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2026-04-16

憲法が死んだ日

The Constitution Died in Korea | The Libertarian Institute [LINK]

【海外記事より】アメリカ合衆国憲法において、宣戦布告の権限が議会にあることは、第1条第8節に明記されており、疑いようのない事実です。建国の父たちは、一人の指導者が独断で国民を異国の戦場へ送り出すことの危険性を深く理解していました。しかし、この憲法の原則は1950年に「死亡」したと言わざるを得ません。ハリー・トルーマン大統領が議会の承認を得ずに、国連の権限に基づく「警察行動」と称して朝鮮戦争へ軍を派遣したことが、その後の大統領たちが乱用することになる悪しき前例となったからです。

それ以来、ベトナム戦争、グレナダ、パナマ、リビア、そして近年のシリアに至るまで、歴代の大統領は議会を事実上無視して軍事介入を繰り返してきました。現在進行中のベネズエラやイランでの軍事行動も、この憲法浸食の延長線上にあります。ベネズエラの大統領拘束や、イランへの大規模な爆撃作戦「壮絶な怒り」は、議会の承認なしに執行権の独断で進められました。ランド・ポール上院議員やトーマス・マッシー下院議員らは、議会の責任を取り戻すべく戦争権限決議案を提出してきましたが、多くの議員は自らの最も重い責任を放棄し続けています。

憲法学者のルイ・フィッシャー氏は、1789年から1950年までは憲法の設計通り「平時から戦時への移行権限は議会にある」という認識が三権の間で共有されていたと指摘しています。しかし、現在のアメリカ外交は国家利益の定義から切り離され、本国自体の安全を疎かにしながら、世界中で敵と責務を増やし続けています。建国者たちが意図した本来の姿は、他国との平和な通商を維持し、どの国とも「紛糾を招く同盟」を結ばないことでした。

共和国から帝国への変貌は一晩で起きたことではありません。それは前例の積み重ねと、議会の無責任な態度の結果です。現在のイラン戦争は、巨額の財政負担と人命の犠牲を強いていますが、その戦略的根拠は不透明なままです。今こそ国民は、憲法が議会に与えた最も重大な権限を回復させるよう、代表者に求めるべきです。他国の政権交代や経済戦に奔走するのではなく、自国の国境を守り、崩壊するインフラに目を向ける、本来の憲法に基づいた外交政策への回帰が求められています。

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