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2026-03-18

ドル安、本番はこれから

Schiff on Triangle Investor: The Dollar is on the Decline | SchiffGold [LINK]

【海外記事紹介】経済評論家のピーター・シフ氏が、投資情報番組「トライアングル・インベスター」に出演し、最新の経済状況について語ったインタビューの内容をご紹介します。この記事の中でシフ氏は、昨今の2.4%という消費者物価指数の数値を踏まえ、ドルの下落と貴金属需要の関係、政府債務の利払いコスト増大、仮想通貨の脆弱性、そして不動産市場の歪みについて分析しています。

シフ氏は、金価格の上昇を米国の財政状況や連邦準備制度、そしてドルの価値に対する信頼の低下の現れだと指摘しています。世界の中央銀行がドルから離脱し、その代替先として金を選択していることが、価格を押し上げる要因となっています。シフ氏は将来的に金価格が1オンスあたり1万ドルや2万ドルに達する可能性に言及していますが、それはドルの大幅な切り下げという文脈の中で起こることだと予測しています。これまでドルはスイスフランに対しては安値を更新したものの、他の通貨に対しては歴史的な安値には至っておらず、本格的なドル安はこれから進むという見方を示しています。

また、銀についても技術的な需要から注目すべきだとしています。特に人工知能などの開発に伴う工業用需要が急増している一方で、供給は限られており、高い価格設定が既存の所有者に売却を促すことでしか、新たな需要を満たす供給を確保できない状況にあると述べています。

米国の財政面に目を向けると、国債の利払いコストが急速に膨らんでいることに警鐘を鳴らしています。近いうちに利払い費用は社会保障費を上回る見通しであり、金利の上昇と既存債務の借り換えによって、この負担はさらに加速すると分析しています。一方、仮想通貨については、価値が新規の買い手に依存する脆弱な構造であり、需要が途絶えれば崩壊するリスクがあると見ています。

最後に、不動産市場についても、中央銀行による不自然な低金利が商業用不動産の価値を過大に評価させてきたと論じています。不動産価値は将来のキャッシュフローを金利で割り引いて算出されるため、低金利下では価値が高く見積もられますが、金利が正常化に向かえば、これまで膨らんだ資産価格の正当性は失われることになります。シフ氏は、これら全ての現象が、金利を人工的に低く抑えてきた政策の帰結であると締めくくっています。

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