Peter Schiff: Jobs Vanished, No Surprise | SchiffGold [LINK]
【海外記事紹介】著名な経済論評家ピーター・シフ氏が、自身のポッドキャストで、米国の雇用統計の信憑性と、その背後に隠された経済の深刻な病理について鋭い分析を行いました。シフ氏がまず糾弾したのは、政府が発表した衝撃的な雇用データの下方修正です。驚くべきことに、2019年まで遡って計250万件もの雇用が「最初から存在しなかった」として抹消されました。シフ氏は、政府が何年もかけて「雇用は創出された」と嘘の報告を積み上げてきた事実を指摘し、労働市場が公式発表よりもはるかに脆弱であったことを強調しています。
なぜこのような「幽霊雇用」がデータに紛れ込むのでしょうか。シフ氏は、米労働統計局が採用している「出生死亡モデル」という手法に欠陥があると断じています。これは「毎月一定数の企業が新たに誕生し、人を雇っているはずだ」という単なる仮定に基づいて数字を上乗せする仕組みです。実際には企業が生まれていなくても、政府は「生まれているはずだ」という前提で存在しない雇用をカウントし続け、市場を誤認させてきたというのです。
また、関税政策などによる海外からの投資促進という政治的な物語についても、シフ氏は真っ向から否定しています。実際には資金は米国から流出しており、世界は着実に「脱ドル化」のプロセスを進めています。米国が世界の貿易において重要性を失い、ドルの価値が大幅に下落することで、米国の国際的な影響力も失われていくという厳しい見通しを示しました。
シフ氏は、現代の政策立案者が忘れてしまった経済の基本原則についても改めて言及しています。豊かさとは、政府が作り出す「需要」から生まれるのではなく、消費を抑えた「貯蓄」と、それを元手にした「投資」による「供給(生産)」から生まれるものです。貧困を解決する唯一の方法は、人々が手に入れられる「モノ」を実際に作り出すことであり、紙幣を刷って需要を煽ることではないと説いています。
最後に、仮想通貨についても自身の見解を述べています。シフ氏は、実体のないビットコインを「何も価値がないものを愚か者に売る投機」と切り捨て、今後は「金をトークン化したデジタル資産」が主流になると予測しています。金の裏付けがあるトークンは、金そのものに価値があるため、一攫千金は狙えませんが、価値の保存手段としてビットコインに取って代わる優れた製品になると締めくくりました。
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