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2026-02-11

借金まみれのクリスマス

Americans Borrowed A Lot to Pay for Christmas 2025 [LINK]

【海外記事紹介】2025年のクリスマス、多くのアメリカ人がクレジットカードという「魔法のカード」を使って祝宴をあげましたが、その後の家計には厳しい現実が突きつけられています。連邦準備理事会(FRB)の最新のデータによると、12月の消費者信用残高は予想外に急増し、前月比240億ドル増(年率5.7%増)を記録しました。これは2025年全体の平均伸び率の2倍以上に相当します。米国民が抱える消費者債務(カード、学生・自動車ローン等)はついに5.11兆ドルに達し、住宅ローンを含めた家計債務全体では18.59兆ドルという過去最高額を更新しています。

この「クリスマス・ラッシュ」は、実は不吉な予兆かもしれません。2025年後半、インフレと貯蓄の枯渇により消費者の借り入れ意欲は大幅に減退していましたが、12月だけは「最後の一振り」のようにクレジットカード(リボルビング債務)の利用が跳ね上がりました。マイク・マハリー氏は、これを「健康的な消費」ではなく、限界に近い家計が無理をして捻出した「借金まみれの祝祭」であると分析しています。実際、年収下位80%の世帯では消費が停滞し、一部の富裕層が消費全体を牽引する「K字型」の格差が鮮明になっています。

家計をさらに追い詰めているのが、高止まりする金利です。FRBによる利下げ期待とは裏腹に、クレジットカードの平均年利は19.61%と極めて高く、一部では30%近いケースも見られます。その結果、延滞率も悪化の一途をたどっています。

クレジットカードは、信用スコアが高い層(プライム層)でさえ、支払い遅延が前年比で47%も増加しています。学生ローンは、支払い猶予期間が終了した影響で、深刻な延滞(90日以上)への移行率が2000年の統計開始以来、最速のペースで急上昇しています。

リーガルシールド社の「消費者ストレス指数」は、コロナ・パンデミック初期の2020年3月以来の最高水準を記録しており、破産に関する相談も急増しています。マハリー氏は、パンデミック時の蓄えを使い果たし、カードの限度額まで使い切ったアメリカ人にとって、今回のクリスマス商戦は「最後のガス欠前の加速」だったのではないかと警鐘を鳴らしています。

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