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2026-03-17

ドハティ氏の功績

Losing Brian Doherty: Chronicler of Libertarian Weirdos, Burning Man, and Rothbard’s Vision [LINK]

【海外記事紹介】リバタリアン運動の歴史を克明に記録し続けてきた作家でありジャーナリストのブライアン・ドハティ氏が、サンフランシスコ湾沿いの公園での転落事故により、57歳で急逝しました。ダグ・フレンチ氏によるこの記事は、現代アメリカのリバタリアン運動の記念碑的著作『資本主義を求める急進派(Radicals For Capitalism)』をはじめ、多くの優れた著作を残したドハティ氏の功績を称え、その死を悼むものです。

ドハティ氏は、単なる記録者にとどまらず、バーニング・マンやアンダーグラウンド・コミック、暗号資産、そして現代のリバタリアン運動を創り出した「革新的な変わり者たち」に深い愛情を持って接し、その姿を生き生きと描き出しました。同僚のニック・ギレスピー氏は、彼自身もまた、彼が書いた人々と同じように風変わりで、気難しく、そして素晴らしい人物であったと回想しています。

特に、ドハティ氏がそのキャリアを通じて情熱を注いだのが、経済学者マレー・ロスバードの研究でした。彼はロスバードに直接会うことはありませんでしたが、膨大な未発表資料や書簡を調査し、「ロスバードこそが現代アメリカのリバタリアン運動そのものである」と結論づけました。ドハティ氏は、ロスバードの情熱的で、知的で、冷徹かつユーモアに溢れた洞察を、卓越した文章力で読者に伝え続けました。

亡くなる直前に発表された「マレー・ロスバード生誕100周年」と題された最後の寄稿の中でも、ドハティ氏はロスバードの影響力の大きさを強調しています。ノーベル賞経済学者のミルトン・フリードマンでさえ、数十年にわたりロスバードによる批判を気にかけ続けていたというエピソードは、その証左といえます。

ドハティ氏は、暴力的な干渉から解放され、自由市場の論理によって人間が互いに最善を尽くせる社会の実現というロスバードのビジョンを支持していました。この記事は、ドハティ氏が遺した高潔で活力に満ちた視点が、今後も世代を超えてリバタリアンたちに影響を与え、世界をより豊かで自由な場所に変えていく助けになるだろうと結んでいます。

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