Tucker Carlson Defends GOP's 'Traditional Conservative Base' Against Neocons | The Libertarian Institute [LINK]
【海外記事紹介】アメリカの保守論壇で起きている激しい内分について、ジャーナリストのジャック・ハンター氏による分析を報告します。トランプ大統領がイランへの攻撃を決断したことを受け、保守派の間では、タッカー・カールソン氏に代表される「伝統的な保守本流」と、軍事介入を支持する「ネオコン(新保守主義)」との対立が決定定的となっています。
事の発端は、保守系メディア「デイリー・ワイヤー」の共同創設者ジェレミー・ボーリング氏が、カールソン氏を「伝統的な保守の基盤を攻撃する過激な声」と批判したことに始まります。しかし、ハンター氏はこの主張を真っ向から否定しています。本来のアメリカの保守主義とは、初代大統領ジョージ・ワシントンが離別演説で警告した「外国との紛争への深入り」を避ける伝統に根ざしたものです。第6代大統領ジョン・クインシー・アダムズも、海外に「滅ぼすべき怪物」を捜しに行くべきではないと説きました。さらに、保守の象徴であるロナルド・レーガン元大統領も、実際には軍事力の行使に慎重であり、戦略的理由がなければ撤退を選ぶ現実主義者でした。
対照的に、ネオコンはあらゆる外国の敵対者を滅ぼすべき怪物と見なし、アメリカの民主主義を武力で広めることを正義とする「宗教」に近い思想を持っています。彼らはジョージ・W・ブッシュ政権下で2003年のイラク戦争を主導し、アメリカ史上最大級の外交的失敗を招きました。現在のカールソン氏は、トランプ氏やヴァンス副大統領がかつて掲げた「アメリカ・ファースト」の立場を代弁しているに過ぎません。彼はイスラエル大使マイク・ハッカビー氏とのインタビューでも、アメリカの国益を最優先すべきであり、イスラエルの利益のためにイランと戦争を始めるべきではないと強く主張しました。
ハンター氏は、カールソン氏こそが建国以来の古い伝統に忠実な保守主義者であり、ボーリング氏やベン・シャピロ氏のような介入主義者こそが、保守の看板を借りた異分子であると指摘しています。トランプ大統領が「終わりのない戦争を終わらせる」という公約を破り、ネオコンの望み通りに動いている現状に対し、伝統的な保守層からは強い反発が起きています。現在のアメリカ右派において、誰が真の「保守」を定義するのかという主導権争いは、カールソン氏という有力な声を軸に、かつてない激しさを増しています。
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