North Korea's Nuclear Status Requires Urgent Negotiation | The Libertarian Institute [LINK]
【海外記事より】朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩(キム・ジョンウン)総書記は、自国が核保有国であることを公式に宣言しました。最高人民会議での演説において、核保有国としての地位は不可逆的な進路であり、敵対勢力に対して核抑止力をさらに拡大・発展させていく方針を明確に示しました。この記事の著者によれば、こうした北朝鮮の姿勢は決して驚くべきことではなく、以前からその兆候は十分に現れていました。平壌はすでに小規模な核兵器を配備しており、米国や韓国などが安全保障上の譲歩をしたとしても、核を放棄する意思がないことを隠さなくなっています。北朝鮮当局は、欧米諸国が求める非核化という要求を、もはや議論の余地がない時代遅れのものとして切り捨てています。
実際、2025年4月に金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党総務部長は、米国が非核化を強要し続けるのであれば、それは自衛のための核戦力増強を正当化するだけだと警告していました。さらに彼女は同年7月に、2025年という年は2018年や2019年とは状況が異なると強調しました。北朝鮮を取り巻く地政学的環境は激変しており、特にロシアとの軍事的な結びつきが強まったことは重要な変化です。かつては北朝鮮の核兵器保有に消極的だったロシアも、ウクライナでの戦争を通じて北朝鮮から地上部隊の派遣や支援を受けるようになり、その反対姿勢は消滅しました。こうした背景から、北朝鮮は自国の核保有を、米韓による攻撃を防ぐための正当な抑止力であると主張し続けています。
北朝鮮が核に固執する背景には、近年の米国やイスラエルの行動に対する不信感もあります。専門家は、イランやベネズエラに対する米国の軍事行動が、北朝鮮に対して「現代における唯一の安全保障は核兵器である」という認識を確信させたと指摘しています。金正恩総書記も、米国が世界中で国家テロや侵略を行っていると非難し、米国の行動こそが自国の核武装を正当化していると述べています。一方で、米国の対北朝鮮政策は依然として現実から乖離していると記事は批判します。歴代の米政権は一貫して北朝鮮に非核化を求めてきましたが、北朝鮮が約50発の核弾頭を保有し、米本土に到達し得る弾道ミサイルを開発している現状において、その目標はもはや幻想に近いというわけです。
こうした現状を踏まえ、著者は米国が北朝鮮との関係を抜本的に見直すべきだと提言しています。現在、米国は北朝鮮と公式な関係を持っておらず、これが経済や安全保障における重大なリスクとなっているからです。まずは北朝鮮を国家として正式に承認し、互いの首都に大使館を設置すること、そして1953年の休戦協定を平和条約に切り替えて朝鮮戦争を正式に終結させることが求められています。加えて、偶発的な衝突を避けるための緊張緩和に向けた対話も不可欠です。中東での紛争に巻き込まれている米国にとって、太平洋の反対側でさらなる重大な紛争を引き起こす危険を冒すべきではないと、この記事は冷静に警鐘を鳴らしています。
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