Annihilating Iranian Civilization with a Blockade - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]
【海外記事より】トランプ大統領とアメリカの国家安全保障機関は、爆弾による攻撃の脅しに続き、今度は「封鎖」という手段でイラン文明を壊滅させようとしています。未来自由財団のジェイコブ・ホーンバーガー氏は、この封鎖が爆撃と同様の「戦争行為」であると指摘します。中間選挙を控える中、ガソリン価格の高騰を招いたイランによるホルムズ海峡支配に対抗するため、米政府は自らも海峡を通過する石油を遮断するという、皮肉な戦略に出ました。
当初、国防総省は軍事力による海峡の再開を検討していましたが、最終的にはイランの港を利用する船舶のみを停止・押収する修正案を採用しました。これは、イランが海峡通過の通行料を得ることを防ぎ、経済的に窒息させることを目的としています。この手法は、ベネズエラやキューバで行われてきた、経済制裁によって国民を飢餓に追い込み、政権交代を迫る手法と同じです。米政府は、国民が飢餓の恐怖に直面すれば、イラン当局が中間選挙前に無条件降伏すると踏んでいます。
著者は、この戦略を「極めて狡猾である」と批判します。なぜなら、多くのアメリカ人は「文明が今夜死ぬ」といった爆撃の脅しには敏感ですが、制裁や封鎖による死には冷淡だからです。制裁は「平和的な外交ツール」として日常化されていますが、その実態は、政治的目的のために罪のない一般市民を困窮させ、病気や飢えで死に追いやるテロリストと変わらない邪悪な行為です。かつて1990年代に、当時の国連大使がイラクの子供50万人の死を「その価値がある」と断言した際、多くのアメリカ人は無関心でした。
こうした冷淡さは、アメリカが国家安全保障国家へと変質し、介入主義を深めてきた結果であると著者は説きます。人々は、ロシアやテロリストといったあらゆるものへの恐怖を植え付けられ、本来神に属するものであるはずの「自らの良心」を国家というカエサルに差し出してしまいました。国家が爆弾ではなく、制裁や封鎖という手段で他国の文明を滅ぼすことも、等しく邪悪な行為です。著者は、国民が良心を取り戻し、政府の行いに対して真剣な自省を行うことが、国を正しい軌道に戻すために不可欠であると訴えています。
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