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2026-02-15

五輪メダル、資産価値が飛躍

Just How Much Are Those Olympic Medals Worth? [LINK]

【海外記事紹介】現在開催中のミラノ・コルティナ冬季五輪で、アスリートたちが夢見る「金メダル」の驚きの実態と、その経済的価値に迫るレポートをご紹介します。表彰台の頂点で輝く金メダルですが、実はその中身のほとんどが「銀」であることは意外に知られていません。今大会の金メダルは、500グラムのスターリングシルバー(銀92.5%の合金)で作られており、その表面をわずか6グラムの24金でコーティングしたものです。つまり、物理的な実体としては「銀メダル」に薄い金の膜を張ったものと言えます。

しかし、注目すべきはその「価値」の激変です。近年の貴金属価格の高騰により、今大会のメダルは、わずか2年前のパリ五輪当時と比較して、資産価値が劇的に跳ね上がっています。現在の銀相場(1オンス約78ドル)で計算すると、メダルに含まれる銀だけの価値で約1,160ドルに達します。パリ五輪時の銀メダルの価値が約535ドルだったことを考えると、銀の部分だけでも2倍以上の値打ちがあることになります。さらに、6グラムの金(1オンス5,000ドル換算で約965ドル)を加えると、金メダル1個の時価は約2,125ドル、日本円にして約32万円相当にものぼります。

もしこのメダルを純金で製作したとしたら、その価値は8万3,300ドル(約1,250万円)を超えてしまいます。五輪史上、純金のメダルが授与されたのは1904年のセントルイス五輪と1908年のロンドン五輪のわずか2回のみで、当時はメダル自体が非常に小さく、金価格も1オンス20ドル足らずという時代でした。現代の巨大なメダルを純金で作ることが現実的でないのは、この価格差が理由です。ちなみに、銅と亜鉛の合金である銅メダルの価値は、わずか4ドル(約600円)程度。著者は冗談交じりに「3位にはならないことだ」と付け加えています。

華やかなスポーツの祭典の裏側で、メダルの価値がこれほどまでに上昇している事実は、金や銀がいかに優れた「価値の保存手段」であるかを如実に物語っています。インフレが続く世界において、アスリートが手にするのは、単なる名誉の証以上の重みを持った「真の資産」であると言えるでしょう。

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