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2026-02-16

環境保護の浪費

Wasted Effort - by T.L. Davis [LINK]

【海外記事紹介】世界が熱狂する「環境保護」や「最新技術」の裏側で、いかに膨大な時間と資源が浪費されているか。アメリカの論客、T.L. デイビス氏が投げかける鋭い指摘は、論理的な思考を重んじる私たちに冷や水を浴びせるような衝撃です。氏は、現代社会が「もっともらしい善意」に踊らされ、実態の伴わない空虚な活動に何十年も費やしている現状を厳しく批判しています。

その筆頭として挙げられているのがリサイクルです。自治体の要請に従って市民が真面目にゴミを分別しても、実際に再利用されるプラスチックはわずか10%程度に過ぎません。経済的な合理性がないために、残りの大半は結局そのまま投棄されています。これは効率化という真実から目を背け、「取り組んでいるふり」をするための過剰なパフォーマンスに過ぎないとデイビス氏は断じます。また、地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素についても、自然界が排出する量に比べれば人類の影響は微々たるものであり、多額の税金を投じて二酸化炭素を敵視する今の風潮は、科学的根拠を欠いた「幽霊」を追いかけているようなものだと主張します。

さらに批判の矛先は、次なる熱狂の対象である人工知能、AIにも向けられます。現在、AIは世界を革命的に変えると喧伝されていますが、実際には既存の情報の焼き直しに過ぎず、自己増殖的に知能を高めるという前提には論理的な飛躍があります。データセンターの莫大な電力を賄うために電気代が高騰し、人間同士の関わりが希薄化していく未来に、どれほどの価値があるのでしょうか。デイビス氏は、風力発電のような非効率なシステムに補助金を注ぎ込むのではなく、地域ごとに自立できる小型核原子炉のような、真に人類に利益をもたらす技術に目を向けるべきだと説いています。

政治家や企業が提供する「解決策」という名のマーケティングに、私たちはあまりにも無批判ではないでしょうか。デイビス氏が危惧するのは、AIによって政府と市民の距離がさらに遠ざかり、真実がアルゴリズムによってフィルターにかけられてしまう未来です。こうした「無駄な努力」の積み重ねが限界を迎える時、私たちは論理の崩壊を目の当たりにすることになるだろうと、この記事は警鐘を鳴らしています。私たちは今一度、立ち止まって考える必要があるのかもしれません。

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