Uncle Sam, Drug Traffickers, and Their Friendship | The Libertarian Institute [LINK]
【海外記事紹介】アメリカ政府が掲げる「麻薬との戦い」の裏側で、歴代政権がいかに地政学的な利害を優先し、麻薬密売に関与する独裁者や指導者たちと「密月関係」を築いてきたか。その驚くべき偽善の実態を暴く論評をご紹介します。物語は2024年、ホンジュラスの前大統領フアン・オルランド・エルナンデス氏が、数百トンのコカインを米国に密輸した罪で禁錮45年の実刑判決を受けたことから始まります。彼は米国から多額の麻薬対策支援を受けながら、裏では「国家公認の麻薬密売」を行っていました。しかし、2025年12月、トランプ大統領はこの有罪判決を受けた密売人を「政治的迫害の犠牲者」として恩赦を与え、釈放したのです。
こうしたパターンは、数十年前から繰り返されてきました。パナマの独裁者マヌエル・ノリエガは、CIAなどの米情報機関の貴重な資産として、ゲリラ情報の提供や暗殺計画に協力していました。米国は彼が麻薬密売で巨万の富を築いていることを把握していましたが、ニカラグアのサンディニスタ政権打倒という戦略目標を優先し、彼の犯罪を黙認していました。彼が起訴されたのは、戦略的な価値がなくなった後のことでした。ペルーでも、CIAから年間100万ドルの支援を受けていた情報機関トップのモンテシノス氏が、裏では麻薬王から賄賂を受け取り、保護料を徴収していました。
さらに衝撃的なのは、コロンビアの元大統領アルバロ・ウリベ氏のケースです。彼はワシントンの最も忠実な同盟者として巨額の支援を受けましたが、米機密文書によれば、大統領就任前からメデジン・カルテルのパブロ・エスコバルと親交があり、「有力な麻薬密売人」のリストに名を連ねていました。そして現在、最も露骨な事例として挙げられているのが、エクアドルのダニエル・ノボア大統領です。2025年に発覚した調査報道によれば、彼の家族が経営するバナナ輸出会社から、過去数年間にわたり合計700キロ以上のコカインが発見されていました。警察の報告書は「大統領一家の会社」であることを理由に隠蔽されました。
このように、米国は表向きには「麻薬撲滅」を叫び、軍事支援を行っていますが、そのパートナーたちが麻薬密売そのものを主導している現実を意図的に無視し続けています。マルコ・ルビオ国務長官はノボア大統領との「強固なパートナーシップ」を称賛し、一家の密売疑惑には一切触れていません。
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