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2026-02-15

政府は通貨に手を出すな

Schiff on Reality Check: Get the Government Out of Money | SchiffGold [LINK]

【海外記事紹介】著名な経済論評家ピーター・シフ氏が、金融番組「リアリティ・チェック」に出演し、金や銀の価格下落を投資家が歓迎すべき理由と、政府による通貨管理の危険性について熱弁をるいました。シフ氏は、足元の貴金属価格の軟調さを「失敗」ではなく「絶好の機会」と捉えています。この下落は、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨、あるいは過剰に買われていたハイテク株やAI関連株の暴落に伴う「追い証」を解消するための強制的な売却に巻き込まれた結果であり、金そのものの価値が損なわれたわけではないと分析しています。

シフ氏の予測によれば、爆発的に増え続ける米国の債務を賄うために、政府が無からドルを刷り続ける限り、金の価格は中長期的にさらなる高値を目指すことになります。現在のドルの発行ペースを考えれば、金価格が1オンス5,000ドルから2万ドルへと急騰する事態も、そう遠くない未来に起こり得ると警鐘を鳴らしました。彼はこうした自身の確信の根拠として、アラン・グリーンスパン氏以降、歴代のFRB議長たちが繰り返してきた失政を挙げています。安易な金融緩和によってバブルを膨らませ、崩壊の種をまき続けてきた中央銀行の歩みこそが、インフレを加速させ、経済を破綻へと向かわせているというのです。

現在の資産価格はファンダメンタルズから完全に乖離しており、私たちは一つのバブルから次のバブルへと渡り歩いているに過ぎません。シフ氏に言わせれば、2008年のリーマンショックさえも、今後訪れる巨大な経済崩壊の前触れに過ぎないのです。世界中でドルの信頼が失われ、ドルからの脱出が加速しているのは、現政権の政治的選択がその動きを後押ししているからであり、賢明な国際社会はすでにドルの先行きを見限っていると指摘しています。

最後に、シフ氏はリバタリアンとしての核心的な主張を展開しました。「通貨の管理を政府から引き離し、民間セクターに委ねるべきだ」という提言です。政府が税金として資金を集めるのではなく、魔法のように無から通貨を捏造できる現状が諸悪の根源であると説いています。そして、もし民間が自由に通貨を選べるようになれば、選ばれるのはビットコインのようなデジタル資産ではなく、歴史的な裏付けを持つ金や銀になるだろうと締めくくりました。政府の干渉を排除した「誠実な通貨」の再構築こそが、私たちが直面する危機の本質的な解決策なのです。

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