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2026-02-09

著名投資家「暴落が来る」

"I Expect A Crash": Harris Kupperman - by Quoth the Raven [LINK]

【海外記事紹介】アメリカの著名なヘッジファンド・マネージャーであるハリス・カッパーマン氏が、最新の投資家向け文書で「市場の暴落を予期している」という衝撃的な見解を示しました。彼は、現在の市場が実体経済から完全に乖離した「官製バブル」の状態にあると厳しく批判しています。

カッパーマン氏によれば、現在のアメリカの政治・経済システムは、もはや国民の繁栄を目指すものではなく、単に「資産価格の維持」を至上命令とするシステムに変貌してしまったといいます。2022年にインフレ抑制のために金利が引き上げられた際、テック株や不動産市場が打撃を受けましたが、結局、政府と連邦準備制度(FRB)はリスクを取った富裕層を救済するために、経済の健全性を犠牲にしてまで資金を注入しました。その結果、一般の人々がインフレで苦しむ一方で、テック株などの資産バブルだけが延命されるという歪な構造が生まれたのです。

彼は、今の経済を「かつてのバブルを救済するために、さらに巨大なバブルを膨らませ続けている世界」と表現しています。このため、彼は一般的な指標となる大型株やテック企業への投資を避け、独自の戦略に舵を切っています。

具体的には、富裕層が混乱や増税から逃れるために集まるドバイやフロリダなどの地域に関連する事業、そして無限の財政出動と通貨価値の低下から利益を得られる「貴金属(金・銀)」の関連セクターに注力しています。また、過剰な債務を抱える欧米諸国とは対照的に、規律ある経済運営を行っている「新興国市場」にも期待を寄せています。

カッパーマン氏は、現在の市場がいつ暴落してもおかしくないと考えていますが、同時に奇妙な自信も覗かせています。なぜなら、暴落が起きれば即座に政府による大規模な「流動性注入(お金のバラマキ)」が行われることが目に見えており、それが最終的に彼の保有するような「実物資産に近い銘柄」をさらに押し上げると信じているからです。

「世界経済は過剰な流動性に苦しむだろうが、政府がそれを止めることはない。それこそが投資の追い風になる」という彼の冷徹な分析は、今の異常な市場環境を生き抜こうとするプロの覚悟を感じさせると同時に、日本の人々にも資産防衛のヒントを与えてくれます。

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