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2026-02-04

ドル崩壊を防ぐ方法

The True Dollar Price to Redeem an Ounce of Gold | Mises Institute [LINK]

今日は、米ドルの崩壊を防ぎ、その価値を再び確かなものにするための「究極の解決策」についてお話しします。

現在、私たちの手元にあるドルは、何にも裏付けられていない不換紙幣です。政府は打ち出の小槌(こづち)のようにお金を刷り続け、その結果、ドルの価値は下がり続けています。この危機を脱する唯一の道は、ドルを再び「金(ゴールド)」と交換できるようにすること、つまり金本位制への復帰です。

では、もし今日、ドルを金で裏付けるとしたら、1オンスの金は一体いくらになるのでしょうか。これを算出するために「ゴールド・カバレッジ・プライス(金充足価格)」という指標を使います。計算は単純です。世の中に流通しているドルの総量(マネタリーベース)を、米財務省が保有する金の量で割るのです。

最新の2025年10月時点のデータでは、マネタリーベースは約5.3兆ドル。これに対し、アメリカが保有しているとされる金の量は約2億6,150万オンスです。この数字で計算すると、1オンスの金と交換するために必要なドルの価格は、なんと「2万275ドル」になります。現在の金の市場価格が5,000ドル前後であることを考えると、いかにドルが過剰に発行され、薄められているかが分かります。

歴史を振り返ると、この歪みは一目瞭然です。1944年のブレトンウッズ会議で、ドルの価格は1オンス35ドルと定められました。当時の計算上の充足価格は56ドルで、まだ現実的な範囲でした。しかし、ニクソン大統領が金との交換を停止した1971年には196ドル、そして1998年には1,535ドルと、その差は広がり続けてきました。そして今や2万ドルを超えているのです。

もし政府がこの価格で「いつでも金と交換します」と宣言すれば、ドルへの信頼は回復するでしょう。その代わり、政府はもう、何もないところからお金をひねり出すことはできなくなります。支出を増やすには、増税するか、誠実にお金を借りるか、あるいはどこかの予算を削るしかありません。

今のドルの窮状は、政府が長年にわたって支出の規律を失ってきた結果です。金という「外部の重し」を取り戻さない限り、このドルの存亡に関わる危機を乗り越えることはできないでしょう。

(Geminiで要約)

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