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2026-03-12

楽観シナリオ崩れる

'We've Obliterated Their Missiles' - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

【海外記事紹介】2026年3月初旬、トランプ大統領やイスラエル当局は、イランのミサイル発射台はほぼ壊滅し、戦争は間もなく終了すると楽観的な見通しを示していました。トランプ氏は自身のゴルフリゾートから、イランの戦力は完全に一掃され、作戦は予定よりも早く進んでいると強調しました。しかし、こうした「イランの弾薬は底を突いた」という大本営発表からわずか8日後の3月10日から11日にかけて、事態は一変しました。

イラン側は「第37波」と呼ばれる、開戦以来最大規模かつ最も激しい波状攻撃を仕掛けてきました。3時間を超える連続攻撃には、1トン級の弾頭を備えた超大型ミサイル「ホラムシャハル」などが投入され、テルアビブやバーレーンの米海軍第5艦隊基地、エルビルなどを同時に直撃しました。この攻撃により、米国の地上配備型迎撃システムであるTHAAD(サード)4基が機能不全に陥り、イスラエルの防空網も深刻な麻痺状態に陥っていると報じられています。

さらに、ホルムズ海峡の閉鎖によって原油価格は再び1バレル100ドルを突破し、ドバイなどの主要都市も経済的な打撃を受けています。米国政府内では、海峡が開放されたとする誤った情報を閣僚が発信した直後にホワイトハウスが訂正に追われるなど、混乱が見られます。

特筆すべきは、イランが米国のわずか数十分の一という極めて限定的な軍事予算でありながら、開戦初日に最高指導者を失うほどの猛烈な空爆を受けつつも、依然として攻撃をエスカレートさせる能力を維持している点です。米国国防総省がすでに500億ドルの緊急追加予算を議会に求めている事実は、イラン一国を相手にした戦いがいかに想定外の展開を見せているかを物語っています。ワシントンが描いていた「短期決戦」のシナリオは崩れ去り、圧倒的な軍事力を持ちながらも、イランの抵抗を抑え込めていない現状に厳しい視線が注がれています。

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