When Should You Sell Your Gold and Silver [LINK]
【海外記事紹介】「金や銀をいつ売るべきか」――。投資家にとって永遠の課題とも言えるこの問いに対し、貴金属市場の専門家マイク・マハレイ氏が、鋭い洞察を交えて語ったポッドキャストの内容をご紹介します。マハレイ氏は、マカオの高級ホテルがロビーの床に埋め込まれていた79キログラムもの金塊を取り出して売却し、約1,280万ドルを手にしたというニュースを例に挙げ、私たちが直面している「通貨価値の崩壊」という厳しい現実に警鐘を鳴らしています。
かつて1980年代、米国の25セント硬貨には実質的な購買力がありましたが、現在、1965年以前に鋳造された銀含有率90%の銀貨の価値は、約14.60ドル(ガソリン数ガロン分)にまで跳ね上がっています。金や銀の価格が上がっているというよりは、法定通貨の購買力が劇的に低下しているのです。マハレイ氏は、香港ドルや米ドルを含むすべての法定通貨は、政府による過剰な発行とインフレによって価値を失い続けていると指摘します。世界的な債務の増大という「ブラックホール」から逃れるため、政府はインフレを意図的に引き起こしており、貯蓄を現金で持ち続けることは、負けが決まった戦略になりつつあります。
では、私たちはいつ金や銀を売るべきなのでしょうか。マハレイ氏の答えは明確です。「目的を持って売るべきであり、感情で売るべきではない」ということです。売却が正当化されるのは、例えば自宅の修理という「実体のある価値」に変換する場合や、人生を豊かにする経験としての旅行、あるいは高利利息の負債を返済して自身のバランスシートを強化する場合です。逆に、最も避けるべきなのは「価格が上がったから」という理由だけで売り、その利益をただ減価していく現金として持ち続けることです。目的のない現金化は、貴金属が守ってくれているはずのインフレリスクに自らをさらす行為に他なりません。
銀市場についても、銀製のスーパーボウル優勝トロフィーの価値が1年で2.6倍以上に急騰した例を挙げ、現在の価格調整はむしろ絶好の機会であると示唆しています。中央銀行による爆買いや脱ドル化の波、そして膨大な国家債務という根本的な要因は消えていません。私たちは、永続的な価値を持つ「本物のお金」を、ただの「紙くず」に変えてしまわないよう、慎重な判断が求められています。
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