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2026-02-06

生活費危機の真実

The Cost of Living: The Problem Isn't Too Little Credit, but Too Much | Mises Institute [LINK]

「生活費の危機」や「住宅の購入可能性(アフォーダビリティ)の危機」という言葉をニュースで耳にしない日はありません。しかし、こうした言葉遣いそのものが、政府による巧みなプロパガンダであるとしたらどうでしょうか。

現在の住宅市場の問題について、その本質が「クレジット(信用・借金)の不足」ではなく、むしろ「過剰なクレジット」にあるという視点からお話しします。

政府は、自分たちが有利になるように言葉を言い換えるのが非常に得意です。例えば、英語圏で使われる「アフォーダビリティ・危機(購入しやすさの危機)」という言葉。この「危機」という響きは、あたかもこれが「最近起きた異常事態」であり、「政府が介入して何とかしなければならない」という印象を与えます。

しかし、住宅価格の高騰は昨日今日始まったことではありません。そして、政府が「買いやすくする(アフォーダブルにする)」ために打ち出す政策——長期ローン、政府保証の融資、補助金などは、すべて市場にさらなる資金を注入し、価格をさらに押し上げる燃料にしかならないのです。

住宅価格が上がる理由として、よく「供給不足」が挙げられます。しかし、それはコインの片面に過ぎません。もう片面にあるのは、人為的に膨らませられた「需要」です。

政府と中央銀行が通貨供給量を増やし続けると、そのお金は「安い金利の借金」として市場に流れ込みます。人々はその借金を使って住宅を買おうとします。家を買いたい人が増え、使えるお金(借金)が増えれば、家の価格が上がるのは当然の摂理です。

つまり、家が買えないのは「お金がないから」ではなく、政府が「お金(借金)をバラまきすぎたせいで価格が吊り上がってしまったから」なのです。今の住宅市場は、政府が作り出した「インフレによるバブル」に他なりません。

「アフォーダビリティの危機」という言葉を使うのをやめて、もっと正確に「政府が引き起こした住宅バブル」と呼ぶべきです。

「バブル」という言葉を使えば、そこには「実態のない価格の上昇」があり、「一部の人間が利益を得て、他の多くの人々が損をしている」という真実が浮かび上がります。政府は、自分たちが招いたインフレの責任を隠すために「危機」という言葉を使っていますが、実際には1世紀にわたる政治介入と通貨膨張の結果が、今の状況を招いているのです。

解決策は、さらなる政府の介入を求めることではありません。

まず、人為的に安く抑えられたクレジットを止め、住宅建築を阻害している過剰な規制を撤廃し、市場のイノベーションを自由にすることです。

そして何より大切なのは、政府が押し付ける言葉を使わないことです。「アフォーダビリティ」という曖昧な言葉に惑わされず、起きていることを正しく「バブル」と認識すること。言葉を自分たちの手に取り戻すことが、現実を変えるための第一歩となります。

(Geminiで要約)

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