注目の投稿

「反インフレ経済勉強会」開講のお知らせ

インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2026-04-03

インフレ時代を生き抜く法

Rising Prices and Falling Values—Inflation and Social Decay - LewRockwell [LINK]

【海外記事より】最近、食料品店やレストラン、空港など、あらゆる場所でサービスの質の低下と価格の上昇が同時に起きています。生活水準は大きく後退しており、この傾向は今後さらに悪化すると予想されます。著名な投資家であるダグ・ケイシー氏によれば、多くの人々は物価高の原因を生産者に求めがちですが、それは大きな誤解です。自然災害などの例外を除き、物価の上昇は100%通貨供給量の増加、つまり政府による通貨価値の毀損によって引き起こされます。政府は価値を創造せず、規制や税金、そして不換紙幣を生み出すだけです。通貨を増やすことは、国家が国民から密かに富を盗んでいることに他なりません。

インフレは単なる経済現象ではなく、社会の道徳基準を侵食する毒となります。通貨が価値を失うとき、人々は生存のために嘘や不正、あるいは窃盗に手を染めるようになります。本来、自由な市場であれば価格は下がり、生活水準は向上するはずです。しかし、中央銀行が目標とする2%のインフレという設定は、貯蓄を奪い、中産階級を崩壊させる仕組みです。さらに、インフレ下では、政府に近い一部のエリート層が、新たに発行された通貨をいち早く手にすることで富を築きます。一般市民が生産によって豊かになれない一方で、非生産的な層が肥大化し、社会全体が「持てる者」から盗み合う戦場のような状態へと変貌していくのです。

こうした社会の腐敗は、法体系にも現れます。アメリカには140万人もの弁護士が存在しますが、これは法が複雑化し、生産者から富を奪うための「武器」として機能している証拠です。歴史を振り返れば、通貨の破壊が社会の混乱を招いた例は枚挙にいとまがありません。第一次世界大戦後のドイツ・ワイマール共和国では、ハイパーインフレによる社会の動揺がナチスの台頭を招きました。富を築くことが困難になると、人々は生産ではなく政治権力を通じて他者の富を奪おうとし、それが政治的・社会的な不安定さを永続させることになります。

このようなインフレと社会の崩壊から身を守るために、ケイシー氏は「スキルを磨くこと」の重要性を説いています。特定の分野に特化するのではなく、状況の変化に応じて人々に求められるものを生み出せる多様な能力を持つべきです。大学で多額の費用と時間を費やすよりも、知的、身体的、経済的に困難な時代に備える方が賢明です。自分の消費以上に生産し、その余剰分を貴金属などの現物資産で保有することで、政府によるインフレから自分の富を守る必要があります。SF作家ハインラインが言うように専門化は昆虫に任せ、人間は自立した生産者として生きるべきであると、この記事は締めくくっています。

0 件のコメント: