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2026-02-25

ある女性の政治的勇気

American Pravda: A Christian Beauty Queen Challenges Zionist Power, by Ron Unz - The Unz Review [LINK]

【海外記事紹介】アメリカの保守論壇で大きな議論を呼んでいる、ある女性の政治的勇気についての記事をご紹介します。執筆者は、米国の社会批評家ロン・アンズ氏です。

著者はまず、自分自身が抱いていた「ミス・コンテストの優勝者」に対する偏見を告白することから始めています。トランプ政権下では、実務経験不足で混乱を招いた元美少女コンテスト出身の起用が目立ちましたが、元ミス・カリフォルニアのキャリー・プレジャン・ボーラー氏だけは、それらの人物とは全く異なる「本物の強さ」を持っていたと、著者は高く評価しています。

彼女は、トランプ大統領が新設した「ホワイトハウス宗教自由委員会」のメンバーに任命されました。しかし、ガザ地区での凄惨な死と破壊を目の当たりにした彼女は、自身の信仰をエバンジェリカルからカトリックへと改宗し、委員会で「私はカトリック教徒として、シオニズムを完全に拒否する」と宣言したのです。これが、反シオニズムを即座に反ユダヤ主義と結びつける他の委員たちの激しい怒りを買いました。

著者が特筆しているのは、プレジャン氏が主流メディアの「レッテル貼り」に一切屈しなかった点です。彼女は「私の教会は常にシオニズムを拒否してきた。全米7,200万人のカトリック教徒を反ユダヤ主義者と呼ぶのか」と問い直し、イスラエルによるガザでの虐殺を是認するのかと真っ向から追及しました。著者は、この姿勢を「政治の世界では極めて稀な個人的勇気」であると称賛しています。

プレジャン氏は、2009年のミスUSA大会でも、政治的に正しい回答をすれば優勝できた場面で、あえて自身の宗教的信念に基づいた発言を選び、栄冠を逃した過去があります。著者は、彼女が単に「アクセス(権力への近さ)」や地位を守るために魂を売るような人物ではなく、孤立を恐れずに真実を語る自由な人間であると分析しています。

この記事を通じて著者は、米国の政治家たちが特定のロビー団体を恐れて沈黙する中で、一人の「カリフォルニアの母親」が示した道徳的な一貫性が、いかに現政権や社会に衝撃を与えているかを浮き彫りにしています。米国内の宗教的・政治的な対立がいかに深刻であるか、私たちは彼女の行動から読み取ることができます。

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