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2026-02-13

ソ連化する欧州

The European Union Now Resembles the Soviet Union | Mises Institute [LINK]

【海外記事紹介】2026年に入り、欧州連合(EU)の変質を揶揄する「EUSSR(欧州ソビエト連邦)」という言葉が単なるネット上のミーム(ネタ)を超えた現実味を帯び始めています。この記事は、現在のEUが歩んでいる中央集権化、官僚統治、そして言論統制の強化が、かつてのソビエト連邦(USSR)が末期に抱えていた病理と驚くほど一致していると指摘しています。

記事によれば、この類似性は偶然ではありません。2004年に公開された機密文書は、かつてのソ連指導部と西欧の社会主義指導者たちが、国家の枠組みを超えた「集団主義的な欧州国家」の創設を水面下で議論していたことを示唆しています。現在のEUが直面している「民主主義の欠如」や「蔓延する汚職」、そして「肥大化した官僚機構」は、まさに当時の計画が形を変えて実現した姿だというのです。特に、選挙で選ばれていない3万人以上の官僚が実権を握る欧州委員会は、ソ連の閣僚会議や中央委員会に相当し、欧州議会はそれらの決定に「ゴム印」を押すだけの形式的な存在になりつつあると批判されています。

また、経済面でも深刻な共通点が見られます。EUは「ネットゼロ」などのイデオロギーを優先し、科学的根拠やコストを無視したエネルギー政策を強行していますが、これはかつてのソ連がイデオロギーのために経済的現実を無視した姿と重なります。軍事費も急増しており、2020年に2,342億ユーロだった防衛支出は、2025年には3,810億ユーロ(約60兆円)に達すると予測されています。これは、経済が停滞する中で軍事費だけが膨らみ、国民生活を圧迫したソ連崩壊直前の構図そのものです。

「誰もがシステムが失敗していることを知っているが、代替案が想像できず、機能しているふりをするしかない」――末期のソ連を描写したこの言葉が、今や欧州の現状を最もよく表しているのかもしれません。自由が徐々に侵食されていることに多くの欧州市民が気づいた時には、もはや手遅れである可能性がある、と記事は警告を鳴らしています。

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