What is US plan to reverse West's decline? Undo decolonization, revive 'great Western empires' - Geopolitical Economy Report [LINK]
【海外記事紹介】「欧州の植民地帝国を復興し、デコロニゼーション(脱植民地化)を覆す」——ジャーナリストのベン・ノートン氏による、2026年ミュンヘン安全保障会議でのマルコ・ルビオ米国務長官の演説を分析・告発する記事をご紹介します。
ノートン氏は、ルビオ氏の演説が「20世紀後半の反植民地闘争の成果を否定し、西側諸国の覇権を武力で再構築しようとする宣戦布告である」と論じています。
記事が指摘するルビオ演説の「新植民地主義的」な重要ポイントは以下の通りです。
偉大なる西側帝国の称賛: ルビオ氏は、第2次世界大戦前の5世紀間にわたる西側の拡大(宣教、入植、征服)を「偉大で高貴な文明の行進」と称賛しました。1945年以降の脱植民地化の動きを「神を信じない共産主義者による陰謀」と呼び、西側諸国がこれまでの「植民地犯罪への罪悪感」を捨て、自らの伝統に誇りを持つべきだと主張しました。
「新西側世紀」の構築: ルビオ氏は、米国と欧州が団結し、世界の人口の86%(グローバル・マジョリティ)を占める「グローバル・サウス」を再び西側の支配下に置く「新しい西側の世紀」を築くことを呼びかけました。
自身のアイデンティティの転換: キューバ系であるルビオ氏ですが、演説では自身のルーツを「イタリアやスペインの征服者(コンキスタドール)」に求めました。彼は、先住民を虐殺・追放して「空っぽの平原を農地に変えた」入植者の末裔としてのアイデンティティを強調し、先住民へのジェノサイドという歴史的事実を事実上否定(ホワイトウォッシュ)しました。
中国を排除した西側供給網: ルビオ氏は、西側の脱工業化を「中国による策略」と描き、中国を孤立させるための「クリティカル・ミネラル(重要鉱物)の西側専有供給網」の構築を提唱しました。
ノートン氏は、この演説に欧州の指導者たちがスタンディングオベーションを送った事実に注目し、西側のエリートたちが「民主主義や人権」という建前を捨て、剥き出しの帝国主義に回帰しようとしていると結論づけています。
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