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2026-02-06

エリート支配を脱するには

Everyone Agrees Our Elites Are Terrible, So Why Are We Stuck with Them? | Mises Institute [LINK]

最近、ジェフリー・エプスタインに関わる膨大な機密文書が公開され、世界中で大きな波紋を呼んでいます。名だたる公人たちの関与や、司法システムのあからさまな不作為が露呈し、「なぜこれほどまでに邪悪で無能なエリートたちが、今なお権力を握り続けているのか」という怒りと疑問の声が渦巻いています。

この「エリート支配」の謎を解くヒントは、歴史的な理論の中に隠されています。まず、どんなに民主的な社会であっても、組織化される過程で必ず「支配する少数」と「支配される多数」に分かれるという法則があります。これを専門用語で「寡頭制の鉄則」と呼びます。たとえ平等を目指す組織であっても、運営を効率化するために管理者が置かれ、その管理者がルールを掌握することで、次第に一般のメンバーとは切り離された特権的な権力を持つようになるのです。

現代のエリートが特に厄介なのは、彼らが「所有者」ではなく「管理者」であるという点にあります。かつてのような王様やカリスマ的なリーダーではなく、官僚や企業の経営陣、大学の管理者といった「組織を回す人々」が実権を握っています。彼らは、国民や株主の利益よりも、自分たちの地位や組織の拡大を優先します。自分たちの利益にかなう政策であれば、たとえ不人気でも強引に進め、逆に自分たちの地位を脅かす改革は「政治的に不可能だ」として門前払いにする。こうした「管理職エリート」のネットワークが、国境を越えて張り巡らされているのです。

では、なぜ私たちは彼らを排除できないのでしょうか。その根本的な原因は、私たちが「国家」という仕組みに対して抱いている思い込みにあります。私たちは教育を通じて、国家が暴力や強制を独占することを「正当なもの」として受け入れるように仕向けられています。本来なら抵抗すべき略奪であっても、それが「公的な手続き」という衣をまとった途端、私たちは従わなければならないと信じ込んでしまうのです。この国家というフィクションこそが、エリートたちを市場の競争から守り、彼らがどれほど醜態をさらしてもその椅子に座り続けられる最強の防護壁になっています。

しかし、希望はあります。かつてエリートたちが独占していた「情報の支配」は、インターネットの普及によって崩れ始めています。また、AIなどの新しい技術は、これまで管理職層が独占してきた複雑な事務や手続きを自動化し、彼らの存在意義そのものを奪う可能性を秘めています。

私たちが今のひどいエリートたちから自由になるための唯一の道は、彼らに依存しない「自由」を手にすることです。つまり、不誠実なエリートからいつでも「立ち去る権利」を持つことです。エプスタイン事件のような醜聞を見て絶望するのではなく、既存のシステムが限界を迎えているサインだと捉え、自律的な選択を積み重ねていくエネルギーに変えていく必要があります。

(Geminiで要約)

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