Will China Retaliate Against Donald Trump's Oil Blockade and Force an American Surrender?, by Ron Unz - The Unz Review [LINK]
【海外記事より】イスラマバードで行われたアメリカとイランの和平交渉は、開始から24時間足らずで決裂に終わりました。ドナルド・トランプ米大統領は当初、イラン側の提案に基づく交渉を示唆していましたが、実際にはJ・D・バンス副大統領ら交渉団が、核濃縮活動の全面停止やホルムズ海峡の制圧権放棄といった、到底受け入れがたい要求を突きつけたことが原因です。交渉団は、6週間に及ぶ戦火で米軍が成し遂げられなかった成果を、交渉の場でもぎ取ろうとしたようですが、イラン側の態度は揺るぎませんでした。
この交渉決裂を受けて、トランプ大統領はペルシャ湾の封鎖を宣言しました。海軍に対し、ホルムズ海峡を通過するすべてのタンカーを拿捕し、イランの石油収入を断つよう命じたのです。イランによるミサイルの脅威があるため、米軍艦は沿岸から離れた公海上で拿捕を行うことになりますが、これは事実上の海賊行為であり、国際市場から日量150万バレルの石油を奪うことで価格の高騰を招きます。現在、イラン産原油の90%を購入している中国にとって、この封鎖は宣戦布告にも等しい行為です。
米政府内には、大規模な爆撃による勝利を確信する声もありますが、それは戦争の本質を見誤っています。イランは長年、非対称戦略に投資し、山岳地帯に分散配置された精密ミサイルやドローンの軍火庫を構築してきました。これらは開戦直後の米軍による攻撃を生き延び、すでに中東の米軍基地を破壊し、高価なレーダー施設や早期警戒管制機を無力化しています。2兆ドル以上を投じた米海軍の艦隊も、イランのミサイルの前では脆弱で、沿岸から遠ざかることを余儀なくされました。
さらに、イランはホルムズ海峡を閉鎖することで、世界の石油・天然ガス輸出の20%以上を人質に取っています。実物資産の石油価格はすでに1バレル145ドルを超え、過去最高値を更新しました。トランプ大統領は、この窮地を脱するためにイランの濃縮ウランを奪取する特命作戦を試みたようですが、これも輸送機やヘリを多数失う悲惨な失敗に終わったと分析されています。追い詰められた大統領は、SNSでイランの文明そのものを消滅させるといった過激な発言を繰り返しており、かつての支持者や保守派メディアからも、その狂気と非人道性を激しく批判されています。
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