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2026-04-14

イラン攻撃の道徳的誤算

Moral Miscalculation: America’s Misunderstanding of Iran Is Leading to Catastrophe - Crisis Magazine [LINK]

【海外記事より】カトリックのジャーナリスト、マシュー・カリン・ホフマン氏は、現在の米国によるイランへの攻撃は、歴史的な無知と「ファンタジー」に基づいた道徳的な誤算であると指摘しています。トランプ大統領が進める強硬策は、1980年にサダム・フセインがイラン侵攻を決断した際の誤算と酷似しています。当時、フセインはイラン国民が政府に不満を持ち、攻撃者を「解放者」として歓迎すると助言されましたが、現実は正反対でした。イラン国民は愛国心から団結し、民間人までもが志願して軍を支え、圧倒的な犠牲を払いながら侵略者を押し返したのです。この歴史は、イランの現体制が外部からの圧力によって簡単に崩壊するような脆弱なものではないことを示しています。

ホフマン氏は、米国とイランの不幸な関係は1979年の大使館占拠事件ではなく、1953年に米国と英国が仕掛けた「アジャックス作戦」に遡ると説いています。この工作により、民主的に選出されたモサデク政権が打倒され、米国の傀儡であるパフラヴィー国王による独裁体制が構築されました。その後、米国は秘密警察を支援して反対派を弾圧し、イランの資源を搾取しました。1979年の革命は、こうした長年の外国支配に対するナショナリズムの爆発でした。イランの人々にとって米国大使館は「スパイの巣窟」であり、再び民主主義が乗っ取られることを防ぐための行動が、結果として強固な宗教国家を生む引き金となったのです。

現在の米国の政策は、イスラエルの利益を優先するあまり、外交的な解決の道を自ら閉ざしています。トランプ政権は、イランが核兵器を開発していないという情報機関の評価を無視し、イスラエルによる一方的な攻撃を追認する形で対立を煽っています。ホフマン氏は、米国が過去にイラクへ化学兵器の原料を提供してイラン人を殺傷したことなど、自らの過ちを認めるべきだと主張します。キリスト教的な倫理に基づけば、他国の主権を尊重し、対等な立場で交渉のテーブルに戻ることこそが正解です。現在の好戦的な姿勢は、中東全域に壊滅的な破壊をもたらし、世界を未曾有の災害へと導く危険性を孕んでいます。

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