深刻な内部摩擦についても具体的な懸念が示されました。ニューデリーで開催された外相会議が共同声明を出せずに幕を閉じたことを挙げ、同氏はグループが機能不全に陥っている現状を指摘しています。背景には、メンバー国であるアラブ首長国連邦(UAE)とイランの対立に加え、インドがイスラエルやUAEを支持してイランと距離を置いている複雑な構図があります。さらに、パキスタンの加盟を巡る思惑もインドの反発を招いており、わずか4か月後に控える首脳サミットまでに、中露両国がこの亀裂を修復して実効性のある合意を導き出すことは極めて困難であるとの厳しい見通しを示しました。

Pepe Escobar: The Russia-China Strategic Partnership Deepens - YouTube

トランプ氏と交渉する意味はあるのか?

【海外動画より】米国の元海兵隊情報官で軍事アナリストのスコット・リッター氏は、米国の対話番組に出演し、ウクライナ情勢や中東を巡る動向について見解を述べました。同氏は、ロシアとウクライナの衝突について、情報や心理的な手段を用いて社会の内部崩壊を狙う「精神戦」の側面が色濃くなっていると分析しています。ウクライナ側によるロシア領内への無人機攻撃は心理的な動揺を誘う目的でしたが、直近に発生したロシアの学校への攻撃が決定的な転換点になったと指摘します。この事態を受けてロシアの世論は一気に強硬化し、プーチン政権に対して強力な対抗措置を求める声が急速に高まったとしています。

リッター氏は、ロシア側が最新鋭の新型ミサイル「オレシュニク」を用いた大規模な報復攻撃の準備を進めていると言及しました。この攻撃は単発的なものではなく、ウクライナの指導部や意思決定機関、主要な産業基盤を標的とした持続的かつ組織的な破壊作戦に発展する可能性が高いと述べています。さらに、ロシアのラブロフ外相が米国のルビオ国務長官に直接連絡を入れ、国際法に基づく事前の通告として、キエフにある米大使館周辺への攻撃を示唆し、職員の退避を促したという具体的な動きも明かされました。同氏は、ロシアによるキエフへの攻撃が極めて壊滅的な規模になり、欧州諸国に対してもロシアの圧倒的な軍事力を誇示する明確な警告になるとの見方を示しています。

一方で、トランプ大統領率いる米国とイランとの関係についても厳しい予測が立てられました。リッター氏は、米国がイランと包括的な外交合意を結び、それを維持することは困難であると主張しています。トランプ氏の政策方針の一貫性の欠如や、イスラエルの存在が外交的解決を阻む要因になると説明しました。イスラエルのネタニヤフ首相は米国内の親イスラエル派ロビーを通じて影響力を行使しているものの、最終的に米国の政治を動かすのは経済的な利害であるとも分析しています。特にホルムズ海峡を通じた原油供給の滞りによるエネルギー危機が米国の国内経済を脅かした場合、トランプ氏はイスラエルに対して自制を求めることになり、イスラエル側も経済的な依存度の高さからそれに従わざるを得なくなると予測しました。

Scott Ritter : Why Bother to Negotiate With Trump? - YouTube

軍事介入、主権者はノーを

【海外動画より】対イラン情勢の現状と、メディア報道の裏側にある軍事的な実態について、イランの情勢分析家であるエフサン・サファルネジャド氏が、ニュース番組「シリアナ・アナリシス」のホストと共に対談を行いました。動画では、欧米の主要メディアが米国とイランの和平合意が間近であるという楽観的なニュースを報じる一方で、現実の戦場では依然として激しい軍事衝突が続いているギャップが指摘されています。サファルネジャド氏によると、合意へ向けた覚書が交わされる直前にも、ペルシャ湾でイラン革命防衛隊の高速艇への攻撃があり、イラン側も対艦巡航ミサイルで報復を行うなど、水面下で一進一退の攻防が繰り返されているのが実態であるとのことです。

サファルネジャド氏は、米国政府や軍の司令部がこれらの先制攻撃を防御的措置と位置付けていることを挙げ、情報発信における歪みを批判しています。イランの軍指導部や意思決定層の間では、米国が過去に何度も交渉の精神を裏切って攻撃を仕掛けてきた経緯から、相手方への信頼は事実上ゼロであると説明されています。それにもかかわらずイラン側が対話を継続している理由について、同氏はそれが外交官の職務だからであると淡々と解説し、交渉の席につくことと相手を信頼することは同義ではないという冷徹な現実を明かしました。現にイラン側は、米国がSNS上で合意の近さを誇示する裏で、オマーンなどとホルムズ海峡の自国による統制権を強化するための実務的な協議を進めています。

動画の終盤では、国際メディアによる世論誘導や市場操作の意図を見抜くことの重要性が語られました。サファルネジャド氏は、欧米の一般市民の間でも政府による軍事介入や巨額の支援に対する不満が高まっている現状に触れつつも、他国に過度な幻想を抱くのではなく、自国の政府による介入主義そのものを内部から改革すべきだと主張します。米国の軍事行動が地域に及ぼす負担を軽減するためには、外部からの解放を待つのではなく、主権者自身が政策を変えなければならないという見解が示されました。このように、動画ではメディアの報道とは一線を画した、軍事的リアリズムに基づく中東の現状が客観的な視点から分析されています。

Iran’s Final Move: Redrawing the Middle East Map Forever | Ehsan Safarnejad - YouTube

ガザ化されるレバノン

【海外動画より】中東レバノン情勢の緊迫化とアメリカの外交姿勢の課題について、元米下院議員であり政治番組のホストを務めるロン・ポール氏が、共同ホストのダニエル・マクアダムズ氏とともに自身の番組で分析を行いました。動画では、米国政府がイランとの間で和平交渉が95%進展していると発表する裏で、外交発表の信頼性が失われている現状が指摘されています。ポール氏は、米国が公式には和平を模索していると主張しながらも、実際には中東地域へ巨額の資金や兵器を供給し、紛争を事実上支持している矛盾を批判しています。これにより、レバノンでの軍事行動や都市の破壊が激化しており、かつてガザ地区で見られたような深刻な状況がレバノンでも引き起こされているという見解が示されました。

また、マクアダムズ氏は、トランプ政権がイランとの合意間近であると発表するたびに、イスラエル側がレバノンへの攻撃を強化している現状を報告しています。イスラエル側は対抗措置として軍事行動を加速させていると主張していますが、実際の戦闘や破壊はレバノン領内で発生しており、現地では深刻な被害が生じていると説明されました。ポール氏らは、このような軍事介入の拡大の背景に、戦争から利益を得る勢力の存在や、国家資本主義的な利害関心が働いていることを指摘します。歴史的にも、外部の勢力が介入を繰り返したり国境線を人工的に引き直したりすることが、中東地域の長期的な不安定化を招いてきた本質的な要因であると分析されています。

動画の終盤では、武力による介入ではなく、自由市場の原則や国家間の自主的な協調、そして誠実さに立ち返ることの重要性が訴えられました。ポール氏は、他国への介入に依存する現在の外交政策は限界を迎えており、武力介入を排した本来の平和主義へ立ち戻るべきだと主張します。米国政府には世界中の紛争に対して道徳的な権威を宣言する資格はなく、自国の行動にこそ責任を持つべきだという見解が示されました。このように、動画では軍事介入主義がもたらすリスクと、プロパガンダに惑わされない客観的な事実認識、そして平和的な解決への道筋の必要性が語られています。

Israel's Gaza-ization of Lebanon - YouTube

操られるトランプ氏

【海外動画より】対イラン情勢とアメリカ政権内部の意思決定の変容について、弁護士でありトランプ陣営の法律顧問も務めたロバート・バーンズ氏が、マリオ・ナファル氏の番組で分析を行いました。動画では、米国海軍がホルムズ海峡で民間船舶の護衛計画を再開した一方で、対イラン和平交渉が土壇場で停滞している複雑な現状が語られています。バーンズ氏によると、バンス副大統領や周辺国が仲介した複数の合意案が存在したものの、トランプ大統領自身が直前で合意を覆す行動を繰り返しているとのことです。その背景には、オバマ政権の核合意と比較されて弱腰だと見なされることへの警戒心と、一方でかつての捕虜危機のような最悪の事態を避けたいという心理的なジレンマがあると指摘されています。

バーンズ氏は、かつて自身が共に働き知っていたトランプ氏の現実的なリアリズムや多角的な意見を求める柔軟な意思決定プロセスが、ここ最近で変化していると主張します。現在の政権内部では、不都合な意見に対して感情を露わにすることや、事実とは異なる思い込みによって合意を台無しにする事例が報告されているという見解です。このような意思決定の不安定さは、合理的な戦略を欠いたまま交渉を難航させ、中東情勢を不必要に危険な状態に置く要因になっていると分析されています。また、周辺国からの警告や軍・インテリジェンス機関の報告を軽視し、自身のSNS発信によって交渉を破綻させる現状に、陣営内部からも懸念の声が上がっていることが明かされました。

動画の終盤では、このような混迷が中東におけるアメリカの足場を危うくしている現実が語られました。サウジアラビアなどの周辺国からの信頼低下が進む中で、トランプ氏が最終的に和平合意を受け入れるかどうかが今後の焦点となります。しかし、現政権が対イスラエル・ロビーや身内の投資利害に束縛される一方で、地域における米軍の基盤が脆弱化しているリスクも存在します。バーンズ氏は、かつて自らトランプ氏を支持していた立場を踏まえつつも、現在の外交政策が引き起こしている危機の本質を検証する必要性を説いています。このように、動画では合理性を欠いたリーダーシップがもたらす外交上のリスクが客観的な視点から解説されています。

Trump Being Manipulated - w/ Robert Barnes - YouTube

戦争をやめないネオコン

【海外動画より】中東やウクライナを巡る情勢、そして米国の外交戦略の課題について、著名な国際政治学者であるジョン・ミアシャイマー教授が元判事のアンドリュー・ナポリターノ氏の番組で分析を行いました。動画では、トランプ大統領による対イラン交渉への姿勢が二転三転し、一貫性を欠いたまま対話の最中に軍事攻撃が再開されるなど、不規則な外交プロセスが厳しく指摘されています。ミアシャイマー氏は、直接的な外交ルートや専門チームを欠いた米国の手法では意味のある合意には達しないと分析します。また、核兵器がもたらす抑止力の重要性についても言及し、米国やイスラエルからの攻撃を防ぐための確実な手段として機能する現状を踏まえ、イラン側にも核開発を強める動機が存在し続けているという見解が示されました。

ウクライナ情勢に関しては、ロシアのプーチン大統領が首都キエフへの大規模な爆撃を敢行するなど、本格的な対抗措置に踏み切った現状が解説されています。この背景には、ウクライナ側が欧米の支援を受けてロシア本土へのドローン攻撃を繰り返してきたことがあり、ロシア側が報復を決断した結果であると分析されています。ミアシャイマー氏は、欧州の指導層がロシアによる脅威を過大評価し、対話による緊張緩和ではなく軍事的な対抗を優先させている現状を危ういものと見ています。ロシア軍が4年以上をかけてウクライナ東部の20%の地域を制圧するのに苦戦している現実があるものの、欧州側は独自の兵器生産能力の限界に直面している点も挙げられました。

さらに、動画内では最近カナダで開催された討論会の様子も振り返られました。マイク・ポンペオ元国務長官などのネオコン、いわゆる新保守主義者たちの基本的な世界観は、米国が軍事力を用いて世界各地の政権を転換させる介入主義ですが、これらは過去にアフガニスタンやイラクなどで失敗を重ねてきたと批判されています。イランとの核合意離脱といった過去の重大な過失を認めず、感情論で反論を試みるネオコンの姿勢に対し、歴史的な事実に基づいた客観的な検証を行う重要性が主張されています。このように、動画では軍事介入がもたらす巨額のコストと、プロパガンダに依存しない冷静な現状認識の必要性が語られています。

Prof. John Mearsheimer : Neocons Want More War - YouTube

金価格、上昇へ

【海外動画より】世界経済の先行きやインフレの動向、そして金市場の展望について、著名な経済アナリストであり投資家でもあるピーター・シフ氏が自身の見解を語りました。動画では、市場が原油価格の下落や紛争の早期解決に対して過度に楽観的であると指摘されています。シフ氏は、仮に和平合意が成立したとしても原油価格が急落することはなく、高止まりが長期化する可能性が高いと分析します。紛争によってリスクプレミアムが上昇したことに加え、世界中の国や企業が不測の事態に備えて原油の備蓄を増やそうとするため、需要が構造的に高まるという見解です。また、エネルギー価格の上昇は裁量的な消費を減少させるためリセッション要因であり、これに対する中央銀行の利下げや通貨増発こそが真のインフレを引き起こすと説明しています。

さらに、シフ氏は米連邦準備理事会、いわゆるFRBの政策方針についても厳しい評価を下しています。現在、物価指標がFRBの目標である2%の2倍に達しているにもかかわらず、利上げが行われていない現状は問題であると主張します。名目金利が据え置かれていてもインフレが進行すれば実質金利は大幅に低下するため、実質的な金融緩和状態が続いているという見方です。このような環境下では、米ドルや米国債からの資金逃避が進み金への需要が必然的に高まると分析されています。シフ氏は、中央銀行による買い増しや投資家の参入によって需要が供給を圧倒し、金価格は2026年中に1オンスあたり6000ドルを超えて上昇を続けるとの予測を示しました。

動画の終盤では、さらに長期的な視点から、米国の深刻な政府債務危機が顕在化した場合のシナリオについても言及されました。シフ氏は、外国の投資家が米国債への関心を失いドルが急落するような事態が生じた場合、金価格が数年以内に数万ドル規模に達する可能性も排除できないと述べています。ダウ平均株価と金価格の比率が歴史的な底値に向かう中で、金や銀の鉱山株への投資が有効な資産防衛策になるという自身の投資スタンスが明かされました。このように、動画では過度な市場の楽観論を戒め、マクロ経済の本質的なリスクに備えるための資産配置の重要性が語られています。

"Gold Is Gonna SkyRocket In 2026..." - Peter Schiff - YouTube

多極化世界に適応できず

【海外動画より】多極化する世界情勢とアメリカの外交・軍事戦略の課題について、元米国務長官首席補佐官のローレンス・ウィルカーソン氏が、国際政治学者グレン・ディーセン氏の番組で分析を行いました。動画では、米国が覇権を維持しようとする一方で、現実の世界は多極化が進んでおり、米国の外交政策がこの変化に適応できていない現状が指摘されています。ウィルカーソン氏は、米国が対イラン交渉やウクライナ情勢において対話を軽視し、軍事的な抑止力や圧力に過度に依存している姿勢を批判しています。特に、直接的な外交ルートを欠いた交渉や相手国を追い詰めるような圧力は、真の安定をもたらさず、むしろ偶発的な衝突や軍事的なエスカレーションを招く危険性を高めているという見解が示されました。

また、ウィルカーソン氏は戦況の変容と同盟関係の動揺についても言及しています。ウクライナの戦場は新たな軍事技術の実験場と化しており、米国や欧州の資金によって新しい戦争の手法が試されていると分析します。このような状況は戦火を長引かせる要因となっており、ロシア側が大規模な核演習を行うなどの対抗措置をとる事態に至っています。さらに、アジアにおける変化にも注目しており、韓国や日本、フィリピンなどの同盟国において、若い世代を中心に米国との同盟に対する意識の変化や、米軍の存在が自国の安全を脅かすのではないかという懸念が生じつつあることを指摘しました。特に、40歳以下の若い世代の動向が将来の同盟関係の再編に影響を与える可能性について予測が語られています。

動画の終盤では、米欧の指導層が外交による緊張緩和を拒み、軍事的な抑止力を絶対視する外交を続けていることへの懸念が表明されました。ロシアのような大国に対して対話を閉ざす姿勢や、トランプ氏の戦略的計算を欠いた行動は国益を損なうものであると指摘されています。ウィルカーソン氏自身は、ロシアが北大西洋条約機構との戦争を余儀なくされる可能性を60%から65%程度と見積もっており、核兵器が使用されるリスクがかつてないほど高まっている現状に警鐘を鳴らしました。このように、動画では変化する多極化世界への適応失敗がもたらす危うさが、米国内の知見から語られています。

Lawrence Wilkerson: Failing to Adjust to a Multipolar World - YouTube

合意形成を妨害

【海外動画より】中東情勢を巡るアメリカの外交政策や、イランとの核交渉について、独立系ニュース番組のホストを務めるカイル・アンザローネ氏が自身の番組で分析を行いました。動画では、アメリカのトランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相による対イラン交渉への姿勢が、和平への道を複雑にしている現状が指摘されています。ネタニヤフ首相はトランプ氏に対し、イランのすべてのウラン濃縮プログラムの解体を最終合意の条件とするよう働きかけており、これが交渉における毒薬になっているとアンザローネ氏は説明します。イランは医療用途などで20%の濃縮ウランを必要としつつも、一定の制限を受け入れる姿勢を見せていましたが、完全な濃縮停止という厳しい条件には応じられないため、交渉の進展が阻まれているという見解です。

また、アンザローネ氏は、今回の紛争においてレバノンの武装組織ヒズボラが関与している点にも注目しています。イラン側は交渉においてヒズボラの立場を反映させる方針をとっており、これが交渉をさらに難しくしています。イスラエル側はレバノンへの軍事行動を強化していますが、これはアメリカとの合意形成を妨害する意図があると分析されています。さらに、トランプ氏が提唱するアブラハム合意への参加をすべての国に義務付けるといった要求も、交渉を不必要に複雑化させている要因として挙げられています。このようなアメリカの強硬な外交姿勢は、結果としてアメリカ自身の国益や国際社会の安定を損なっているというのが動画の主な指摘です。

番組の後半では、元政府高官の政治家と知識人による公開討論会の様子も紹介されました。マイク・ポンペオ氏らの主張に対し、ジョン・ミアシャイマー教授などの専門家が歴史的事実に基づいて反論し、聴衆の支持を集めたことが語られています。アンザローネ氏は、かつては主流メディアに登場し得なかった知識人がインターネットを通じて発言権を持ち、過去の事実に基づいた冷静な議論が広がりつつある現状を評価しています。このように、動画では中東を巡る複雑な利害関係と、プロパガンダに依存しない客観的な事実検証の重要性が、アメリカ国内の視点から語られています。

Trump Has Allowed Netanyahu to Control Negotiations, and it's hurting Americans - YouTube

2026-05-26

22兆ドルの衝撃

【海外動画より】国際情勢や経済分析を専門に発信する、著名な経済系ユーチューバーのチャンネルにて、米国経済が抱える巨大なリスクであるプライベートエクイティ(PE)のバブル崩壊危機について、詳細な解説が行われています。現在約22兆ドルもの規模に膨らんでいるこの市場ですが、これほど深刻な状況にあるにもかかわらず、一般にはほとんど議論されていないと指摘します。かつてはもっとも合理的で活発な資本主義の形態として紹介されていましたが、そのビジネスモデルは本質的な変質を遂げています。

本来の目的は、未公開企業を買収して経営効率を高め、価値を高めて売却して莫大な利益を得ることでした。しかし、業界が急成長を遂げるにつれて、成果を出すことよりも、受託資産の総額を増やして巨額の手数料を徴収することに主眼が移ってしまいました。現在では約2兆ドルもの投資未実行資金を抱えており、何としてでも買収案件を成立させなければならないという強い圧力にさらされています。結果として企業の評価額は、財務や会計上の現実から著しく乖離した楽観的な予測やレバレッジ、財務テクニックに依存したものになり、歪みが生じていると説明しました。

このシステムが長年にわたって機能し、莫大な富を生み出し続けることができた理由は、歴史的な低金利環境にありました。安価な資金調達によって過剰な借り入れや借り換えが容易になり、企業の評価額を実態以上に吊り上げることが可能だったのです。しかし昨今では、高金利の長期化や経済成長の減速という劇的な変化が生じています。これにより、未売却のまま保有されている膨大な企業の評価額が、実際には市場で実現不可能であるという脆さが露呈しました。

さらに深刻な問題として不透明性が挙げられます。上場株式市場とは異なり、未公開株の評価は企業内部の判断に委ねられているため、過大評価の余地が多分に残されています。かつては市場平均を上回るリターンを約束して投資家を惹きつけていましたが、現在では手数料が安く透明性の高いS&P500などのインデックスファンドの成績を下回る事例が相次いでいます。容易な資金調達の時代は終焉を迎え、今後は地道な経営改善という原点回帰を迫られる厳しい局面に入ったと解説を締めくくりました。

The $22 Trillion Shock - The Biggest Bubble in America Is Exploding - YouTube

米外交史上最大の失策

【海外動画より】シカゴ大学の著名な政治学者であるジョン・ミアシャイマー教授が、米国とイランの間で交渉が進められている新たな合意の枠組みと、その背景にある地政学的・経済的なリアリティについて詳細な分析を行っています。教授は、米国側が核問題を最優先で解決した上で圧力を強めたいと考えているのに対し、イラン側はまず確実な停戦やホルムズ海峡の封鎖解除、凍結資産の返還や制裁緩和といった具体的な利益を先行させたい考えであり、両者の思惑が対立していると指摘します。さらにトランプ米大統領は国内の強硬派やイスラエルからの強い圧力に直面しており、核プログラムの排除を交渉の前提に据えざるを得ない複雑な状況に追い込まれていると解説しました。

また、教授は今回の外交交渉が活発化している背景には、軍事的な限界だけでなく極めて深刻な経済的危機があると強調しています。ホルムズ海峡の封鎖が長期化すれば、原油価格の高騰や深刻なインフレを招き、米欧経済は1970年代以来となる「スタグフレーション」の瀬戸際に立たされることになります。米国債の利回り上昇や債務管理の悪化といった金融市場からの強い制約が、米国の覇権的な行動を実質的に縛っている現状を説明しました。トランプ大統領にとっても、秋の中間選挙を控える中で経済崩壊は致命傷になり得るため、今回の停戦に向けた動きは米国のパワーが市場や経済の現実によって限界を突きつけられた結果であると分析しています。

最後に地政学的な視点から、今回の事態がイスラエルや米国の同盟関係に与える打撃についても言及しました。当初の軍事作戦が目指したイランの完全な弱体化や代理勢力の排除は達成されておらず、むしろレバノンでの戦況悪化やイランの軍事力によって、イスラエルの戦略的な敗北が浮き彫りになっています。また、湾岸諸国もイランからの報復を恐れて米国のさらなる爆撃拡大に強く反対している現状を紹介しました。教授は、イランの現体制や軍事力が維持されたまま合意がなされれば、それは事実上のイラン側の勝利を意味し、今回の軍事介入の決断は2003年のイラク戦争をはるかに凌駕する「米国外交史上最大の失策」として歴史に刻まれることになるだろうと警告し、冷静な見解を締めくくりました。

A new Iran deal? | John Mearsheimer - YouTube

イランと合意、困難か

【海外動画より】著名な配信者であるマリオ・ナウファル氏の対談番組にて、元米中央情報局(CIA)のアナリストであるラリー・ジョンソン氏が、中東での衝突やウクライナを巡る情勢について分析を行っています。番組内では、イラン南部の港湾都市バンダルアバス周辺での爆発報道や、米中央軍によるイランのボートおよびミサイル基地への攻撃発表が取り上げられました。進行役のナウファル氏は一部の外交交渉の進展を根拠に停戦が近いと主張する一方、ジョンソン氏は米国やイスラエルの政治的背景から、合意形成は困難であるとの冷ややかな見方を示しています。さらに、イラン側は防衛力を大幅に強化しており、軍事介入の継続はさらなる泥沼化を招くリスクがあると警告しました。

また、対談ではイスラエルによるレバノンへの攻撃激化や、ガザ地区を含めた三つの戦線に同時直面する同国の厳しい戦略的状況についても議論が交わされました。ジョンソン氏は、米国の軍事援助が途絶えればイスラエルは作戦の縮小を余儀なくされるものの、同国内の強硬派による過激な主張が停戦への動きを妨げていると分析しています。その背景として、戦闘の長期化に伴い欧米側の防衛装備品やミサイルの備蓄が世界規模で枯渇しつつある現状や、中国がイランへの広範な後方支援や関係構築を通じて中東における影響力を着実に強めている現状を挙げ、これらが米国の戦略的な選択肢を狭めている要因になっていると指摘しました。

最後にウクライナ情勢についても深刻な予測が述べられました。ロシアのラブロフ外相が米国のルビオ国務長官に対し、首都キエフの軍事および情報施設への系統的な攻撃を開始する方針を伝えた件について、ジョンソン氏は非常に重大な局面であると強調します。これまでロシアは欧米の要人を巻き込むリスクを避けるために特定の施設への攻撃を控えてきましたが、欧米側が情報提供や座標設定において明確な一線を越えたと判断し、今後は施設内に滞在する欧米側の要員をも直接の対象に含める構えであると解説しました。欧米からの支援が滞りウクライナの防衛力が低下する中で、ロシアは攻撃のペースを劇的に高めており、キエフやオデッサの奪還に向けた動きを本格化させる恐れがあるとして、対談は幕を閉じました。

米イスラエル間に緊張

【海外動画より】ノルウェーの国際関係論学者であるグレン・ディーセン氏の動画にて、元米国国防次官補で元駐サウジアラビア大使のチャズ・フリーマン氏が、緊迫する中東情勢と世界秩序の構造変化について見解を述べています。フリーマン氏は、トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相との間に大きな緊張が生じていると指摘します。イランとの戦争を巡るイスラエルの戦略は行き詰まっており、米国は外交手段の不足や兵器の枯渇といった軍事的な限界から「手詰まり」の状況にあると説明しました。さらに、イランはこれまでの戦闘や休戦期間を通じて軍事力を再構築し、抑止力を高めていると分析しています。レバノンにおけるヘズボラの光ファイバー誘導ドローンによる反撃や、イスラエル軍内部での精神的疲弊も相まって、イスラエルは国際的な孤立を深めており、長期的には国家の存続自体が危ぶまれる厳しい環境に直面していると論じました。

また、フリーマン氏は、この紛争が世界の地政学的なパワーバランスを大きく揺るがしていると強調しています。中東における新たな安全保障の枠組みは、米国ではなく中国やロシアの後押しによって形成されつつあり、サウジアラビアやカタールなどの湾岸諸国も米国抜きでの戦後秩序を見据えてイランとの対話を進めていると述べました。こうした変化はアジアや欧州の同盟関係にも波及しており、世界は米国の単独覇権の終焉と、複数の地域中心勢力が並立する「多中心(ポリセントリック)」な秩序への移行期にあるとしています。

具体的にアジアでは、多くの国々が古典的な勢力圏としてではなく、実質的な敬意を払う形で中国との関係を再構築しつつある現状を語りました。同時に欧州でも、北大西洋条約機構(NATO)の結束が実質的に揺らぎ始めていると指摘します。かつての冷戦期やベトナム戦争時とは異なり、現在の世界には明確な二極対立ではなく多様な選択肢が存在するため、同盟国が独自の外交を展開しやすくなっています。このように、米国のグローバルな影響力の衰退と国際法秩序の機能不全に伴い、世界は「徐々に、そして急激に」深刻な構造転換を遂げつつあるという予測で、元大使は自身の冷静な解説を締めくくりました。

Chas Freeman: Crisis in Israel & Iranian Nuclear Weapons - YouTube

イラン南部を空爆

【海外動画より】アメリカのニュースサイト「アンチウォー・ドットコム」の編集長を務めるデイブ・デキャンプ氏は、中東やウクライナを巡る緊迫した国際情勢について解説しています。まず、米中央軍がイラン南部への空爆を実施したと発表した件について、米側は自衛のための措置であると主張しているものの、地域における全面的な戦争の再発につながる恐れがあると指摘しています。また、トランプ米大統領がイランとの合意形成の条件として、アラブ・イスラム諸国がイスラエルとの関係を正常化する「アブラハム合意」へ参加することを義務付ける方針を示したと言及しました。条件が満たされない場合は大規模な戦争が再開すると警告しており、これが外交交渉を破綻させる要因になり得るとの懸念を伝えています。

次に、レバノン情勢を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相が攻撃の強化を指示したことに対し、米国がこのエスカレーションを支持する姿勢を見せていると報告しました。停戦合意が存在するものの、イスラエルによる攻撃や地上作戦が継続しており、これに対してヘズボラ側もドローンなどで反撃を行っているため、現地では多数の死傷者が出るなど破壊的な状況が続いています。さらにガザ地区では、停戦合意後もイスラエル軍による空爆などの攻撃が頻繁に行われており、直近でも民間人の子供を含む犠牲者が相次いでいる現状を報告しました。あわせて、イスラエル軍がガザ内部に土塁による障壁を建設して地域を物理的に分断し、軍事拠点を強化することで、事実上の占領を固定化させているという最新の調査結果についても説明しています。

最後に、ウクライナ情勢に関しては、ロシアのラブロフ外相が米国のルビオ国務長官に対し、首都キエフへの大規模な攻撃を開始する方針を伝えたことに触れました。これはロシア国内へのドローン攻撃に対する報復措置とされており、戦争がさらに激化する恐れがあると警告しています。また、台湾への巨額の武器売却計画を巡り、イランとの緊張を理由に一時保留されているとの報道がある一方で、防衛当局は先行きを楽観視しており、米国による武器供給の継続が地域の緊張をさらに高め、中国側の反発を招く可能性があると解説を締めくくりました。

US Military Says It Bombed Southern Iran, US Backs Israel's Escalation in Lebanon, and More - YouTube

2026-05-25

中国テックの最先端

【海外動画より】地政学アナリストのサイラス・ヤンセン氏が主宰するライブ配信番組において、米中首脳会談やイラン戦争の行方、そして世界経済の変動を巡る最新の国際情勢について専門家を交えた多角的な議論が行われています。動画ではまず、北京で開催されたトランプ大統領と習近平国家主席による緊迫した首脳会談の様子や、米国側が主張するイラン戦争の外交的な進展について触れられています。米国側は交渉の成功を大々的にアピールしていますが、イラン政府側はこれを即座に否定しており、メディアを通じた情報戦の側面が非常に強まっています。

番組の参加者からは、トランプ大統領が戦争に関する独自の声明や投稿を頻繁に利用することで、株式市場やデリバティブ市場の相場を意図的に動かしているのではないかとの深刻な懸念が示されています。また、ホワイトハウス内部における不透明な資産運用や免責に対する厳しい批判が直接寄せられており、米国内での急激な生活費の高騰とも相まって、一般市民の間で従来の政治体制や民主主義への不信感が急速に広がっている現状が冷静に語られています。

さらに金融市場の劇的な変化として、ニューヨーク証券取引所やシカゴの取引所などがすべての証券のトークン化を世界規模で推進し、年中無休の24時間取引へと移行する計画が紹介されています。これにより価格操作のリスクがさらに複雑化する可能性が指摘されています。また、イラン戦争の長期化に伴い、米国が対台湾向けの軍事備蓄や弾薬の配備計画を縮小し、中東地域へと優先的にそれらを振り向けざるを得なくなっているという具体的な防衛供給面への影響も報告されました。

一方で、動画の後半では急速に変貌を遂げる中国の最新テクノロジー事情にも焦点が当てられています。世界最大級となる7トン級の大型貨物輸送用ドローンの初飛行成功や、外骨格ロボットの医療応用、わずか9分で電気自動車の充電を完了させる超高速充電技術など、実用化が進む最先端のインフラが詳しく紹介されています。西側諸国が内政や国際紛争に翻弄される中で、研究開発の分野において中国が独自の進化と優位性を強めている実態が第三者の客観的な視点から説明されています。

🚨LIVE: Let's Talk Geopolitics Episode 10 - YouTube

商品価格、急騰の公算

【海外動画より】著名な米国の経済学者でありジョンズ・ホプキンス大学教授のスティーブ・ハンケ氏が、現在の緊迫した国際エネルギー市場とオイルショックの本質について専門的な見解を詳しく述べています。ハンケ氏は、米国とイスラエルによる対イラン戦争が引き起こした供給側の衝撃について、1970年代のオイルショックとは本質的に異なると分析しています。当時の危機は政治的な判断で供給が管理されていたため政治的に解決可能でしたが、今回の危機はホルムズ海峡の封鎖や湾岸地域の石油生産設備の損壊といった物理的な破壊を伴っています。さらに今後情勢が緊迫化すれば、インフラの物理的損壊が拡大し、早期の修復や供給再開は極めて困難になると警告しています。

また、世界的な燃料在庫の減少についても深刻な懸念を示しています。現在の世界的な危機は在庫の取り崩しによって影響が緩和されているものの、このままのペースが続けば米国でも7月末までに石油在庫が完全に枯渇する恐れがあります。アジアの多くの地域ではすでに在庫が大幅に減少しており、ジェット燃料などの不足から航空路線の運航停止といった具体的な影響が出始めています。ハンケ氏は、トランプ政権がこうした物理的な供給不足のリスクを想定しておらず、効果的な対策を講じる準備が十分にできていない可能性が高いと冷静に指摘しています。

こうした市場の混乱を背景に、アラブ首長国連邦が石油輸出国機構を脱退した動きについても解説しています。脱退の背景には、将来的な化石燃料からの転換に伴う原油価格の下落予測や、有事による設備破壊のリスクを考慮し、制限を受けずに現在の生産量を最大化したいという経済的な思惑があります。さらに、イスラエルとの同盟関係や地域におけるサウジアラビアとの対立も影響しているとのことです。

最後に、今後の展望として国際商品市場が新たなスーパーサイクルに突入し、原油を含むあらゆる商品価格が急騰する可能性を指摘しています。世界各国が制裁や供給寸断のリスクに備えるため、在庫を蓄える「囲い込み」の動きを強めており、この需要拡大が価格をさらに押し上げる要因になるとの分析で締めくくられています。

Steve Hanke: Oil Shock - U.S. Reserves at 60 Days as Extreme Global Shortages Loom (Clip) - YouTube

日本、債務問題が深刻

【海外動画より】世界的な投資家であるジム・ロジャーズ氏が、現在の緊迫した世界情勢と市場の先行き、そして資産防衛のあり方について自身の見解を語っています。ロジャーズ氏は、周囲の誰もが「心配ない」と言っているときこそ疑問を持つべきだと警鐘を鳴らしています。金や銀などの貴金属は現在歴史的な高値圏にあるため新規の買い増しは控えているものの、有事の備えとして現物を手元に置く重要性を強調しています。もし今後価格が下がれば買い増す意向であり、国家による通貨の増刷が続く限り、数千年の歴史を持つ貴金属は価値を維持し続けると分析しています。

現在の中東情勢、特にホルムズ海峡の封鎖については強い懸念を示しています。この重要な海上交通路が遮断されれば原油価格が高騰し、深刻なインフレが引き起こされると指摘します。その一方で、もし世界経済が本格的な衰退期に入れば、深刻なデフレと経済後退を招く危険性もあります。中央銀行の官僚たちについて、彼らは通貨を印刷することしか知らないため、最終的にはさらなる増刷に走り通貨価値の希薄化を招くだろうと述べています。このような環境下での投資先として、安価で条件の良い農地を特定できれば大きな富を得る好機になるとの見解を示しています。

また、最高値圏で推移する株式市場に対し、市場の崩壊は急激な大暴落ではなく、人々が気付かないうちに進行する「長期的な緩慢な下落」になる可能性が高いと予測しています。このような不透明な状況下で、資産形成を目指す若い世代への助言として、もし次に何をすべきか確信が持てない場合は、無理に投資をせず現金比率を高めて市場を静観すべきだとアドバイスしています。間違った行動をとるくらいなら、何もしないほうが賢明であるというのが氏のスタンスです。

最後に日本経済の現状にも触れ、過去15年から20年以上にわたって続く人口減少と、拡大を続ける巨額の債務問題を深刻に受け止めています。日本は主要な経済大国であり膨大な資産を保有しているため、日本の停滞や資金の還流は国内にとどまらず、米国や欧州を含む世界全体の市場に対しても多大な負の影響を及ぼすリスクがあると冷静に指摘しています。

Legendary Investor Jim Rogers Is “Very Worried” About Markets — How to Prepare - YouTube

偽旗作戦に気をつけろ

【海外動画より】米国の著名なジャーナリストであるタッカー・カールソン氏のメディアにおいて、現在の緊迫する国際情勢と第三次世界大戦の危機に関する深い分析が提示されています。動画では、一般の市民が誰も戦争を望んでいないにもかかわらず、世界を大規模な衝突へと導こうとする動きが存在し、その引き金として自作自演の攻撃である偽旗作戦が利用される可能性が指摘されています。過去の歴史を振り返っても、情報が完全に開示されていない歴史的な大事件がその後の長期的な戦争や多くの犠牲者を生む契機となった前例があります。現在、欧州連合などでは軍備増強を進めて将来の戦時に備える方針が公に掲げられており、公式な動員体制への準備が進められている状況が説明されています。

また、これまでの国際社会における大国の関与の仕方に大きな変化が生じている点も指摘されています。過去数十年間、ラテンアメリカなどの地域における体制転換への情報機関の関与は秘密裏に行われ、関与を公式に否定するのが通例でした。しかし、近年のベネズエラでの政権への介入劇などを見れば明らかなように、現代では国際法や倫理的な手続きを完全に無視し、公然と他国の内政へ直接介入する姿勢へと変化しています。

この背景には、単なる政治的な意図だけでなく資源を巡る世界的な争奪戦が深く絡んでいます。ベネズエラには莫大な原油資源が存在しており、その資源の精製体制やサプライチェーンの多くを中国が構築してきたという重要な事実が語られています。そして、こうした資源を巡る大国間の衝突の構図は、ベネズエラから中東のイランへと拡大していると客観的に分析されています。

イランもまた中国にとって極めて重要なエネルギーの供給源であり、現在展開されているイランへの攻撃や圧力は、結果として中国へのエネルギー供給を遮断することを目的にしているという見方が示されました。この衝突によって、ホルムズ海峡を経由した国際的な貿易や海上輸送は深刻な制限を受けています。この影響はエネルギーにとどまらず中東産の肥料の流通にも及んでおり、今後の世界の農業や食料供給に対して深刻な影響をもたらす危険性が冷静に説明されています。

We Are Being Set Up for a False Flag. Tucker Reveals the Plan. - YouTube 

トランプ氏、合意急がず

【海外動画より】米国のニュースサイトであるアンチウォー・ドットコムの編集長、デイブ・デキャンプ氏は、米国とイランの交渉に関する最新の動向を動画で解説しています。トランプ大統領のSNSへの投稿などから、当初は両国間の合意形成に向けて地域での楽観論が広がっていました。しかし、トランプ氏はその後に方針を変え、交渉担当者に対して合意を急ぐ必要はないと指示したことを明かしました。

米国側は、凍結資産の解除やレバノンでの停戦枠組みといった当初の合意案から後退している模様です。デキャンプ氏は、イスラエル側の意向なども背景にあり、現時点での合意成立は極めて見通しが厳しく、再び本格的な軍事爆撃キャンペーンが再開される可能性のほうが高いのではないかという懸念を述べています。

また、米国が対イラン戦争の影響を直接の理由に、日本へのトマホーク巡航ミサイルの引き渡しを大幅に遅らせる方針を伝えたという報道を紹介しました。これはフィナンシャル・タイムズ紙が報じたもので、ヘグセス国防長官から日本の防衛大臣へ直接伝えられたとされています。日本は2024年に400発のミサイルを総額23.5億ドルで購入する契約を結びましたが、米軍が対イラン戦で既に1000発以上、つまり保有在庫の30%以上を短期間で消費したために遅延が生じています。

デキャンプ氏は、この中東での戦争が、日本や韓国、フィリピンなど、東アジアの同盟国を巻き込んだ米国の軍事力増強戦略に負の影響を与えていると冷静に分析しています。さらに動画では、各地で続く深刻な衝突について報告されています。イスラエル軍による激しい空爆が続くレバノン南部では多数の市民や救急隊員が犠牲になり、ガザ地区でも停戦合意の違反による攻撃が続いており、生後6ヶ月の乳児を含む家族が死亡するなど被害が拡大しています。

ロシアとウクライナの間でも報復の応酬が激化しており、ウクライナ側による攻撃で多数の学生が犠牲になった後、ロシア軍は先進的な極超音速ミサイルを含む大規模な空爆をキエフに行いました。このほか、ベネズエラでの米軍の演習や国家情報長官の辞任など、世界の不安定な情勢が第三者の視点から淡々と語られています。

Trump: No Rush To Make Deal With Iran, Israeli Strikes Kill Family in Gaza, and More - YouTube

ビットコインの暴落リスク

【海外動画より】米国の経済評論家であるピーター・シフ氏が、ビットコインと特定の金融スキーム、そして金や銀の動向について見解を述べています。シフ氏はまず、マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー氏による、配当のためにビットコインを売却する可能性に関する発表に言及しました。支持派はこの動きを肯定的に捉えていますが、シフ氏は批判しています。同氏の分析によると、同社の商品が提示する11.5%もの高利回りは、新規投資家の資金で既存投資家に支払う仕組みに依存しており、本質的にポンジ・スキームと同様の構造であると指摘します。透明性があるからといってその性質が変わるわけではなく、事業収入がない状態で借入金によりビットコインを購入する行為は極めてリスクが高いと警告しています。

シフ氏は、実際にビットコインの売却が始まれば市場の暴落を招くため、実際には売却ではなく配当を停止する可能性が高いと予測します。また、ビットコインが年間30%上昇するという主張に対しても、過去1年や2年の実績では下落しており、過去の成長率を現在の巨大な市場規模に適用することはできないと反論しました。特にリタイア層を標的にした安全な投資であるかのような宣伝は、資産を失う危険性があると懸念を示しています。

一方で、戦争下における金のパフォーマンスについては、開戦後に価格が約10%下落したことで安全資産としての地位が揺らいでいるという見方を否定しました。シフ氏は、開戦前に価格が急騰していた事実を挙げ、これは典型的な「噂で買って事実で売る」という市場の動きに過ぎないと説明します。戦争はインフレや債務増加をもたらすため、長期的には米ドルの価値低下を招き、確実に金にとって追い風になると主張します。

最後にシフ氏は、ドルの下落に対する備えとして、ビットコインを保有する必要性はないと断言しました。同氏は金や銀の採掘企業株など実物資産の株式を多数保有しており、これらがインフレの恩恵を受けると確信しています。ビットコインには上昇の確実性が見込めず、逆に90%下落するリスクがある一方、自身が保有する実物資産株にはそこまでの暴落リスクはなく、リスクとリターンのバランスから見ても貴金属に投資する方が合理的であると締めくくりました。

Peter Schiff on Strategy Selling BTC: “This Whole Thing Is Going to Implode” - YouTube

中央銀行、密かに金購入

【海外動画より】大手金融機関ゴールドマン・サックスの報告書を基に、中央銀行による秘密裏の金購入と国際通貨システムの転換について、貴金属投資機関のアナリストであるテイラー・ケニー氏が解説を行っています。同氏によると、公式の準備資産データには反映されていないものの、世界中の中央銀行が公表数値を大幅に上回る規模で現物の金を蓄積しているといいます。この未報告分の金を加算すると、中央銀行による実際の金購入量は、公式データによる予測よりおよそ70%も高くなると指摘されています。

ケニー氏は、この報告漏れが生じた背景としてロンドンの金市場における抜け道の存在を挙げます。中央銀行がロンドンの保管庫で金を準備資産として分類した上で輸出する手法を取ることで、公式の輸出報告義務を回避していると説明します。同氏は、このような秘密裏の購入の背景には、2022年に米国がロシアの資産を凍結・没収したことへの各国の警戒感があると分析します。ドル建て資産の保有は、米国の信用問題だけでなく、自国の富が政治的に兵器化されるリスクを伴うようになったため、カウンターパーティ・リスクのない金への移行が進んでいます。

大規模な金の購入は、現在のドル主導の通貨システムに対する不信任投票に等しいと同氏は論じます。米国が巨額の債務サイクルを維持するためにはドル覇権の継続が不可欠ですが、米国との関係悪化を避けるために多くの国が秘密裏にドルを手放して金へと資金を移動させていると推測します。通貨を創出している当事者である中央銀行が、自ら創り出す通貨ではなく金を選択して資産を守ろうとしている事実こそが、現在のドル覇権の時代が終焉に向かっている明確なサインであるといいます。

同氏は、このような通貨システムの転換は個人の購買力や資産形成に重大な影響を及ぼすと警鐘を鳴らします。自身の機関では歴史的な通貨の崩壊サイクルを研究し、資産防衛のための教育や現物取引を提供していると述べ、今回は条件を満たす金の購入に対し無料で銀を提供する期間限定の特典を案内しました。中央銀行のように、国家規模の経済の大きな変化を見据えて現物資産による自己防衛を早期に進めることの重要性を訴え、締めくくっています。

Central Banks Caught Buying 70% More Gold Than Reported - YouTube

経済危機のドミノ倒し

【海外動画より】イランを巡る国際情勢や、それが米国の経済と中東・中国との地政学的な関係に与える影響について、地政学アナリストのサイラス・ジャンセン氏が配信を通じて冷静な分析を行っています。同氏によると、イランを巡る対立の激化は世界経済に深刻な影を落としており、その中でも米国自身が多大な影響を受けているといいます。特にトランプ政権による断続的な発言やSNSを通じた対応が、金融市場の不確実性を高め、実体経済に複雑な連鎖反応を引き起こしている現状を指摘しています。

ジャンセン氏は、原油価格の高騰が米国内の生活コストを直撃していると論じます。米国経済は長距離輸送をトレーラーに依存する構造であるため、燃料価格の上昇に対して非常に脆弱です。ガソリン価格の大幅な上昇はインフレを加速させ、債券市場や不動産市場の停滞を招いています。住宅ローンの金利上昇によって不動産取引が凍結状態に陥り、多くの仲介業者が困窮している具体例を挙げています。さらに、中東からの原油供給の遅れや滞りが、米国内の農業分野における燃料や肥料のコスト高騰を招き、深刻な経営危機を引き起こしている状況についても解説されています。

さらに議論は、米中首脳会談やテクノロジー分野の覇権争いへと及びます。ジャンセン氏や共演者らは、米国が中国に対して人工知能分野の半導体規制や関税を強化してきたものの、中国側が国内製チップを用いた独自の技術革新を進めたことで、米国企業の中国市場への再参入が阻まれていると指摘します。巨額の資金が投入されている人工知能分野の投資バブルが、過去のITバブルと同様の結末を迎えるリスクについて警鐘を鳴らし、資金源となる中東諸国からの投資環境の変化もその要因になり得ると論じています。

ジャンセン氏は、このような世界規模の対立や制約がドミノ倒しのように世界経済へ波及していると結論付けています。グローバル経済の相互依存性が高い現代において、地政学的な対立はすべての市場に影響を及ぼすため、正確な情報の見極めが不可欠であると語ります。多極化が進む国際社会の中で、各国がどのように経済協力関係を維持し、混乱を回避できるかが今後の焦点であると締めくくっています。

LIVE: Has the Iran War Backfired Into America's Biggest Mistake? - YouTube

反ユダヤという不当な非難

【海外動画より】アメリカの外交政策やイスラエルとの関係を巡り、米国の著名ジャーナリストであるタッカー・カールソン氏が、イスラエルのジャーナリストからの質問に対し、自身の見解をインタビューで語っています。同氏は、イスラエルのネタニヤフ首相が米国の指導者の弱さに付け込み、米国を自国の利益にかなわない戦争へと突き動かしたと強く批判しています。この指摘に対し、ユダヤ人の陰謀論や反ユダヤ主義的な言説を反映しているのではないかという問いが投げかけられますが、カールソン氏はこれを明確に否定しています。

カールソン氏は、特定の民族をその属性に基づいて攻撃することには完全に反対であると言明しています。自身がキリスト教徒であることを原点に、反ユダヤ主義や白人への憎悪、アジア人やイスラム教徒などあらゆる民族に対する憎悪は不道徳であり、一貫して拒絶してきたと主張します。同氏は、イスラエル政府高官がアラブ人を非人間的に扱う姿勢こそが不道徳であると指摘し、特定の政府の政策や行動を批判することと、その民族自体を憎むことは全く別のものであると論じています。

さらに議論は、米国がイスラエルに対して巨額の資金を投じ、軍事行動を支援している現状への不満に及びます。カールソン氏は、一人の米国市民として、なぜ自国の若者が他国の戦争で命を落とさなければならないのか、なぜ多額の税金が投入され続けなければならないのかという不満を多くの米国人が共有していると述べました。また、イスラエル自身にとっても、米国の軍事力に長年依存し続けた結果、防衛能力を超えた過度な戦域の拡大を招いており、決して好ましい状態ではないとの見方を示しています。

また、自身がイスラエルの空港で当局から受けた対応や、米国における世論の硬化についても言言及がなされました。同氏は、ガザ地区における子供たちの殺害をはじめとするイスラエル政府の振る舞いに対する批判の高まりは、決して反ユダヤ主義と同義ではないと強調します。主権者である納税者として、自国が資金を提供している外国政府の行動を批判することは当然の権利であり、一国への批判を民族への憎悪と混同すべきではないと一貫した立場を述べています。

Tucker: Do You Understand Why We Might Not Like This - YouTube

帝国か多極化か

【海外動画より】アメリカの外交政策における覇権維持への執着と、その対象となるロシア、イラン、中国への攻勢について、元米海兵隊員で地政学メディア主宰者のブライアン・バーレティック氏が分析を行っています。同氏によると、米中首脳会談などに見られる米国の外交は、平和的解決のためではなく、さらなる対立に向けた大義名分や地政学的な優位性を形成するための手段に過ぎません。米国は理性的であるという印象を対外的に与えつつ、実際には次の対立への準備を進めていると指摘します。

伝統的な国際政治では力の均衡が平和をもたらすとされますが、現在の米国が目指すのは単独の優位性である覇権そのものです。バーレティック氏は、米国がロシアやイランを弱体化させることで、結果的にこれら2カ国が中国への依存を強める構造を生み出していると論じます。さらに米国は、欧州をロシアのエネルギーから切り離したのと同様の手法をアジアでも展開しており、中東の紛争や海上交通路への介入を通じて、アジア諸国に米国製エネルギーへの依存を促し、中国包囲網へ協力させるレバレッジに利用していると解説します。

このような米国の戦略は外交のみならず、インフラ破壊を伴う多面的な攻勢へと発展しているとみられています。中国が進める一帯一路構想に対し、ミャンマーやパキスタンなどでインフラを標的とした武装勢力による攻撃が行われており、これらは米国が支援する代理勢力による工作であるとバーレティック氏は言及します。さらに東アジア地域においては、韓国、日本、フィリピンを実質的な軍事同盟のように統合し、有事の指揮権を米国が掌握する構造を維持することで、中国に対する軍事的な障壁を構築していると分析します。

同氏は、地球規模の帝国主義的な試みは非合理的で持続不可能としつつも、国際社会はその破壊的な影響力を過小評価すべきではないと警鐘を鳴らします。衰退を拒む米国が、自国の優位性のためにどこまで過激な手段に出るかは予断を許しません。最終的な焦点は、ロシア、中国、イランを中心とする多極化世界が、米国の引き起こす混乱よりも早い速度で新たな経済協力関係を構築し、抑止力を高めることができるかどうかにかかっていると締めくくっています。

Brian Berletic: The New Great Game - War Against Iran, Russia & China - YouTube

2026-05-24

ガザ、キリスト教徒への暴力

【海外動画より】ジャーナリストのタッカー・カールソン氏の番組に出演したパレスチナ系アメリカ人の牧師が、ガザ地区やヨルダン川西岸地区で過酷な状況に置かれているパレスチナ人クリスチャンの実態と、彼らが直面している構造的な圧力について語る動画をご紹介します。

中東地域、特にパセレスチナの地に暮らすキリスト教徒(クリスチャン)の存在とその苦難については、国際社会で十分に知られていません。パレスチナ系アメリカ人のキリスト教牧師は、メディアで幅広く活動するジャーナリストのタッカー・カールソン氏のインタビューに応じ、イスラエル政府や入植者からパレスチナ人クリスチャンに対して組織的・構造的な圧力が加えられている実態を告白します。イスラエルの人権団体「ロージング・センター」の調査によると、2024年だけでクリスチャンを対象とした攻撃が111件記録されており、これらは単発の偶発的な事件ではなく、住民を土地から追い出すための広範なシステムの一環であると同牧師は指摘します。

ヨルダン川西岸地区のクリスチャンコミュニティでは、隣接するユダヤ人入植地が拡大する一方で、パレスチナ人住民は給水制限により数週間も給水車を待たねばならないといった不条理な格差に直面しています。さらに、軍による民家の占拠や、入植者による住民の殺傷事件に対して適切な捜査や逮捕が行われない不処罰の文化が定着しています。同牧師は、一部のパレスチナ人による暴力やテロ行為についてはキリスト教徒の立場から一貫して反対・非難してきたことを強調した上で、パレスチナ人が事件を起こした際には即座に射殺や拘束、家族の住宅破壊といった連帯責任的な厳しい処罰が下されるのに対し、入植者による暴力は軍や体制によって事実上見過ごされているという深刻な司法の不平等を訴えます。

特に悲惨を極めるのがガザ地区の現状です。ガザには由緒あるキリスト教会やクリスチャンのコミュニティが存在しますが、軍事作戦にともなう無差別な攻撃により、多くの聖堂が破壊され市民が犠牲になっています。ガザ・バプテスト教会のピアニストであった84歳の女性が、自宅の状況を確認しに行った際に狙撃され、救護を求めながら3日間にわたり放置されて死亡した事例や、教会の敷地内で高齢の女性とその娘が銃撃された生々しいエピソードが明かされます。これらはテロとは無関係に、ただその土地に留まり平和に生きることを望んでいた普通の人々でした。

同牧師が最も強い懸念を抱いているのは、米国内の一部のキリスト教指導者や福音派の信徒たちが、現地の客観的な事実やクリスチャン同胞が受けている迫害の現実を知らないまま、あるいはそれを知りながらも政治的な立場から軍事行動を無条件に支持・支援している点です。パレスチナ人クリスチャンは歴史的に、ユダヤ系やイスラム系の隣人たちと平和的な共存を望み、暴力を否定するキリストの教えを実践してきたと説きます。米国からの資金や軍事援助が、結果として同じ信仰を持つ現地の人々の生活基盤や教会の破壊につながっている矛盾に目を向け、宗派や民族を問わずすべての人間の尊厳と平和を守るための客観的な視点が必要であると提唱しています。

Why Are We Paying to Bomb Christian Churches in Gaza? - YouTube

中露、独自の経済圏拡大

【海外動画より】経済アナリストのショーン・フー氏が、ロシアと中国の首脳会談による脱ドル化の加速や、米国の対イラン政策がもたらす実体経済の危機について語る動画をご紹介します。

中ロ首脳会談の閉幕は、単なる外交的な儀礼にとどまらず、現在の世界秩序とは異なる新たな枠組みの構築を決定づけるものとなりました。経済アナリストのショーン・フー氏は、トランプ大統領が依然として自らの外交手腕を過信している一方で、中ロ両国は着実に独自の経済圏を拡大していると指摘します。現在、両国間の二国間貿易のほぼ100%がルーブルまたは人民元で決済されており、長年続いたドル基軸体制からの脱却が進行しています。さらに、イラン情勢の緊迫化にともなうホルムズ海峡の危機は、西側諸国が依存してきたエネルギー安全保障の脆弱性を浮き彫りにしました。

中ロ両国はこの危機を逆手に取り、北極圏のエネルギー資源を北京や上海の製油所へ直接つなぐ大規模な新型パイプラインの建設を進めています。これは中国の年間ガス消費量の12%に相当する規模であり、すべての取引が人民元ベースで行われるため、米国の制裁が及ばない「制裁耐性」を持ったエネルギー供給網が完成しつつあります。また、中国のクロスボーダー貿易における人民元決済の割合は35%に達しており、過去数年で3倍以上に急増しています。トランプ政権による対イラン強硬策や軍事的な緊張は、皮肉にもドル離れを加速させる絶好の機会を中国に提供する結果となりました。

中国の戦略はイランの要求とも完全に一致しています。イランが求める制裁の解除や凍結資産の返還が実現すれば、その巨額の資金は中国の資産や金市場に流れ込み、北京の金融エコシステムをさらに強化することになります。また、トランプ大統領がイラン情勢への警戒を強める一方で、中国は米国軍事産業に不可欠なレアアース(希土類)の供給能力の大部分を握っており、これが西側に対する強力な交渉カードとなっています。

この地政学的な混乱は、米国内の深刻なインフレとなって一般消費者の生活を直撃しています。穀物や野菜などの食料品価格がかつてない規模で急騰しており、この背景にはエネルギー価格の上昇にともなう農業コストの増加があります。肥料や農機具用ディーゼル燃料の高騰は農家の経営を圧迫し、作付けの縮小や生産量の減少を引き起こしています。ショーン・フー氏は、ホルムズ海峡の閉鎖が長期化すれば、2027年末までに食料価格がさらに35%上昇する可能性があるという試算を示します。資金需要の拡大にともなう金利上昇の圧力も加わり、米国経済は実体経済の足元から深刻な危機に直面していると警鐘を鳴らしています。

BLOWBACK: China Issues Fatal Warning To Washington; McDonalds Proves US Economy Is Done - YouTube

教育システムの罠

【海外動画より】ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として世界的に知られる投資家・作家のロバート・キヨサキ氏が、既存の教育システムがもたらす経済的な罠と、真の自由を得るための金融リテラシーの重要性について語る動画をご紹介します。

学校教育のルールに従って一生懸命に勉強し、学位を取得して就職したにもかかわらず、多くの人々が経済的な自由を得られずに慢性的な不安を抱えています。投資家であり著名な作家でもあるロバート・キヨサキ氏は、この状況は個人の失敗ではなく、資産を築く人間ではなく従順な労働者を育てるために意図的に設計された社会システムの「成果」であると指摘します。同氏は、現代のビジネスや富の構築において重要な役割を果たしてきた歴史的な転換点として、1903年、1971年、1974年の3つの重要な年を挙げてその構造を紐解きます。

最初の転換点である1903年、大富豪のジョン・D・ロックフェラーが一般教育委員会を設立し、米国の教育カリキュラムの基礎を築きました。この仕組みは、人々を現在の立ち位置に留め、上層へ這い上がらせないための「封じ込め戦略」であり、指示に従いミスを恐れる従順な従業員を量産する目的で導入されました。次に1971年、ニクソン大統領がドルと金の交換を停止したことで、通貨は実体を持たない政府の「約束(債務)」へと変貌しました。これにより、政府が自由に紙幣を印刷できるようになり、現金を貯蓄する行為そのものがインフレによって富を失う敗者の選択肢となりました。

最後の1974年、米国の法律によって企業が従業員の退職金を保証する従来の年金制度が事実上廃止され、個人の自己責任による401k(確定拠出年金)へと移行しました。金融リテラシー(お金の知識)を全く教えられていない何百万人もの労働者が、ウォール街の金融機関に手数料を支払い続ける投資家へと仕立て上げられたのです。学校では「文字の読み書き」を教えますが、お金の動きを理解する「金融リテラシー」は一切教えません。文字の知識しか持たない人々は、生涯にわたり金融知識を持つ人々のために労働力を提供する dependency(依存状態)から抜け出せなくなります。

この罠は、医師や弁護士といった高収入の専門職であっても例外ではありません。自らが働き続けなければ収入が途絶える仕組みの中にいる限り、それは高所得という名の刑務所にいるようなものです。国や会社、金融機関が用意したルールは、利用者の利益ではなくシステム自体の維持を目的に最適化されています。この労働と依存のマシーンから抜け出す唯一の方法は、学校が教えることを拒んだ金融リテラシーを自ら学ぶことです。資産と負債の真の違いを理解し、時間の切り売りを止めて自分が眠っている間にも動く仕組みを構築することこそが、真の経済的自由への道であると結んでいます。

Why Following the Rules Still Left You Financially Trapped - Robert Kiyosaki - YouTube

米イラン、合意形成か

【海外動画より】シンクタンクの幹部であり、中東情勢の分析で知られるトリータ・パルシ氏が、緊迫する米国とイランの対立、そして舞台裏で進む外交交渉の行方について語る動画をご紹介します。

現在の米国とイランの二国間交渉は、公の場での発言自体が相手の出方を探る駆け引きの一部となっています。ワシントンにあるシンクタンク、クインシー研究所のトリータ・パルシ副所長は、イラン側が「依然として重大な相違がある」と長期戦を示唆する発言をしているものの、これは時間的猶予をアピールするための戦術である可能性があると分析します。一方で、トランプ大統領には残された時間が多くありません。米国の長期国債の利回りが急上昇するなど、戦時下の経済的な危機ラインに近づいており、今後数週間以内に合意に至らなければ、大統領が望むような経済回復の恩恵を享受できなくなるためです。

パルシ副所長は、双方が交渉を引き延ばすことは「妨害派」に合意を頓挫させる機会を与えることになり、極めて不賢明であると指摘します。さらに、秋の中間選挙でトランプ大統領の与党が議会の多数派を失えば、政権はレームダック(死に体)化し、制裁解除などの実行力は劇的に低下します。イラン側もまた、戦時体制による国民への締め付けが永遠に続くわけではなく、国内の不満や経済的困窮への対処という課題を抱えています。しかし今回の交渉が過去と異なるのは、イランがホルムズ海峡の管理権という強力な交渉カードを握っている点です。

イランはウラン濃縮能力そのものを放棄することはありませんが、濃縮ウランの貯蔵量を国外に搬出することや、一定期間の濃縮停止といった妥協案には柔軟な姿勢を見せ始めています。トランプ大統領もまた、過去の政権とは異なり、米国企業によるイランへの関与や金融制裁の解除といった一次制裁の緩和を、政治的コストとみなさず柔軟に対応する構えです。オマーンが仲介するホルムズ海峡の「環境・管理手数料」の導入案など、国際法上の前例を避けつつイランの優位性を認める形での決着が模索されています。

米国が軍事力によって海峡を強制的に開放することはコスト的に不可能であり、周辺の湾岸諸国も米国の安全保障能力に限界を感じ、イランとの統合や外交関係の再構築へと舵を切り始めています。パルシ副所長は、ワシントンの対イラン強硬派(タカ派)がトランプ大統領を直接批判し始めていること自体が、水面下で具体的な合意が形成されつつある証拠であると結論づけています。背後ではパキスタンやカタール、さらには中国が不可欠な外交アクターとして静かに影響力を強めており、地域情勢はこれまでの対立構造から大きな転換期を迎えていると述べています。

Inside Iran's New Strategy to Counter Trump's Attack | Trita Parsi - YouTube

イラン、攻撃に備える

【海外動画より】イラン大統領府の顧問を務めた経験を持つテヘラン大学のモハマド・マランディ教授が、混迷を極める米国とイランの外交交渉の実態や、緊迫する軍事情勢について語る動画をご紹介します。

米国とイランをめぐる外交の最前線では、双方が合意に近づいているとする米国の見解と、両者の隔たりは依然として大きいとするイランの見解という、矛盾した情報が錯綜しています。元イラン核交渉チームのアドバイザーであるテヘラン大学のモハマド・マランディ教授は、イラン側から見ると両国の間には依然として大きな溝が存在すると指摘します。米国側は交渉の進展を急ぐ切迫感を強めていますが、イラン側にはそのような焦りはありません。経済的なインフラへの攻撃や包囲網によって国内の雇用や物価に影響は出ているものの、グローバル経済の受けているダメージの方がはるかに深刻であり、国際社会の方が破局の危機に瀕していると認識しているためです。

イランの外交姿勢の基本として、過去の条約や合意において米国側に何度も約束を破られてきた苦い経験から、ワシントンに対する強い不信感が根底にあります。そのため、パキスタンなどの仲介者を通じたメッセージを盲信するようなことはなく、交渉の最中であっても常に最悪のシナリオを想定しています。イランは自ら戦争を仕掛けたわけではないという大義名分のもと、主権の侵害や不当なアメリカ側の要求には一切屈しない構えです。仮に交渉が決裂して再び軍事的な衝突に発展した場合でも、イランの防衛体制や軍事能力は数ヶ月前よりも格段に強化されており、米イラン双方とも事態は戦闘の再開に向けて備える局面に入っているとマランディ教授は分析します。

戦略上の要衝であるホルムズ海峡の管理権は、イランにとって最も強力な対抗手段となっています。かつての衝突でも海峡の封鎖が国際的なエネルギー供給の生命線に決定的な影響を与えたように、イラン側が譲歩を見せることは容易ではありません。現政権はアメリカが週末に市場への衝撃を避ける形で攻撃を仕掛けてくる可能性を警戒し、国内の空域を閉鎖するなど高い警戒態勢を維持しています。周辺の湾岸諸国や中東の各勢力は事態の推移を注視し、一部で仲介の動きはあるものの、この問題の核心はあくまで米国とイラン、そしてイスラエルとの直接的な力関係に集約されています。イラン国内の世論は直面する経済的困窮を耐え抜く強靭さを保っており、交渉で有利な立場を維持しながら長期戦も辞さない構えであると論じています。

Seyed M. Marandi: Iran Closes Its Airspace as Negotiations Fail and the U.S. Prepares to Strike - YouTube

米の敗北、変わる世界

【海外動画より】米国のジャーナリストでありニュースサイトの編集長を務めるベン・ノートン氏は、動画配信において米国が開始したイランとの戦争が敗北に向かっており、これが世界の勢力図を大きく変えつつある現状を冷静に解説しています。かつてイラク戦争やリビアへの軍事介入を主導してきたワシントンのネオコンと呼ばれる新保守主義の戦争タカ派でさえ、現在の米国がこの紛争で劣勢に立たされている事実を渋々認め始めていると指摘しています。

ノートン氏は、その象徴的な動きとして、著名な外交政策思想家であるロバート・ケーガン氏が、雑誌『アトランティック』に「イランでのチェックメイト」と題する記事を寄せたことを挙げています。ケーガン氏は記事の中で、米国がこの戦争で敗北しつつあり、その結果として生じる地政学的な影響をワシントンがもはや制御することはできないと吐露しています。この敗北は、過去のベトナム戦争以上の甚大な衝撃を世界に与え、米国の覇権の衰退を加速させる一方で、中国やロシア、そしてグローバルサウス諸国の地位を強固なものにすると分析されています。

米国とイスラエルが開始したこの軍事行動は、米国に深刻な泥沼化をもたらしています。米国情報機関がリークした情報によれば、イランは強固な防衛網により大半のミサイル能力を維持しており、ホルムズ海峡の封鎖にも長期間耐えうる優位性を持っています。また、中東の米軍基地の多くがイラン側の反撃で甚大な損害を被ったとされています。さらに、この紛争が引き起こした石油危機により、世界的な経済停滞や肥料不足による食料危機が誘発され、米国内でもインフレや生活費の高騰が深刻化しています。最新の世論調査では米国市民の60%がこの戦争に強く反対しており、トランプ政権の支持率は急落しています。

ノートン氏は、長年戦争を煽ってきたビル・クリストル氏などの他のネオコン勢力も、政権の不人気と戦争の失敗を察知して次々と逃げ出そうとしている政治的便乗主義を指摘しています。そして、今回のイラン戦争における米国の挫折は、西アジア地域に留まらず、今後の世界の経済と地政学のあり方を根本から一変させる歴史的な地殻変動になる可能性が極めて高いと結論付けています。

US defeat in Iran War will change the world - Now even American hawks admit it! - YouTube

米、力の限界

【海外動画より】米国の著名ジャーナリストであるクリス・ヘッジズ氏、国際政治学者のスティーブン・ウォルト教授、そして同じくジャーナリストのライアン・グリム氏による対談動画において、現在のイランを巡る紛争と米国の国力の限界について冷静な議論が交わされています。ウォルト教授はかねてより、米国の中東における軍事的な関与を縮小させることが自国の国益に適うと一貫して主張してきましたが、現在の事態は米国の主体的な選択ではなく、対立勢力の軍事行動によって中東からの撤退を事実上余儀なくされるという極めて厳しい局面を迎えています。

ウォルト教授は、米国が過去30年以上にわたり中東の安定に寄与してこなかったと詳細に振り返ります。2003年のイラク侵攻などの軍事介入は地域を過度に不安定化させ、結果として過激派組織の台頭を招きました。また、今回のイランへの攻撃によって世界のエネルギーや食料の価格が高騰しており、アジアや欧州の同盟国からは、米国の意思決定能力に対する深刻な不信感が抱かれ始めています。米国とイスラエルの利益は必ずしも一致しておらず、米国が自国の主体性を発揮するためには、現在の誤った軍事支援を停止し、戦争を早期に終わらせる決断が不可欠であると強く訴えています。

ヘッジズ氏は、米国が過去の教訓を活かせずに同様の失敗を繰り返す背景として、軍事産業から資金提供を受けているシンクタンクや、現実離れしたイデオロギーに依存した歪んだ意思決定システムを詳しく挙げます。今回のイラン攻撃も、短期間で現体制が崩壊するという甘い見通しに基づき、十分なチェック機能を経ずに強行されたと批判しています。さらに、イランは数十年にわたり空軍力の劣勢を想定し、山岳地帯の地下に強固なミサイル都市を構築しており、米国の高額な兵器が、ドローンなどの安価な非対称兵器によって効果的に無力化されている実態が詳細に明らかにされています。

対談の最後では、この紛争が長期化すれば、重要な部品や原材料のグローバルな供給網の崩壊が一段と進み、現在の景気後退がさらに深刻な世界大恐慌へと発展する深刻なリスクがあることが強く警告されています。

Chris Hedges, Stephen Walt and Ryan Grim on the Limits of U.S. Power in Iran - YouTube

バルト3国の暴走


【海外動画より】米国の著名な経済学者であるジェフリー・サックス教授は、対談動画の中で、現在の欧州における安全保障環境、特に関係悪化が続くバルト海沿岸地域の現状について深刻な懸念を表明しています。サックス教授は、北大西洋条約機構(NATO)とロシアの間で段階的な軍事のエスカレーションが続いており、バルト三国からのドローンがロシア領内を攻撃しているとされる事態を受け、この地域が現在「世界で最も危険な場所」になっていると警告しています。

サックス教授は、このような危機的状況を招いた背景に、欧州側における深刻な「外交の不在」と「反ロシア感情」の暴走があると指摘しています。欧州連合(EU)が外交トップである上級代表に、強硬な対露姿勢で知られるバルト三国出身のカイヤ・カラス氏を起用したことで、欧州全体の外交方針が一部の極端な意見に引きずられる結果になったと分析しています。また、本来であればブレーキをかけるべきフランスやドイツの指導者層の対応、特にドイツのメルツ首相が外交交渉に関心を示さず、軍備増強へと舵を切っている現状を、極めて不責任であると批判しています。

さらに教授は、現在の対立を歴史的な経緯の忘却という観点から説明しています。1990年のドイツ統一の際、当時の西側諸国はソビエト連邦に対して「NATOを東方に拡大しない」という明確な約束を交わしていました。ドイツや欧州の指導部が、こうした過去の約束や2015年のミンスク合意といった平和への枠組みを完全に無視し、対話を拒否し続けていることが、不必要な対立と相互の不信感を煽っているのが実態です。

サックス教授は、対立が取り返しのつかない大国間の直接戦争へと発展することを防ぐためには、欧州の指導者が一刻も早く対露外交を再開するべきだと訴えています。直近ではアンゲラ・メルケル前首相らがロシアとの対話の必要性を口にし始めるなど、遅まきながら外交の正常化を巡る議論が浮き彫りになりつつあります。教授は、都合の良い身内だけの対話から脱却し、ロシアのラブロフ外相のような当事者と直接向き合って歴史的な事実を確認し合うことこそが、欧州自身の安全保障を回復するための唯一の道であると結んでいます。

Jeffrey Sachs: The Baltic States Are Now the “Most Dangerous Place” in the World - YouTube

中規模国家の時代

【海外動画より】国際関係の専門家であるジアン・シュエチン「教授」は、動画配信の中で、現在の世界情勢の本質は単なる対立の「エスカレーション」ではなく、国際秩序そのものの「移行」であると冷静に分析しています。世界各地での軍事的な緊張や制裁措置の応酬は、突発的な混乱ではなく、主要国が数年前から戦略的かつ意図的に進めてきたグローバルな再編成の動きが表面化したものであると指摘しています。

教授は「戦略的漂流」という独自の枠組みを用いて、主要各国の現状を詳細に読み解いています。米国は、冷戦終結後から維持してきた「世界の警察官」としての役割を、莫大な債務や国内の政治的対立を背景に、持続不可能であると判断して縮小させています。これは衰退ではなく、最先端技術や金融システム、エネルギー輸出をレバレッジとした、より効率的な覇権モデルへの戦略的な再調整であると捉えるべきです。一方、急速な台頭を続ける中国は、一見すると自信に満ち溢れているように見えますが、その実態は労働人口の減少という深刻な人口動態の危機や国内不動産市場の低迷に直面しており、戦略的な猶予が失われつつあることへの焦燥感が背景にあると解説しています。

また、欧州がロシアへのエネルギー依存や米国の無条件の防衛という過去の前提に揺るぎを見せ、長期的な戦略ビジョンを欠いたまま不確実性に直面しているのに対し、インドやブラジルといったグローバルサウスの諸国は、米中いずれのブロックにも完全には属さない「主権ヘッジ」と呼ばれる先進的な外交を展開しています。特定の超大国に依存せず、双方から投資や技術、エネルギーなどの実利を引き出すこの賢明な手法が、国際舞台で着実に発言力を強めています。

世界秩序は、米国が安全保障や自由な市場を無条件で提供していた時代から、同盟国に対価やサプライチェーンの協調を求める「条件付きの覇権」へと大きく変化しています。シュエチン教授は、これからの激動の時代において最も利益を享受するのは、軍事力で圧倒する国ではなく、戦略的資源や地理的優位性を活かして多くの選択肢を柔軟に維持できる中規模の国家である可能性が高いと結んでいます。

Prof. Jiang Xueqin | The Global Balance of Power Has Shifted — And It Changes Everything - YouTube

トランプ氏、若年層の支持低下

【海外動画より】米国の著名ジャーナリストであるタッカー・カールソン氏は、自身の動画配信において、共和党の深刻な変質と支持層の間に広がる失望について冷静に語っています。カールソン氏はかつて、政府は米国市民の利益のためにのみ存在するべきだという「アメリカ・ファースト」の理念に深く共感し、トランプ大統領の誕生に大きな期待を寄せていました。しかし、最近のイランへの軍事行動の開始や、ジェフリー・エプスタイン事件に関する関連ファイルの非公開化といった一連の決定により、かつての重要な公約が大きく裏切られたと指摘しています。

こうした党の変質を象徴する具体的な出来事として、ケンタッキー州の共和党下院議員予備選挙におけるトーマス・マッシー議員の敗北が詳しく挙げられています。マッシー氏は同国の巨額の財政赤字を背景に、あらゆる対外支援の削減を訴えてきた原則主義的な政治家ですが、イスラエルへの財政支援に異を唱えたことで、親イスラエル・ロビー団体や富裕層ドナーから激しい標的にされ、多額の選挙資金を投入されて敗北へ追い込まれました。カールソン氏は、これが真の民主的プロセスではなく、一部の富裕層による影響力行使の現れであると批判的に捉えています。

番組に登場した世論調査専門家のリッチ・バリス氏との対談では、支持基盤の構造変化がデータによって浮き彫りになりました。バリス氏の調査によると、2024年当時にトランプ氏の路線を支持していた45歳未満の若年層やミレニアル世代の間で、国内経済を軽視して対外的な問題に注力する現政権への不満から支持率が急速に低下しています。支持層の高齢化が進む中、バリス氏は若者が主体的に投票に参加しない限り、共和党が将来的に一般選挙で勝利することは難しくなると予測しています。

カールソン氏は、現在の共和党が米国市民のための党から遠ざかり、超党派の戦争支持勢力のようになっている現状を憂慮しています。しかし、この厳しい現状は有権者に政治の仕組みを直視させる大きな契機となり、既存の崩壊した枠組みを超えて、より誠実で直接的な新しい政治運動が本格的に生まれる始まりになるかもしれないとも述べています。

Tucker Responds to the Israel Lobby Defeating Thomas Massie and Killing MAGA - YouTube

2026-05-23

独立性失う米情報機関

【海外動画より】米国の高名な法学者であり元判事の最高顧問を務めるアンドリュー・ナポリターノ氏がホストを務める対談番組にて、元中央情報局(CIA)アナリストのラリー・ジョンソン氏とレイ・マクガヴァン氏を交えた元情報機関幹部らによる緊迫した情勢分析が行われました。今回の主な焦点は、米国の国家情報長官であるタルシ・ギャバード氏が突如として辞任を発表したニュースの裏側に隠された、現政権内部の深刻な対立と情報の歪曲です。

公式発表ではギャバード氏の家族の重病が理由とされていますが、番組のスピーカーらはこれが表面的な大義名分にすぎないと見ています。実際には、イランが2003年以降核兵器を開発していないとする同氏の議会証言や、中東情勢に関する不都合な真実の報告が、政権が描く公式なストーリーと真っ向から衝突したため、事実上排除されたというのが専門家らの分析です。情報機関の分析が政治的な思惑と合致しない場合に、その責任者やアナリストが遠ざけられ、政策決定者が都合の良い情報だけを吸い上げるという構造的な問題が改めて露呈した形です。

さらに深刻な問題として、特定の情報機関が独立性を失い、政権内の特定の人物によって大統領に届く情報が遮断・操作されている懸念が挙げられています。これにより、米軍や政府内では、実態とはかけ離れたイランの戦力過小評価や、過激な軍事行動を誘発しかねない計画が秘密裏に進められている可能性が指摘されています。具体的には、米国の重要な祝日であるメモリアルデーの週末に向けて、軍の危機管理チームが不測の事態に備えて待機を命じられていることなど、緊迫した動きが裏付けとして語られています。

番組のスピーカーらは、このような実態を無視した独断的な外交・軍事政策は極めて危険であり、中東での偶発的な衝突リスクを高めるだけでなく、国際法を軽視する米国の姿勢が結果として同盟国や中東周辺国との亀裂を決定的にしかねないと警告しています。政権に盲従するのではなく、情報機関が本来持つべき客観性と事実に基づく分析を維持することの重要性と、それが損なわれた際の国家的なリスクの大きさが、元当事者たちの冷徹な視点から詳細に解説されています。

INTEL Roundtable w/ Johnson, McGovern, & Scott Ritter - Weekly Wrap 22-May - YouTube

インフレと社会の分断

【海外動画より】米国の著名な投資家であり、リバタリアン(自由至上主義)の立場から独自の経済論を展開するエッセイストのダグ・ケイシー氏は、対談番組の中で現在の米国経済が直面している深刻な歪みと、社会の分断について極めて冷静かつ厳しい見通しを示しています。ケイシー氏は、株価などの金融市場が史上最高値圏にあって一見好調であるように見える一方で、実体経済における一般消費者の生活は極めて困窮しているという「二極化」の現状を指摘しています。

現在の米国では、クレジットカードの延滞率や学生ローンの不払い率が過去最高水準に達しており、消費者心理も著しく悪化しています。ケイシー氏は自身の体験として、ファストフードや一般的な飲食店での物価が、かつての記憶とは比較にならないほど高騰している事実を挙げ、政府が発表するインフレ指標は現実を正確に反映していないと批判しています。このように実体経済が疲弊しているにもかかわらず市場だけが沸き立っている状況は、歴史的に見ても持続不可能であり、過去のハイパーインフレ期のような過剰流動性による一時的な幻影にすぎないと分析されています。

さらに、この深刻な経済的格差は、単なる富の偏在にとどまらず、世代間や民族間の深刻な対立という社会的な分断を深める要因になっていると同氏は論じています。特に、資産を保有し株高の恩恵を受けてきた高齢の世代と、高騰する住宅価格や物価、債務の負担に苦しむ若い世代との間には、埋めがたい認識の乖離と怨嗟の感情が蓄積されています。経済的な現実が見えず、若者の努力不足を責めるような風潮が、社会の根底でニヒリズムや羨望を原動力とした暴力的、あるいは破壊的なエネルギーを育てつつあるというのが同氏の見方です。

ケイシー氏は、このような政府の過剰な債務と通貨増発に依存した経済モデルはすでに限界に達しており、いずれ市場の崩壊や年金制度の危機を契機として、社会が制御不能な混乱へと向かうリスクがあると警告しています。動画では、こうしたマクロ経済の構造的な欠陥が個人の倫理観や政治の不透明さと結びつき、長期的には米国の存立そのものを揺るがす深刻な臨界点へと確実に近づいているという懸念が語られています。

“This Ends Badly” – Doug Casey on America’s Breaking Point - YouTube

メディアが金銀を嫌う理由

【海外動画より】米国の貴金属販売会社であるマネー・メダルズのポッドキャスト番組で、ホストを務めるマイク・マハリー氏と同社のマイク・グリーソン氏は、主要メディアが金や銀の情報をどのように扱っているかについて、独自の視点から対話を交わしています。両氏は、テレビなどの主流の経済ニュース番組では、金や銀といった貴金属に関する情報がほとんど報道されないか、あるいは否定的に扱われる傾向が強いと指摘しています。このような偏った報道が行われる背景には、政府が法定通貨制度に深く依存しているという構造的な要因があると分析されています。

一般の国民は、ドルなどの法定通貨が優れており、金は古くて価値が低いものであるかのように教育やプログラミングを施されていると両氏は論じています。その結果として、主要メディアの報道にも自然と貴金属に対する否定的なバイアスが入り込むことになります。彼らが運営する番組では、こうした主要メディアの枠組みから外れ、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策や、金・銀の市場に密接に影響を与える地政学的なリスクについて、偏りのない客観的な分析を提供することを目指しています。

実際に、独自の知見や豊富な市場経験を持ちながらも、主要メディアから排除されてしまった専門家は少なくありません。例えば、著名な投資戦略家が特定の経済ニュース番組に出演できなくなった事例などが挙げられます。マネー・メダルズのポッドキャストでは、こうした主要メディアで発言の機会を失った専門家をゲストに招き、その深い知見や市場の本質に迫るインタビューを継続して配信しています。これにより、視聴者は他では得られない貴重な情報を手に入れることが可能になります。

動画では、長年にわたり提供してきた週刊の市場まとめや、専門家へのインタビューといったコンテンツの歩みについても触れられています。主要メディアのニュースだけに頼るのではなく、様々なプラットフォームを通じて多角的な視点から経済の実態を把握することが、現在の複雑な市場環境を理解する上で非常に重要であるという点が、この動画を通じて冷静に伝えられています。

Why Mainstream Media Hates Gold & Silver - YouTube

金下落は買い場

【海外動画より】米国の貴金属投資会社、シフゴールドの会長を務める著名な経済評論家のピーター・シフ氏は、ポッドキャスト番組の中で、足元の貴金属市場やマクロ経済の動向について冷静な分析を展開しています。直近では金、銀、そして鉱山株などの価格に一時的な調整、つまり引き戻しが見られますが、同氏はこの下落が現在の強気相場の終わりを告げるシグナルではなく、投資家にとっての絶好の買いの好機であると捉えています。市場の価格調整は、原油価格の上昇や債券利回りの高騰、そして米ドルの上昇に対する短期的な反応にすぎないと解説しています。

現在、投資家や市場参加者の多くは、米連邦準備理事会(FRB)による利下げが先送りされる可能性について過度に注目しがちですが、シフ氏はより長期的な大局を見るべきだと指摘しています。具体的には、戦争に関連する財政赤字の拡大、根強いインフレ圧力、米国経済の減速、そして最終的にはさらなる政府債務のマネタイズ、すなわち通貨増発を迫られるFRBへの圧力といった要因が背景に存在します。現在の市場はこうした構造的な大問題を過小評価し、目先の金利動向ばかりを追っていると同氏は論じています。

マクロ経済指標に目を向けると、国内総生産(GDP)の伸びの鈍化や、個人消費支出(PCE)物価指数の上昇が確認されており、さらには住宅市場にも弱さが見え始めています。シフ氏は、一部で主張されている堅調な経済見通しと、これら実際の経済データとの間には大きな乖離があると見ています。つまり、経済が停滞する中でインフレが進行する「スタグフレーション」の懸念が高まっており、戦時支出の増加や長期的な米ドル高の修正は、最終的に金や銀の価値を強く下支えすることになります。

Friday Gold Wrap - YouTube

米、中東撤退も

【海外動画より】中東およびウクライナを巡る緊迫した国際情勢と米国の今後の軍事戦略について、元米国防長官顧問であるダグラス・マクレガー退役陸軍大佐が多角的な視点から分析する動画が公開されました。マクレガー氏は、現行の停戦や一時的な休戦への提案が拒否されるなか、イランとの間で戦闘が再開される可能性が極めて高いと指摘し、次の局面では米国による激しい大規模な空爆や艦砲射撃が行われると予測しています。米国側は大量の弾薬やミサイルを実戦用だけでなく予備も含めて前線に積み上げており、前回の戦闘を大きく上回る高強度な攻撃準備を整えているという見解を示します。

しかし同氏は、イラン側もこれまでの戦闘をくぐり抜け、軍事力の約90%をほぼ無傷で維持していると分析します。さらにロシア製の最新鋭レーダーシステムや高性能防空ミサイル、中国製の最新の対艦巡航ミサイルなどを導入して完全に体制を立て直しています。ロシアや中国の技術者が現地に滞在して運用を支援している形跡もあり、戦闘が本格的に再開されればペルシャ湾西側の石油インフラや、サウジアラビアなどの死活問題となる淡水化施設が瞬時に破壊され、中東地域全体に壊滅的な被害をもたらすと警告しています。米ドルの信頼失墜や国債利回りの上昇といった米国内の深刻な経済危機も重なるなか、米国は前線基地の維持が困難となり、中東を含む海外基地から部隊を撤退させて自国本土の防衛に注力せざるを得なくなると予測しています。

一方、ウクライナ情勢については、ウクライナによるロシア本土への長距離ドローン攻撃が米国の衛星データや偵察機による標的情報に全面的に依存していると明かします。これに対するロシア側の忍耐は限界に達しており、極めて危険な軍事的対立の局面にあります。しかし欧州、特にドイツにおいて、安価なエネルギーの供給再開や独自の通商関係の修復を求め、従来のグローバリスト的な現政権の打倒と新たな指導者の台頭を目指す政治的変化の兆候が見られ、これが情勢の重要な転換点になる可能性があると分析します。マクレガー氏は、米国が過去の圧倒的な製造業の優位性を失い、中国が世界最大の製造基盤となった現状を冷徹に直視し、これ以上の多方面への軍事的介入は持続不可能であると締めくくっています。

Douglas Macgregor: NATO Attacked Russia; U.S. Being Pushed Out of the Middle East - YouTube

借金は身を滅ぼす

【海外動画より】アメリカの著名なパーソナリティであるタッカー・カールソン氏が、著名な財務コンサルタントであり作家のデイブ・ラムジー氏をゲストに迎えた対談動画をご紹介します。ラムジー氏は30年以上にわたり個人の負債をなくすための啓発活動を行ってきましたが、現在のアメリカにおけるクレジットカードの債務残高は過去最高を記録しています。動画の中でラムジー氏は、クレジットカード会社がプロスポーツ業界全体を上回る莫大な費用をかけてマーケティングを行っている現実や、金利が18%から28%に達する極めて高収益なビジネス構造を淡々と解説しています。消費者が現金ではなくプラスチックのカードやスマートフォンでの決済を繰り返すことで、支出に対する脳の痛みを感じにくくなり、結果として全体の支出が12%から18%も増加するというマサチューセッツ工科大学の研究データが明確に示されています。

さらに、ラムジー氏は住宅ローンの早期返済や、個人の堅実な資産形成について、1万人以上の富裕層を対象にした独自の調査データをもとに詳細を分かりやすく説明しています。アメリカの自作農的な富裕層の多くが、高級外車ではなく数年落ちのトヨタ車などを好んで運転しているといった、実際のデータに裏付けられた意外な実態を明かしています。また、動画の後半では、経営者としてのモラルや従業員に対する配慮について、自身の過去の破産経験を交えながら語っています。がんを患った社員への長期的な給与の支払いなど、利益のみを追求するだけではない倫理的な姿勢の重要性が示されています。

カールソン氏は、ラムジー氏の活動が単なる冷徹な計算に基づくものではなく、夫婦間の深い対話の改善や家族の健全な育成に寄与している点を高く評価しています。借金問題は単なる数字の管理にとどまらず、家族の生活の安定や個人の精神的な健康に深く直結しているということが、今回の冷静な対話を通じて改めて浮き彫りにされています。私たちはこの動画を通じて、現代社会における過剰な消費主義の罠や、個人の経済的な自立、そして家族との絆がいかに重要であるかを第三者的な視点から冷静に学ぶことができます。

Dave Ramsey: Trump’s Economic Plan, & the Diabolic Tricks Banks Use to Scam You - YouTube

資産インフレの終わり

【海外動画より】資産運用会社を率いるマーク・ファーバー氏。今回は、同氏が激変する現在の世界情勢と今後の投資戦略について持論を展開する動画をご紹介します。

世界では今、地政学リスクや為替、株価の乱高下など、数多くの事象が同時に発生しています。アメリカの大統領の予測不可能な動きや新興国の台頭が続く中、巨額の債務などによって世界的に経済活動は減速傾向にあります。通常、景気が後退すれば金利は低下しますが、現在は生活費の高騰、つまりインフレ圧力が根強いため、金利低下が難しい状況です。米連邦準備制度理事会、いわゆるFedが2024年10月に利下げを開始した後も債券利回りは低下せず、むしろ上昇するという非常に珍しい事態が起きています。経済の減速は確実であり、政府がいくら国民に実態を隠そうとしても隠しきれるものではありません。

ファーバー氏は、投資戦略を根本から見直す時が来たと警鐘を鳴らします。これまでは、どのように利益を最大化しインデックスを上回る成果を出すかが重視されてきました。実際に80%から90%の投資家はインデックスに勝てていません。しかしこれからの時代は、いかに損失を最小限に抑えるかという視点が不可欠になります。1982年以降の約40年間は、株、債券、不動産などあらゆる資産価格が膨らみ続ける時代でした。しかし、その長期にわたる資産インフレの時代は終わりを迎え、資産価格にとって厳しい局面に入ろうとしています。すでにアメリカの主要都市における商業用不動産は、2018年比で70%から80%も下落している事例があります。1981年から続いた金利の低下傾向は2020年に終了し、今後は向こう20年ほどにわたって金利が上昇する構造が続くとみられます。

一方でアメリカでは、政府の債務が爆発的に増加しており、金利上昇と相まって利払い費は天文学的な規模に達しています。この借金は社会のインフラ構築ではなく、すぐに時代遅れになる兵器や、社会保障などに費やされているのが実態です。債務の伸びがGDPの伸びを上回る現状は、すべて借金で賄われており、真の成長とは呼べません。歴史的にインフレ局面では生活必需品の価格が上がる一方で、資産価格は上がらなくなります。1970年頃は若者の給与に対して資産価格が低く、給与の15%以下で一等地の住居を借りることができましたが、現在は給与以上の家賃が請求されるほど価格が高騰し、若者が家を買えない深刻な問題が生じています。

トランプ氏をはじめとする資産保有者たちは自身の保有資産の価値が40%も下落することを嫌い、中央銀行にさらなる資金の供給を要求するでしょう。それによりゴールドや株の価格が一時的に上がることはあっても、中央銀行による過剰な資金供給は結果的に社会を壊すことにつながります。ファーバー氏は、ここ数年で大きなトレンドの転換が起きており、今後は新興国が台頭する一方で、西側諸国は永続的な後退期に入ると予測しています。

"This Is OVER..." - Marc Faber - YouTube

操作される原油市場

【海外動画より】元CIA分析官のラリー・ジョンソン氏は、ネットの国際情勢番組において、緊迫する中東情勢とそれが原油市場に与える隠された影響について専門的な分析を述べています。ジョンソン氏によると、現在の原油市場は実際の需給や地政学的リスクを反映しておらず、価格が不自然に抑制されている大いなる嘘の状況にあります。本来であれば原油価格は1バレルあたり少なくとも175ドルから180ドルに達しているはずですが、イスラエルを支持する一部の億万長者たちが金融派生商品などを通じて市場を激しく操作し、供給不足の深刻さや経済的現実を覆い隠していると指摘されています。

背景には、トランプ米大統領がいくら和平交渉の進展を主張しても、米国とイランの外交的な溝は到底埋まらないという冷徹な現実があります。さらにイランの軍事能力は、ロシアや中国の支援によって開戦前よりも防空システムが大幅に強化されており、短期間で無人機の製造能力を回復させています。米国やイスラエルが想定していたような軍事的な圧倒が困難になる中で、中東地域におけるアメリカの作戦行動は極めて厳しい制約に直面していると説明されています。

特に大きな障壁となっているのが、サウジアラビアによる領空通過の拒否です。サウジアラビアは聖地メッカへの巡礼時期であるハッジが重なっていることもあり、自国領土がイラン攻撃の足場として利用され、その報復として石油インフラが破壊される事態を強く警戒しています。この一時的な領空閉鎖により、米軍の戦闘機は戦闘行動半径の限界から空中で給油を受ける必要がありますが、サウジ領空を使えないためイラク上空での危険な給油作業を余儀なくされており、作戦の困難さとリスクが高まっています。

このように、軍事的な選択肢が在庫の枯渇や地政学的条件によって制限され、外交的な解決も拒絶される中で、アメリカや周辺国は容易に出口を見出せない混迷に陥っています。イラン側はペルシャ湾のホルムズ海峡の統制を一段と強めており、世界はこの新しい現状に直面せざるを得ません。私たちは第三者として、この歪められた原油市場の動向と、アメリカ主導の中東戦略がもたらす地政学的な波及効果を今後も冷静に見守る必要があります。

"The Oil Market Is A Total Lie" — w/ Fmr. CIA Larry Johnson - YouTube

米経済は崩壊寸前

【海外動画より】ポッドキャスト「マリオ・ナウファル・ショー」のホストであるマリオ・ナウファル氏と、経済アナリストのクリス・マーテンソン氏は、米国の政治情勢やエネルギー危機、金融システムの脆弱性について対談を行っています。マーテンソン氏は、トーマス・マシー下院議員が激しいネガティブキャンペーンによって選挙で敗北した件を挙げ、既存の政治体制に逆らうことの難しさを指摘しました。有権者が容易にメディアや政治広告に影響されてしまう現状や、生活に追われて政治の本質を見極める時間がない一般市民の脆弱性について、両氏は強い懸念を示しています。

特に経済面において、マーテンソン氏は現在の米国が深刻なエネルギー危機に直面していると警告します。イランとの戦争が長期化する中で、米国の戦略石油備蓄は過去最低水準にまで落ち込んでおり、現在のペースで放出を続ければ数か月以内に限界に達する可能性があるとのことです。米国政府はアジア諸国への石油輸出などを発表していますが、これは備蓄を取り崩して短期的に価格を抑制しているに過ぎず、長期的な戦略を欠いたその場しのぎの対応であると批判しています。すべての経済活動の基盤はエネルギーであり、金融や不動産は通貨を増刷することで糊塗できても、物理的なエネルギーの不足は偽ることができないと強調しました。

さらに、金融システムを巡る不可解な動きについても言及されました。財務省の国際資本統計では捉えきれない、約1.38兆ドルもの米国債がケイマン諸島に存在しているという連邦準備制度の調査結果や、政府内部に裏付けのないクレジットを発行できる「魔法のマネーマシン」と呼ばれるコンピューターが存在するというイーロン・マスク氏の発言を紹介し、システムの不透明さを指摘しています。これに対し、中国は社会主義市場経済のもとで実体経済を重視し、次世代の核エネルギーであるトリウム原子炉の開発を国策として着実に進めるなど、長期的なエネルギー戦略を構築していると評価し、短期的な利益や金融市場の吊り上げばかりに固執する米国との構造的な違いを浮き彫りにしています。

AMERICA IS ON THE VERGE OF COLLAPSE - w/ Economist Chris Martenson - YouTube

金、来年1万ドルへ

【海外動画より】アメリカの著名な金融アナリストで作家のジム・リカールズ氏は、ネットの金融番組において、国際通貨システムの本質と、金や米ドルの将来についての深い洞察を交えた分析を行っています。リカールズ氏は、金価格が中長期的には2万ドルに達する可能性を見据えつつ、比較的近い将来である2027年半ば、あるいはそれ以前に1万ドルまで上昇するという具体的な予測を提示しました。世界の中央銀行が純買い手となっている現状を挙げ、金市場に対する強気な見通しを語っています。

同氏は、世間で頻繁に語られる米ドルの基軸通貨崩壊論や他国によるドル離れの動きについて、大きな誤解があると説明しています。多くの国が米国債の保有高を減らしているデータは事実ですが、それはドル体制からの離脱を意味するものではありません。中国などの主要国が米国債を売却している本当の理由は、国内の銀行救済や自国通貨の防衛、あるいは債務返済に充てるための「現金としての米ドル」を至急確保するためです。これはドル崩壊ではなく、むしろ世界的な「ドル不足」に直面している厳しい現実の裏返しであると冷静に解説しています。

また、中国の人民元が新たな世界基軸通貨になるという説に対しても、明確な否定の見解を示しています。人民元は中国国外でほとんど流通しておらず、国際的な準備資産として機能するために必要不可欠な、短期から30年までの多様な満期を持つ健全な債券市場が存在しないからです。さらに、先物取引や決済システム、そして何よりも法の支配といったインフラが欠如しているため、他国の通貨が容易にドルに取って代わることはできないと強調されています。BRICSについても、統一通貨ではなく、金そのものがニュートラルな決済手段として機能しているのが実態です。

さらに、米連邦準備制度による巨額の資金供給が直接的な景気刺激になっていない構造にも言及しています。供給された資金の多くは超過準備金として銀行システム内に滞留したままであり、実際に市場でお金を創出しているのは商業銀行の融資活動であると指摘します。私たちは第三者として、世界的な金価格の動向と、ドルを軸とした国際金融秩序の冷徹な構造を冷静に見守る必要があります。

Thank Me Later After Gold & Silver Makes You a Millionaire" - Jim Rickards | Gold $10K Warning - YouTube

米は中東撤退を

【海外動画より】コロンビア大学持続可能な開発センター所長を務めるジェフリー・サックス教授。今回は、同氏が緊迫する国際情勢と、それに翻弄される経済や歴史的な背景について解説した動画の内容をご紹介します。

現在の世界情勢、特に中東における対立は、表層の議論とは全く異なる複雑な構造を持っています。この危機の解決は本質的には複雑ではありませんが、アメリカなどの主要国が当事者間の合意形成において信頼を失っていることが、事態をより停滞させています。中東での度重なる衝突や核の脅威を回避するためには、すべての関係国が他国の政治的独立を尊重することが不可欠です。しかし、歴史を見れば、外部からの政権交代介入、いわゆる「レジーム・チェンジ」の試みが繰り返されてきました。1947年のCIA設立以降、秘密裏に行われた他国への介入事例は統計的に64回以上に上り、これらは結果として内戦や継続的な社会的混乱を招いています。

このような無秩序な国際介入が招いた結果として、世界経済は深刻な打撃を受けています。原油価格は1バレルあたり110ドルまで高騰し、アメリカ国内のガソリン価格も1ガロンあたり4.5ドルに達するなど、一般市民の生活を直撃するインフレが生じています。さらにホルムズ海峡の封鎖リスクなども重なり、数千人以上の犠牲者と数百億ドル以上の経済的損失がもたらされています。中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー価格の上昇は、世界経済全体を揺るがす深刻な危機、まさに「今世紀の大惨事」を誘発するリスクを孕んでいます。

かつて国連憲章の制定に関わり、他国への武力による威嚇や行使を禁じるルール作りを主導した国々が、現在では自らその国際法を無視し、必要に応じて他国の政権を覆そうとする矛盾が生じています。イランにおける政権交代計画の失敗や、周辺国との交渉の破綻は、国際社会における国家の信頼性を著しく失墜させました。合意文書が破棄され、交渉の当事者が排除されるような状況では、いかなる交渉による解決も期待できません。

サックス教授は、この深刻な経済と政治の危機を解決するための唯一の道は、外部勢力が速やかに不必要な介入を止め、自国へ撤退することであると指摘します。作戦の失敗は明白であり、これ以上の独善的な現状維持や介入は意味をなしません。外部の武力的介入が排除されて初めて、イランの管理下にあるホルムズ海峡の再開など、物流と経済の正常化に向けた複数の道が開かれることになります。周囲の無益な対立に惑わされることなく、国際法への回帰と冷静な対話こそが、今世紀の経済的・政治的な大破局を防ぐために不可欠な戦略であるとサックス教授は結論づけています。

Prof. Jeffrey Sachs : Did Netanyahu Plot a Tehran Coup? - YouTube

マシー氏の不自然な敗北

【海外動画より】元米国下院議員で著名な政治評論家であるロン・ポール氏が、共同司会者のダニエル・マクアダムズ氏とともに、直近に行われたケンタッキー州第4選挙区の共和党予備選挙の結果について鋭い分析を行う動画をご紹介します。この選挙では、議会で最も保守的かつ厳格な投票記録を持つ現職のトーマス・マシー氏が、対立候補のエド・ガレイン氏に敗北するという極めて異例の結果となりました。ポール氏らはこの結果に対し、不可解な票の動きや統計的な不自然さを指摘し、選挙における歪みや外部からの巨額の資金介入の可能性について冷静に議論を展開しています。

動画内では、具体的な選挙データが提示されています。マシー氏は前回の選挙に比べて自身の得票数を19%増加させたにもかかわらず、ほとんど選挙運動や討論会を行わなかった対立候補のガレイン氏の得票数が、前回の野党票から357%も急増するという統計的に極めて確率の低い現象が起きました。若年層や中年層の大部分がマシー氏を支持していた一方で、高齢層の圧倒的な票がガレイン氏に流れたというデータや、勝者の祝勝会の閑散とした様子と敗者となったマシー氏の報告会の熱気との対比を通じて、数字と実際の有権者の熱量との乖離が詳しく検証されています。

ポール氏は、こうした事態の背景にある巨大な政府と大企業の癒着、いわゆるコーポラティズムの弊害や、ウクライナへの巨額の支援に代表される際限のない軍事支出がインフレと国家債務の増大を招いている現状を厳しく批判しています。また、動画の終盤では、上院がイランとの戦争状態を終結させるための戦争権限決議案の審議を進めた動きについても触れ、多くの国民が戦争や無駄な支出に疲弊している現実を指摘しています。そして、建国の父たちが純粋な多数決民主主義を警戒していた理由を振り返り、不当な介入に屈せず、非介入主義的な経済や外交政策を通じて平和と繁栄を目指す知識の戦いを継続することの重要性を訴えています。

Did Massie Lose...Or Was He Pushed? - YouTube

日本、米債務危機の引き金に

【海外動画より】貴金属投資会社「ITMトレーディング」のアナリストであるテイラー・ケニー氏は、日本国内の金利上昇が米国の深刻な債務危機を引き起こす引き金になりつつある現状を解説しています。ケニー氏は、世界的な「脱ドル化」や各国の中央銀行による外貨準備としてのドル保有比率の低下が進む中、これまでの米国の生活水準を支えてきたグローバルな金融システムが重大な転換点を迎えていると警告します。

債券市場では、米国の30年物国債の利回りが5.19%に達し、2007年以来の高水準を記録しています。2007年当時との決定的な違いは米国の公的債務の規模にあり、当時は約8兆ドルだった債務総額が現在では約40兆ドルへと膨れ上がっています。この莫大な債務に対して5%を超える高金利を支払う必要があるため、現在の米国の利払い費用は国家の総国防予算を上回る規模に達しています。この債務問題は米国にとどまらず、英国やドイツなど世界中の主要国で国債利回りが上昇する世界規模の「主権債務危機」へと発展しているとのことです。

特に重要な要因として挙げられているのが、米国債の最大の海外保有国である日本の動向です。日本の10年物国債利回りが1997年以来の高水準となる2.73%に上昇し、30年債利回りも4.1%に達したことで、日本の投資家の間で海外に流出していた資金を国内に回帰させる「レパトリエーション」の動きが強まっています。これまで日本の年金基金や保険会社などの機関投資家は、国内の超低金利やマイナス金利を避けて米国債などに投資してきましたが、国内の利回りが魅力的になったことで、為替リスクや地政学的リスクを伴う海外資産から国内資産へと資金をシフトさせ始めています。

最大の買い手である日本が米国債の購入を減らし、資金を引き揚げれば、米国はさらに高い利回りを提示して投資家を惹きつけなければならなくなります。利回りの上昇はさらなる利払い負担の増加を招き、財政赤字を一段と拡大させるという悪循環を生み出します。ケニー氏は、このような法定通貨と債務の膨張が最終的に通貨の崩壊やリセットを招く歴史的なパターンを指摘します。過去の通貨リセットの歴史が示す通り、債務の拡大とドルの価値低下に直面する中で、富を保護し防衛する手段としての現物資産、特に金や銀への需要と重要性が今後さらに高まっていくという見解を示しています。

🚨 Japan Just Triggered the $40T US Debt Crisis as Yields Hit 2007 Highs - YouTube

世界経済危機は日本から

【海外動画より】資産運用会社であるコントラリアン・マクロ・アドバイザーズのチーフ・マクロ・ストラテジストを務めるデビッド・ハンター氏。今回は、同氏が予測する極端な市場のサイクルと、それに対する貴金属や債券の動向について語った動画の内容をご紹介します。

現在の市場は44年間にわたる強気相場の最終局面にあり、放物線を描くような最後の急騰、いわゆる「メルトアップ」に向かっています。この急騰により金は1オンスあたり6800ドル、銀は180ドルまで上昇する可能性があります。この最高値は、労働者の日(レイバーデー、9月7日)まで、あるいは秋から大統領選挙の時期までに到来すると予想されます。一部で懸念される利上げリスクや流動性の引き締めに対しても、市場の警戒感が逆に相場を押し上げる燃料となります。しかし、このメルトアップの後に待っているのは、システム全体の過剰なレバレッジが引き金となる、世界規模での80%のデフレ的崩壊、つまり「バスト」の到来です。

現在の経済システムには、2008年の金融危機を遥かに上回る凄まじいレバレッジが蓄積されています。これが通常の景気後退を深刻な崩壊へと変貌させます。最初の構造的な破綻は、アメリカ国内ではなく、日本やアジア、欧州といった海外から始まる可能性が高いとみられます。特にゼロ金利政策に長く依存し、金利やインフレが制御不能になりつつある日本は、2008年におけるサブプライムローンのような危機の引き金になり得ます。デフレ崩壊が始まれば、米国債を除くほぼすべての資産価格が暴落し、金は30%から50%、銀は50%から75%下落すると予測されます。その際、レバレッジをかけた投資家は一掃されるリスクがあるため、投資家は慎重に市場の天井を見極める必要があります。

この未曾有の崩壊に対し、中央銀行はシステムを守るために再び天文学的な規模の資金供給、つまり通貨の増刷に踏み切らざるを得なくなります。米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは現在の9兆ドル規模から30兆ドル以上にまで膨らむ可能性があり、この過剰なマネープリントが次のサイクルで25%に達する深刻なインフレを引き起こします。1980年代初頭の20%インフレを超えるこの事態は、金利を10%台後半まで押し上げ、膨れ上がった世界債務の利払いを不可能にして最終的なシステムの破綻をもたらすでしょう。

投資家がこのメルトアップの終わりを察知するための最も重要な指標は「市場の心理(センチメント)」です。ウォール街全体が極めて強気になり、人工知能(AI)ブームの到来を煽ってすべてのチップを賭けるようになった時こそ、バブルが弾ける直前のサインとなります。崩壊はレバレッジの影響で急激に進むため、周囲の熱狂に惑わされずに早めにリスクを回避し、次の回復期に訪れる世代交代レベルの投資機会に備えることが賢明です。

The 80% Deflationary Crash: How The Next Wipeout Triggers 25% Inflation | David Hunter - YouTube

米、イスラエル防衛の矢面に

【海外動画より】ニュースサイト「アンチウォー・ドットコム」の編集長を務めるデイブ・ディキャンプ氏は、米国の外交や軍事動向に関する複数の最新情報を伝えています。まず、米下院の共和党指導部がイランとの戦争権限決議案の採決を延期した件に触れ、共和党内で決議への支持が広がりつつある現状を指摘しました。イランとの戦闘は世論において非常に不評であり、ガソリン代や食料品の上昇に直面する有権者からの圧力が背景にあると説明しています。採決は戦没将兵追悼記念日の休会明けとなる6月1日の週まで行われない見通しです。

次に、国防総省の評価を報じたワシントン・ポスト紙の記事を紹介しています。それによると、イランとの戦闘において、米国はイスラエルを防衛するためにイスラエル自身よりもはるかに多くの先端迎撃ミサイルを消費したとのことです。米国は高高度迎撃ミサイルシステムであるサードの総在庫の約半分に当たる200発以上を発射したのに対し、イスラエルによる迎撃ミサイルの発射は100発未満にとどまりました。政府高官の言葉を引用し、イスラエルが米国の軍事支援なしには地域の戦争を単独で戦い抜く能力がない実態を浮き彫りにしています。

また、イラン側の動向として、米国の情報機関の予測よりも早いペースで軍備の再構築が進んでいるという報道を伝えています。イランは戦闘中も無人機の製造を続けており、約6ヶ月でその能力を完全に回復する可能性があるほか、開戦前の70%に相当するミサイル在庫を維持しているとされています。さらに、今回の戦闘で米国の無人機「MQ9リーパー」が20機以上破壊され、その損失額は約10億ドルに達したというブルームバーグ紙の報道にも言及しました。これは米国の同型無人機の約20%に相当する規模です。

ディキャンプ氏はそのほか、ガザ地区での戦闘継続による人的被害や、停戦合意後も人道支援の搬入が妨げられている現状を報告しています。レバノン南部でのイスラエル軍による略奪行為や空撃による犠牲者の葬儀、シリア南西部での作戦拡大についても淡々と事実を述べています。最後に、米国のアジア太平洋地域における軍事増強として、フィリピンのパラワン島における沿岸警備隊向けの整備施設建設の計画や、マルコ・ルビオ国務長官がキューバとの平和的な合意の可能性は低いと記者団に述べた発言を挙げ、各地で緊張が続いている状況を伝えています。

US Bears Brunt of Israel's Missile Defense, Rubio: 'Peaceful Agreement' With Cuba Unlikely, and More - YouTube

2026-05-22

イラン政策、米政権で意見対立

【海外動画より】国際情勢を配信するマリオ・ナファル氏のライブ番組において、元国務長官首席補佐官のラリー・ウィルカーソン退役陸軍大佐がインタビューに応じ、ホワイトハウス内部での激しい対立とイランを巡る極めて流動的な情勢について分析を述べました。直近の1時間で、原油価格が約6%も急落するという金融市場の大きな変動が発生しました。この背景には、トランプ大統領とイスラエルのネタニヤフ首相による緊迫した電話会談のリーク報道があります。トランプ氏は首相に対し、戦争を公式に終結させ、イランの核開発やホルムズ海峡の再開に関する30日間の交渉期間を設ける合意書の締結に向けて仲介者が動いていると通知しましたが、ネタニヤフ首相はこれに強い不満と激しい焦燥感を示したと報じられています。

報道によると、ホワイトハウスの内部では今後のイラン政策を巡り、高官たちの間で意見が真っ二つに分かれて激しい議論が交わされました。バンス副大統領やジャレッド・クシュナー 氏らが戦争を終わらせるための予備的合意や外交交渉を支持したのに対し、ヘグセス国防長官やルビオ国務長官らはさらなる圧力と軍事攻撃を要求したとされています。最終的にトランプ大統領は再び外交と交渉にチャンスを与える決断を下しましたが、イランに時間稼ぎを許しているとしてバンス副大統領の姿勢を批判する場面もありました。中東地域でも、アラブ首長国連邦(UAE)は強硬路線を支持する一方、サウジアラビアやカタールは事態のエスカレーションを避けるよう求めるなど、各国で対応の温度差が浮き彫りになっています。米国はすでにイランへ新しい提案を送付し、イラン側がその内容を精査している模様です。

ウィルカーソン氏は、一連の流動的な動きについて、トランプ大統領がこの泥沼の紛争からどのように自身を脱出させるかについて、一貫した明確な戦略を持ち合わせていない証拠であると厳しく指摘しました。もしネタニヤフ首相との確執の報告が事実であれば、戦争の大義名分そのものに直面せざるを得なくなったという意味で一定の進展と言えますが、依然として大統領は自身の政治的保身と戦争からの離脱のみに終始していると見ています。トランプ政権の支持率は下落の一途をたどっており、さらにケンタッキー州の予備選挙でマッシー下院議員を落選させるために膨大なイスラエルロビーの資金が投入された事実が、保守派の支持層や無党派層の間に深刻な不信感と怒りを植え付ける結果になったと解説しました。

また、ウィルカーソン氏は内政上の異例の事態として、司法省の新方針によりトランプファミリー関連企業が将来にわたって内国歳入庁(IRS)の税務監査や過去の課税免除対象になるという法的な免責特権の動きを挙げ、富の合法的な保全を狙った極めて不当な措置であると批判しました。大統領が国民の財政状況を顧みず、社会保障より軍事費を優先している点も含め、現在の政権運営は破綻していると断言します。かつてのコリン・パウエル氏やジェームズ・ベーカー氏のように、地域の安全保障体制を再構築する大局的な視点を持つ政治家が皆無となり、現代の政党政治が国家の利益よりも自党の権力維持を最優先する人物ばかりを量産している現状に深い憂慮を示して議論を終えました。

HEATED ARGUMENTS IN WHITE HOUSE - w/ Col. Larry Wilkerson - YouTube

トランプ政権のジレンマ

【海外動画より】今回紹介する国際情勢のオンライン解説動画では、混迷を極める中東情勢とトランプ米政権を巡る動向について、元CIAアナリストのラリー・ジョンソン氏が詳細な分析を展開しています。

ジョンソン氏によると、現在のイランを巡る状況は、アメリカの国内政治が強く影響していると指摘されています。現在、メッカへの巡礼であるハッジの期間中であるため、今週中の軍事攻撃が実施される可能性は低いとのことです。なぜなら、アメリカがイランへの攻撃を試みる場合、最低でもサウジアラビアの領空や航空基地を使用する必要があり、サウジアラビア側はこの聖なるイベントの最中にイランからの報復を招くような事態を断固として避けたいと考えているからです。

また、イランとの和平交渉の裏では、ロシアや中国が主導し、パキスタンを窓口としたペルシャ湾の新たな安全保障構築への動きが進められているとも語られています。これにはトルコやサウジアラビア、パキスタン、イランが関わっており、最終的な目標はアメリカをペルシャ湾から排除することにあります。一方で、アメリカ側はイランの核濃縮プログラムに関して厳しい譲歩を迫っていますが、イラン側はこれを拒否しています。もしトランプ氏がかつての包括的共同行動計画(JCPOA)よりも緩い条件で妥協すれば、国内で非難を浴びるジレンマに直面することになります。さらにサウジアラビアなどの湾岸諸国が、自国領土からのイラン攻撃をこれ以上認めないと主張した場合、アメリカは戦略の根本的な見直しを迫られることになります。

さらに、ジョンソン氏は最近のプーチン大統領による中国訪問と、それに先立つトランプ氏の訪中との違いについても言及しました。ロシアと中国の間では、経済、文化、安全保障など多岐にわたる分野で40もの具体的な協定が結ばれており、実質的な協力体制が構築されています。これに対し、トランプ氏の訪問では具体的な合意は何一つ得られなかったと解説されています。ホルムズ海峡の封鎖による通航量の減少は世界の経済的危機を引き起こしかねず、今後のアメリカやイラン、そして仲介国の動向が注視されています。

Iran Accuses Trump of Trying to ‘Restart the War | w/ Larry Johnson - YouTube

FRB、悪夢に直面

【海外動画より】米国の投資情報番組「Wealthion」において、調査会社ビアンコ・リサーチの社長であるジム・ビアンコ氏が、現在の債券市場の急変と、米連邦準備理事会、いわゆるFRBが直面している新たなインフレの脅威について見解を語りました。

ビアンコ氏は、世界的な国債の売り浴びせと利回りの急上昇を招いている最大の要因は、一言で言えばインフレへの懸念であると指摘します。市場は中東のホルムズ海峡の封鎖に伴うエネルギー供給の停滞が長期化するリスクを現実のものとして捉え始めています。これまで蓄積されていた備蓄の取り崩しによる供給の維持も限界に近づいており、原油価格の上昇に伴って各国の国債利回りが連動して上昇していると説明しました。特にエネルギーを外的に依存する日本などの国々において、その利回りの上昇圧力を強く受けている事実に言及しています。

この状況は金融政策の前提を大きく変えつつあります。数ヶ月前まで市場は年内の利下げを予想していましたが、現在はむしろ年内の追加利上げの可能性を50%の確率で織り込み始めています。ビアンコ氏は、新しく就任したFRB幹部らが政治的な要請から利下げを望んでいたとしても、現在の前年比3.8%という高い消費者物価指数を前にしては利下げの大義名分が失われつつあると分析します。もしFRBがインフレを放置して利下げを強行すれば、債券投資家は一斉に米国債を売却し、さらなる金利上昇を招くリスクがあるため、利上げの議論に踏み込む必要性に迫られていると述べました。

米国経済そのものはデータセンターの建設ラッシュなどに支えられて底堅く推移しているものの、世界的なエネルギー価格の高騰は、アジアや欧州の経済を圧迫し、結果として世界的な景気後退を引き起こす引き金になり得ると警告します。ビアンコ氏は、このような不確実な環境下での投資戦略として、過度なリターンを求めるのではなく、インフレ連動債や通常の債券といった堅実な資産を組み込むことで、5%から7%の現実的な利回りを確保しつつリスクを管理する分散投資の手法が、現在の局面において極めて有効であるとの見解を提示しました。

Jim Bianco: The Fed’s Worst Nightmare Is Here - YouTube

ペトロダラーの解体

【海外動画より】今回は、コモディティ市場の専門家でありクレーナー・アナリティクスの創設者でもあるアレックス・クレーナー氏が、緊迫する中東情勢と世界経済への影響を独自の視点で分析した動画をご紹介します。トランプ米政権によるイランへの攻撃延期の発表を巡り、世界のエネルギー市場や債券市場には現在大きな動揺が広がっています。クレーナー氏は、原油価格が今後の価格発見プロセスを経てさらに上昇し、過去最高値を更新して1バレルあたり140ドルを超える可能性が非常に高いと指摘します。

クレーナー氏は、米国などの西側金融システムが構造的な債務過多と担保不足に直面していることが、西側諸国による一連の地政学的紛争の背景にあるとの見解を示しています。イランのような天然資源が豊富な国家の支配を試みるのは、その膨大な資源を西側金融システムの新たな担保として組み込むためであると分析します。しかし、イランはアメリカとイスラエルによる体制崩壊の試みに完全に耐え抜き、この地域の主導権を握る軍事的な実力を持つ存在として台頭しているのが現状です。

こうした状況下で、イランは西側帝国の弱点を正確に見抜いており、中東のホルムズ海峡の通航条件として中国元やロシアルーブルなどによる決済を要求することで、ペトロダラー体制の解体を試みているとクレーナー氏は述べます。もしドル以外でのエネルギー取引が定着すれば、米ドルの基軸通貨としての地位は失墜し、西側諸国の債券価格は暴落します。その結果、欧州や英国、そして日本などの国々はハイパーインフレや深刻な経済危機、さらにはかつてのワイマール共和国のような崩壊の危機に直面すると予測します。

米国によるイランへの再攻撃の懸念が消えない中、イランが非対称戦争の手段として周辺地域の広大なエネルギーインフラを破壊した場合、世界の原油供給の最大32%が市場から失われる恐れがあり、世界経済全体に壊滅的な打撃を与えかねません。クレーナー氏は、西側の支配層は体制転換の目標を諦めず攻撃的な姿勢を崩さないため、今後も対立が激化し、世界的な燃料の配給制の導入や価格高騰など、極めて厳しい経済的混乱が長期にわたって続くと冷静に警鐘を鳴らしています。

Alex Krainer: The End of U.S. Supremacy - All-Out War & Economic Demise of The West - YouTube

露の報復は不可避

【海外動画より】元国連兵器査察官であり、米海兵隊の元情報将校、そして著述家でもあるスコット・リッター氏が、激化するロシアへのドローン攻撃とそれに対するロシア側の報復の必然性、そして欧州が直面する危機について分析を語りました。

リッター氏は、モスクワやサンクトペテルブルク周辺への大規模なドローン攻撃について、欧米による技術開発や情報提供、域外での製造支援がなければ成立しないものであると指摘します。これはウクライナ単独の行動ではなく、欧米側が対ロシアで戦闘行為をエスカレートさせている現実の反映であると述べました。欧州の主要国が2020年代末までにロシアとの公然たる武力衝突が必要だと主張し、長距離攻撃兵器の大量生産を進めている現状に対し、ロシアが何もしないことの方が危険となる限界点をすでに超えていると警告します。

ロシアの新たな核ドクトリンでは、核保有国が非核保有国に通常兵器を提供してロシアの戦略的インフラを攻撃させた場合、これを核攻撃とみなして報復できると規定されています。欧米側はロシアの警告をはったりと誤認してレッドラインを越え続けていますが、リッター氏はロシアがこれまで戦略的優位を維持するために自制を重ねてきたに過ぎないと分析します。現在、ロシアの輸出生産能力の10%から20%がドローン攻撃により損害を受けており、これを放置すれば長期的なエネルギー安全保障に重大な影響が及ぶため、ロシアが本格的な報復措置に踏み切る瞬間が近づいているとの見方を示しました。

リッター氏は、ロシアが報復に踏み切る際、ウクライナの首都キエフへの象徴的な攻撃や、攻撃の経由地となっているバルト三国への決定的な軍事打撃が行われる可能性に言及しました。欧米側は北大西洋条約機構、いわゆるNATOの相互防衛を定めた第5条が機能すると信じていますが、リッター氏は米国が欧州の都市のために自国を犠牲にすることはなく、第5条の無力さが露呈するリスクがあると指摘します。破滅的な衝突を回避する外交的道筋として中国による介入の可能性を挙げつつも、エスカレーションの管理能力を過信する欧米の姿勢が、世界を極めて危険な全面衝突の経路へと導いている現状に深い懸念を表明しました。

Scott Ritter: Europe Attacked Russia - Retaliation Is Now Unavoidable - YouTube