Modi's Silence: How India Submits to Washington Taking Everything - Antiwar.com [LINK]
【海外記事より】インドのモディ政権が、アメリカの圧力に屈して自国の国益を次々と放棄している実情を、調査ジャーナリストのピーター・フリードリヒ氏が鋭く批判しています。3月初旬、インドが主催した多国間海上演習に参加した直後のイラン軍艦が、インド洋上で米潜水艦に撃沈されました。さらに、インドが10年の歳月と1億2000万ドルを投じて建設したイランのチャバハール港周辺も、米イスラエル軍による爆撃作戦「壮絶な怒り」の標的となりました。しかし、自国の投資先や招待客が攻撃されたにもかかわらず、インド政府は抗議の声を一切上げていません。
かつてインドは、ネルー首相のもとで「非同盟運動」を提唱し、冷戦下でもどの陣営にも属さない独自の外交を展開してきました。しかし、2014年にモディ氏が就任して以来、インドは自らをアメリカの「自然な同盟国」と呼び、外交の軸足をワシントンへと急速に移しています。モディ氏は国内向けには「自立したインド」を強調していますが、対外的には、アメリカの制裁要請に応じてイランやベネズエラからの石油輸入をゼロにし、ロシア産原油の購入についてもアメリカから関税による脅しを受けて削減するなど、追従姿勢を強めています。
こうした「卑屈な服従」の結果、インドは甚大な損失を被っています。アメリカの制裁圧力に屈してチャバハール港の運営を断念したことで、パキスタンを経由せずに中央アジアへ通じる唯一の貿易ルートを失いました。また、20年前のアメリカとの原子力協定では、インド側が核実験の制限や査察を受け入れたものの、アメリカ企業による原子炉建設は未だに一基も実現していません。防衛面でも、ロシアから防空システムを購入する際にアメリカの制裁対象になりかけ、議会で免除を得るためにロビー活動を強いられるなど、主権を侵害される事態が続いています。
フリードリヒ氏は、現在のインドの姿勢は「戦略的自律」ではなく「戦略的依存」であると指摘しています。同じBRICSの創設メンバーであるロシア、中国、ブラジルが対イラン攻撃を非難する中で、インドだけが沈黙を守っています。この沈黙は、アメリカによるインド周辺海域での軍事行動を事実上容認するものであり、周辺諸国に対しても「経済的な強迫が通用する国」という印象を与えています。かつては独自の判断で大国と渡り合ったインドが、今やモディ氏のもとで、ワシントンの利益のために自国の戦略的資産を切り捨て続けている姿を浮き彫りにしています。
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