If You Think the US Wants To Bring Democracy to Iran, Watch What They’re Currently Doing to Iraq - LewRockwell [LINK]
【海外記事紹介】「米国がイランに民主主義をもたらそうとしている」という主張がいかに欺瞞に満ちたものであるか。独立系ジャーナリストのケイトリン・ジョンストン氏による、イラクの現状を引き合いに出した鋭い告発記事をご紹介します。
著者は、米国が掲げる「民主主義」の実体とは、「ワシントンの指示に従う自由」であり、「ワシントンが認めたリーダーを選ぶ自由」に過ぎないと断じます。その具体的な証拠として、現在のイラクにおけるトランプ政権の介入を挙げています。
トランプ大統領は、イラクの次期首相候補として有力なヌーリ・マリキ氏が「イランに同情的すぎる」として、同氏が就任するならイラクの石油収入を遮断すると猛烈に脅迫しています。2003年の侵攻後、イラクの石油収入はすべてニューヨーク連邦準備銀行を通じて米ドルで支払われる仕組みに作り替えられました。これは、米国がいつでもイラクの国家予算を差し押さえ、一瞬にして国を破産させる「生殺与奪の権」を握っていることを意味します。
著者は、2003年の「イラクの自由作戦」の結果が、100万人の死者と地域の混沌、そして米国の軍靴の下での隷属であったことを指摘します。米国が中東で独裁政権や君主制を支え続けているのは、まさに「民意」を恐れているからです。もし真の民主主義が実現すれば、人々はイスラエルや米国に敵対し、自国民の利益を優先するリーダーを選ぶことを、ワシントンは熟知しています。
さらに恐ろしい指摘として、イランに対する米国の真の狙いは「民主化」ですらない可能性があると著者は論じています。タカ派の戦略家たちが提唱しているのは、イランを民族ごとに分断する「バルカン化(小国乱立状態)」です。これにより、統一国家としてのイランを破壊し、反抗的な地域大国を消滅させ、傀儡政権を維持する手間すら省こうとしているというのです。
「米国が求めているのは民主主義ではなく、地球規模の支配である」。この冷徹な結論は、自由や権利という美辞麗句の裏側に潜む、帝国の生存本能を浮き彫りにしています。
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