注目の投稿

「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2026-04-19

米経済に新たなブーム?

Climbing While the World Wobbles - Pretiorates’s Thoughts [LINK]

【海外記事より】世界情勢が不安定な中でも、株式市場が力強い上昇を見せている現状について、投資ブログのプレティオレーツが分析しています。現在、S&P 500種株価指数は史上最高値を更新する勢いです。中東情勢の緊迫化や原油高によるインフレ懸念、さらに利下げ期待の後退といった悪材料が重なっているにもかかわらず、なぜ市場は堅調なのでしょうか。その背景には、大口投資家による旺盛な買い意欲があります。主要な投資家による水面下での取引を測る指標を見ると、極めて積極的な蓄積が行われていることが分かります。投資家心理はようやく楽観的な領域に入ったばかりであり、経験則から言えば、こうした時期こそが最も大きな利益を生む局面となりやすいのです。

現在、投資家は米経済が新たな上昇気流に乗ることを予見しているかのように、景気敏感セクターの銘柄を好んで購入しています。一方で、不況時に強いとされる公共事業などの防衛的な銘柄は、相対的に関心を失っています。興味深いのは、週末を前にした投資家のリスク回避姿勢を反映する「ハッピー・フライデー指標」が、ここ最近の極端な緊張感によって過去数年で最低水準にまで落ち込んでいたことです。逆張り指標として機能するこのデータが底入れしたことは、皮肉にも複数の買いサインを点灯させる結果となりました。こうした市場の動きを牽引しているのは、人工知能(AI)と量子コンピューティングの分野です。AI関連株はすでに新高値を更新していますが、時間外の取引動向などを見ても、この勢いはまだ長く続くと予想されています。

一方で、ソフトウェア株については慎重な見方が示されています。AIの進化によってプログラミングの効率は上がりますが、同時に多くのソフトウェア利用者の作業がAIに代替されるため、将来的にソフトウェアのライセンス販売数が大幅に減少するリスクがあるからです。AIと量子コンピュータの組み合わせは、今後数年で私たちの生活を劇的に変え、中長期的にウォール街を押し上げる原動力となるでしょう。量子コンピュータが現在の暗号技術を打破する力を持つとされる「Qデー」も、2029年には到来すると予測されています。

最後に、米経済がブームを迎えつつある背景として、一つの刺激的な仮説が紹介されています。それは、トランプ大統領がホルムズ海峡の制御を掌握し、封鎖したという状況に関連するものです。これが長引けば、特にアジア諸国にとって深刻なエネルギー不足を招きます。もし中国などのエネルギー供給源が絶たれ、米国が世界的なエネルギー供給拠点として台頭することになれば、地政学的なパワーバランスは一変します。米ドルの基軸通貨としての地位、いわゆるペトロダラーの再評価につながる可能性すらあります。現時点ではあくまで推測の域を出ない理論ですが、米国内へ向かう空のタンカーが急増しているという報告もあり、今後の動向から目が離せません。市場はこうした大きな変化を先取りして動き始めているのかもしれません。

0 件のコメント: