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2026-04-15

衰退する帝国

A Few More Conquests Like This, and the Empire Will Be Done For! - LewRockwell [LINK]

【海外記事より】アメリカ帝国がその終焉に向かって、最後あがきのような「征服」を繰り返していると、元空軍中佐のカレン・クウィアトコウスキ氏が痛烈に批判しています。トランプ大統領は4月8日、SNS上で「わが軍は次の征服を楽しみにしている。アメリカが帰ってきた!」と宣言しましたが、著者はこれを、凋落する帝国による虚勢に満ちた、不道徳な帝国主義の表れであると断じています。トランプ氏は自身の不当な軍事介入を正当化するために、かつてのモンロー主義を皮肉った独自のドクトリンを掲げ、宣戦布告もなく8カ月間で8カ国を爆撃するなど、歯止めの利かない権力の行使を続けています。

著者は、現代のアメリカを「衰退する帝国」と呼び、ワシントンの政治家やニューヨークの銀行家たちが進める帝国主義のツケを、一般のアメリカ国民が支払わされている現状を告発しています。膨れ上がる国防予算と連邦債務、そして過去の借金に対する利払いによって、国民は止まらないインフレや生活の質の低下、自由の剥奪に苦しんでいます。かつてトランプ氏は「戦争を終わらせ、兵士を帰還させ、自国を第一に考える」と約束しましたが、現実にはさらなる軍事支出と新たな侵略戦争に資源を投じています。このような、ナショナリズムを煽り行政権力にすべての力を集中させる手法は、かつてのイタリアやドイツでファシズムが台頭した際の構図と酷似しています。

さらに深刻なのは、かつてのファシズムがカロリー制限などのアナログな手段で国民を管理していたのに対し、現代のアメリカはテクノロジーやAI、データネットワークを駆使して、国家に都合の良い物語を捏造し、国民を監視・管理している点です。正当な手続きもなく他国の命や財産を奪う軍事行動は、合衆国憲法修正第5条が保障する個人の権利を著しく侵害するものですが、ワシントンのエリート層は憲法をすでに「時代遅れ」で「無意味」なものと見なしています。トランプ氏もまた、複雑な情報の代わりに派手な図表や映像のみを好む「イディオクラシー(愚民政治)」を体現する存在として描かれています。

現在、アメリカという「債務と戦争の国」は、もはや世界から尊敬されることも、恐れられることもなくなりました。軍事的な支配力は傲慢さと嘘によって切り裂かれ、その経済力もいまや幻想に過ぎません。しかし、著者は一つの希望を見出しています。それは、多くの国民が精神的な進化を遂げ、現行の権力構造や腐敗した政治階級から静かに支持を撤回し始めていることです。トランプ氏が叫ぶ「次の征服」は、アメリカが国家としての根本に立ち返るための、最後の一撃となるのかもしれません。帝国としての虚飾が剥がれ落ちた先に、新たな変革の時が近づいています。

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