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2026-03-21

金銀価格は操作されている?

Gold Market Manipulation Exposed? [LINK]

【海外記事紹介】マネー・メタルズのポッドキャストにおいて、ゴールド・アンチトラスト・アクション委員会(GATA)の共同創設者クリス・パウエル氏が、金・銀市場における政府の介入と操作の実態について語りました。GATAは1990年代後半の設立以来、金市場における体系的な価格操作に立ち向かってきた組織です。パウエル氏は長年の活動を通じて、欧米政府が公式記録や中央銀行間の通信を利用し、金価格に影響を与えようとする一貫した努力の証拠を収集してきました。主流の金融メディアはこの主張を長らく無視してきましたが、貴金属投資家の間ではその認識が確実に広まっています。

パウエル氏が指摘する価格抑制の仕組みは、中央銀行、貴金属銀行、そしてデリバティブ市場が絡み合った多層的なものです。政府は準備金の直接売却やリース、スワップに加え、物理的な裏付けのない大量のペーパー資産(紙の契約)を創出することで価格に影響を与えます。こうした介入の目的は、法定通貨への信頼を維持し、政府債券への確信を繋ぎ止めることにあります。金価格の上昇は通貨システムへの不信の表れとなるため、価格を抑制することで金融システム全体の安定という「認識」を保とうとしているという分析です。

特に注目すべきは、ペーパー市場と実物資産の間の緊張感が高まっている点です。現在の金・銀市場は過度にレバレッジがかかっており、実際の現物量に対してペーパー上の請求権が膨大に存在しています。パウエル氏は、現物引き出しの需要がわずかに増加しただけでも、実物の希少性ゆえに「ショートスクイーズ(踏み上げ)」が発生し、価格が劇的に跳ね上がる可能性があると示唆しています。

こうした環境下で、パウエル氏は現物所有の重要性を強調しています。上場投資信託(ETF)は価格変動の恩恵を受けられるものの、大半の投資家にとって実物へのアクセスを保証するものではなく、むしろ機関投資家による市場介入を容易にする側面があると警告しています。カウンターパーティ・リスク(取引相手の信用リスク)のない現物保有こそが、中央集権的な金融支配から離れた真の自律性を手に入れる手段になるといいます。

最後に、操作が行われている市場になぜ投資すべきかという問いに対し、パウエル氏は、介入は短期的には価格を歪めるものの、価値そのものを消し去るわけではないと答えています。 金・銀の実物需要が高まり、ペーパー資産への懐疑論が広がることで、いずれシステムは限界を迎え、価格は本来の水準へと劇的に是正される時期が来ると予測しています。

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