Schiff vs. Moss: Gold is the Superior Reserve Currency | SchiffGold [LINK]
【海外記事より】経済論客として知られるピーター・シフ氏とマーク・モス氏による討論が行われました。シフ氏はその中で、金が優れた準備資産である理由と、ビットコインに対する懐疑的な見解を詳しく述べています。シフ氏によれば、現在、各国の中央銀行はドルの保有を減らし、密かに金へのシフトを進めています。その背景には、米国政府が通貨発行に頼らずに債務を返済できる能力への不信感、つまりドルに対する信頼の低下があります。金価格はかつて2000ドルから5000ドルまで上昇し、現在は4400ドル付近で推移していますが、これは中央銀行がドルの購買力喪失を警戒し、実物資産である金へ資金を移動させている証左だといいます。
シフ氏は、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを先送りしたり、わずかな利上げを行ったりしたとしても、金にとっては必ずしもマイナスではないと主張します。なぜなら、2026年にはインフレが激化し、実質金利が崩壊すると予測されるためです。通貨の最も重要な特性は、交換手段や計算単位としてだけでなく、それ自体に独立した用途を持つ商品であることです。金はこの条件を満たしていますが、ビットコインには固有の価値がなく、単なる投機的な収集品に過ぎないと彼は指摘します。
興味深いことに、シフ氏はテクノロジーの進化が金の通貨としての価値をさらに高めると述べています。ブロックチェーンやインターネットを活用して金をトークン化すれば、分割や持ち運びが容易になり、現代においてこれまで以上に優れた通貨として機能するようになるからです。一方で、ビットコインは法定通貨と同様に本質的な価値を持たず、その価格は利用者の信念や自信のみに基づいています。工業用や装飾用としての実需に裏打ちされた金とは異なり、ビットコインには価格はあっても価値はないというのが彼の持論です。
また、シフ氏はビットコインを「デジタル・ゴールド」と呼ぶことに強く反対しています。金とビットコインの間には共通点がなく、むしろ価格変動は逆相関になることさえあるため、ビットコインは金とは正反対の性質を持つ資産だといいます。ハンバーガーの画像が本物の食べ物ではないのと同様に、ビットコインも金にはなり得ません。現在の仮想通貨需要は、将来より高い価格で誰かに売却して富を得ようとするコレクターたちの心理によって支えられているに過ぎないと、シフ氏は冷静に分析しています。
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