Remembering Qassim Soleimani, Revolutionary Guards General Whose 2020 Murder Joe Kent Praises - LewRockwell [LINK]
【海外記事より】2020年1月、イラン革命防衛隊の精鋭部隊であるコッズ部隊を率いたカセム・ソレイマニ司令官が、バグダッド国際空港においてアメリカ軍のドローン攻撃により殺害されました。この出来事について、国家対テロセンターの局長を辞任したジョセフ・ケント氏は、第1次トランプ政権の功績として高く評価しています。ケント氏は、トランプ氏が現代のどの政権よりも軍事力の行使を的確に理解し、泥沼の戦争に引き込まれることなく、ソレイマニ司令官の殺害や過激派組織イスラム国の打倒を断行したと称賛しました。
しかし、この記事の著者であるイラナ・マーサー氏は、こうした「悪を排除した」という主張の背景にあるアメリカの独善的な論理に鋭い疑問を投げかけています。アメリカの政界やメディアでは、党派を超えて「ソレイマニは死に値する人物だった」という見解が一般化していますが、著者はこれが主権国家の軍高官に対する国際法を無視した暗殺であると指摘します。ソレイマニ司令官はイランという国家の制服組の将校であり、アメリカの特殊作戦軍司令官に相当する立場でした。もし他国がアメリカの司令官をテロリストと見なし、アメリカ近海で殺害したならば、アメリカ人はそれを明白な戦争行為と見なすはずです。
さらに著者は、アメリカの特殊部隊が世界約149カ国、つまり地球上の国家の約75%に展開し、秘密作戦を遂行している現状に触れています。対照的にイランの活動は中東という地域的な枠内に留まっています。中東の現地住民からは、地球の裏側から来たアメリカがなぜ自国の近隣地域に干渉し、司令官を殺害する権利があるのかという切実な問いが上がっています。また、暗殺の正当化に使われた「差し迫った脅威」という情報についても、複数の上院議員から不十分で屈辱的な説明であると批判されており、過去のサウジアラビア系過激派による被害者数と比較しても、イランを唯一の巨悪とする論理には矛盾があると述べています。
著者は、アメリカ政府が自らを世界の裁判官や執行官として位置づけ、他国の要人の生死を独断で決める権利があると思い込むことの危うさを強調しています。このような「良い者が悪い者を倒す」という単純化された外交方針は、複雑な中東の情勢やキリスト教徒の保護に寄与していた側面を無視し、際限のない国家間の対立を招く可能性があると警鐘を鳴らしています。事実に基づかない事前の抑制論理による攻撃を認めれば、アメリカの軍事行動は際限なく拡大してしまうと結論づけています。
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