How the US-Israel Relationship Weakens America and Harms the World - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]
【海外記事より】米陸軍の元小隊長であり、現在は独立系ジャーナリストとして活動するブライアン・マクリンチー氏は、先月開催されたロン・ポール研究所のカンファレンスで、米国とイスラエルの特殊な関係が米国を弱体化させ、世界に害を及ぼしていると訴えました。マクリンチー氏は、自身のパナマ進駐時の体験を引き合いに出し、同盟国であるはずのイスラエルが米国の軍事行動を事前に他国へ漏らしていた可能性を示唆した上で、この関係がいかに一方的で不可解なものであるかを詳述しています。
米国はイスラエルに対し、年間38億ドルの軍事支援を約束していますが、補完的な予算を含めるとその額はさらに膨れ上がります。イスラエルは世界でも有数の富裕国であるにもかかわらず、第二次世界大戦以降、米国の対外援助全体の30%近くを占める最大の受け取り手となっています。さらに、エジプトやヨルダンへの援助も、イスラエルとの平和を維持するための「口止め料」としての側面が強く、実質的にはイスラエルのための支出であると氏は指摘します。また、イラクやシリアでの政権交代戦争はイスラエルの安全保障上の利益を優先したものであり、その経済的コストは2.9兆ドルに達し、多くの米軍兵士の命や精神的健康を奪ってきました。
人道的な観点からも、米国の支持を背景としたイスラエルの軍事行動や、ライバル国への経済制裁がもたらす悲劇は計り知れません。ガザやレバノンでの凄惨な被害に加え、過去のイラク制裁では数十万人の子供たちが命を落としました。こうした米国の振る舞いは中東での反米感情を煽り、9.11テロ事件を含む多くのテロ行為の直接的な動機となってきました。つまり、米国はイスラエルを支援することで、自国民をテロの脅威に晒しているという皮肉な構造があります。
さらに、この関係は米国内の自由をも脅かしています。イスラエル批判を「反ユダヤ主義」と決めつけ、言論を封殺するための法整備や教育現場への圧力が強まっています。マクリンチー氏は、イスラエルは「民主主義の標榜者」や「不可欠な情報パートナー」を自称しながら、実際には米国に対して激しいスパイ活動を行い、都合の良い情報を流して米国を戦争に誘導してきたと批判します。現在、米国民の多くはこの歪んだ関係に嫌気が差し始めており、党派を超えて、外国の干渉から米国の自由と富を取り戻すべき時が来ていると結んでいます。
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