Most Iranian Americans want diplomacy with Iran: poll | Responsible Statecraft [LINK]
【海外記事紹介】現在進行中のアメリカとイランの戦争について、アメリカ国内のイラン系アメリカ人コミュニティが深い分断に直面していることが、最新の調査で明らかになりました。全米イラン系アメリカ人協議会(NIAC)が公表したデータによると、回答者の61.6%という明確な多数派が、緊張緩和に向けた外交交渉による解決を支持しています。これは、ネット上の議論で主流となっている「イラン系アメリカ人の多くが戦争を支持している」という見方とは一線を画す結果です。
この調査は2026年2月27日から3月5日にかけて行われ、イラン系アメリカ人の複雑な胸中を浮き彫りにしました。そもそもアメリカがイランに対して戦争を開始すべきだったかという点については、反対が49.3%、賛成が48.9%と、コミュニティの意見はほぼ真っ二つに分かれています。NIACのジャマル・アブディ会長は、戦争支持が圧倒的だと思われていたことに驚きを示しつつ、実際には戦争を正当化するようなコミュニティ全体の一致した支持は存在しないと指摘しています。
戦争に反対する人々は、主に無実の民間人が犠牲になることや、イラン国内がさらなる不安定化を招くことを深く懸念しています。一方で、戦争を支持する人々は、軍事行動によって現体制が転換される可能性や、イランの核プログラムによる脅威が減少することに期待を寄せています。このように、それぞれの立場には固有の論理と背景があります。
アブディ会長は記者会見で、一部の著名なイラン系アメリカ人が「戦争こそが唯一の道であり、反対する者は現体制のロビイストだ」といった極端な言説を流布し、世論を誘導しようとしている現状に苦言を呈しました。しかし、実際のコミュニティの声ははるかに繊細で多層的です。今回のデータは、トラウマと分断に直面しているコミュニティの実像を正しく伝え、誤った情報によって形成されたステレオタイプを払拭しようとする試みといえます。
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