Maybe Attacking Iran Was Not Such A Good Idea, by Philip Giraldi - The Unz Review [LINK]
【海外記事紹介】アメリカの元情報将校フィリップ・ジラルディ氏は、アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃が、開始からわずか1週間余りで地政学的な狂気を露呈させたと論じています。この攻撃はイスラエルを保護し、ペルシャ湾周辺の米軍施設の被害を最小限に抑えることを目的としていましたが、実際にはイランのミサイルやドローンによってイスラエル国内および米軍基地に相当な被害が出ており、成功とは言い難い状況です。また、165人の女子生徒が犠牲になった爆撃は、イラン国内や周辺地域のシーア派コミュニティに強い怒りと抵抗の意志を呼び起こし、紛争を拡大させています。
トランプ大統領はSNSを通じて、イランのミサイル産業や海軍を完全に壊滅させると宣言し、これまで標的ではなかった地域や集団への攻撃も辞さない構えを見せています。ジラルディ氏は、軍務経験のないトランプ氏が「アメリカ人英雄の命が失われるかもしれない」と語る背景には、他国の息子や娘を捨て駒にしながらも、有権者への政治的配慮を示す意図があると冷ややかに指摘します。ジラルディ氏の分析によれば、この戦争の根底にはアメリカの政治家に対するイスラエルの絶対的な支配があり、米政府は自国民の利益よりもイスラエルの領土拡張を優先しているのが実態です。
その証左として、ジラルディ氏はイスラエルによって殺害された多くのアメリカ市民の事例を挙げています。西岸地区で入植者の暴挙を止めようとして射殺された青年や、抗議活動中に軍に殺害された活動家など、近年だけで9人もの米市民が亡くなっていますが、米政府は独立した調査を行わず、イスラエル当局の判断に委ねるのみで、誰も責任を問われていません。こうした姿勢は、ハッカビー駐イスラエル大使のような熱烈なシオニストが外交を担っていることに起因しています。
さらに、ヘグセス国防長官のようなキリスト教シオニストは、中東での紛争を聖書にある「ハルマゲドン」の始まりと捉え、宗教的な救済を夢想していると氏は批判します。このような選民思想に基づいた神権政治的なドクトリンは、国際法や人権を軽視し、他者を非人間化するものです。ジラルディ氏は、トランプ政権がイスラエルによる虐殺や土地の略奪を事実上容認している現状は、アメリカを破滅へと導く道であると警鐘を鳴らしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿