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2026-02-06

公式物価指数は正しいか?

Which to Believe: The Official CPI or Zoe Dippel’s Grocery Receipts? | Mises Institute [LINK]

アメリカで今、ある1枚の古いレシートが大きな反響を呼んでいます。発端は24歳の歯科衛生士ゾーイ・ディッペルさんがアルバムで見つけた1997年6月20日のレシートでした。そこには双子の育児に必要な食品やおむつなど計122品目が記され、当時の支払額はわずか155.34ドルでした。彼女がこれを紹介した動画はTikTokで拡散され、わずか3週間という短期間で280万回以上も再生されています。

驚いたゾーイさんは現在の価格と比較しました。2025年のアプリで当時と同じチェーン店の同じ品目を揃えたところ、合計額は504.11ドルにまで跳ね上がったのです。約28年半で価格は3.2倍になり、年率換算で4.2%の上昇です。著者はこれを「ゾーイ価格指数(ZPI)」と呼び、米国の住宅価格の上昇率である年率約4.8%とも一致すると指摘します。一方で世帯所得の伸びは年率3.1%弱にとどまり、市民の「収入が生活費に追いつかない」という実感を裏付けています。

さらに記事は、政府公表の消費者物価指数(CPI)とこのZPIを比較します。公式のCPIでは1997年6月から2025年12月までの物価上昇は年率2.5%とされています。もしこれが正しければ実質所得は増えているはずですが、現実は異なります。著者は、公式統計には複雑な調整が加えられ、政治家に都合の良い数字が作られている可能性を疑っています。社会保障費の削減や増税のために、インフレが過小評価されているという指摘です。

著者の主張では、公式指標は生活感覚から著しく乖離しています。1997年時に比べ、食品を3分の2しか食べず、おむつも3分の2しか替えないことでようやく生活水準を維持できるという状況は不合理です。通貨供給量が増え続ける中、ドルの購買力は削られ、中央銀行もインフレ抑制を諦めていると著者は見ています。政治家が「インフレはない」と強弁しても、1枚のレシートが語る真実は隠せません。この記事は、当局の言葉を鵜呑みにせず、草の根の検証が公的な議論を現実に引き戻すために不可欠だと強調しています。

(Geminiで要約)

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