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2026-05-31

リバタリアン党の退廃

【海外動画より】米国のリバタリアン党(自由至上主義党)の内部対立と今後の戦略について、著名な政治評論家であるトム・ウッズ氏の番組に、ニューハンプシャー州のリバタリアン党委員長であるジェレミー・カウフマン氏が出演し、最新の状況を語っています。動画ではまず、先週末に開催されたリバタリアン党全国大会の混乱が振り返られました。カウフマン氏は同全国委員会の委員長選挙に立候補しましたが、その公約は「リバタリアン党の廃止」という異例のものでした。同氏は演説で、全国組織がこれまですべての選挙で失敗を重ねてきた事実を指摘し、大衆に迎合するあまり本来の原則を見失っている現状を強く批判したと述べています。

この全米規模の組織に対する批判の代償として、ニューハンプシャー州の支部は全国委員会から除名処分、すなわち提携解消の決議を受ける事態に発展しました。カウフマン氏によると、決議は十分な反論の機会や証拠の提出も認められないまま非合法な形で強行され、現在は法的な法廷闘争や上訴の手続きを準備しているとのことです。同氏はこの措置について、党内の左派リバタリアンが、移民問題やジェンダー教育に対して率直な発言を続けるニューハンプシャー州支部の右派的な姿勢を嫌悪し、排除に動いた結果であると分析しています。さらに全国大会の期間中、同州支部の備品や看板が盗まれる事案が発生した際も、全国の指導部はこれを事実上容認するような不当な対応を取ったと不満を漏らしています。

リバタリアンという思想が全米で5%から10%程度の支持を得ているにもかかわらず、リバタリアン党が政治的な成功を収められない理由について、カウフマン氏は思想の普及戦略における根本的な誤りを指摘します。多くの活動家は、1%の支持から一気に40%の一般大衆へとメッセージを広げようと躍起になりますが、同氏はまず原則に忠実で知的な層を惹きつけることが先決であり、初期の段階でメッセージをマイルドにするべきではないと論じています。実際にニューハンプシャー州では、人口あたりの党員数が全米で最も高く、多くのリバタリアンが共和党の枠組みなどを通じて州議会に当選するなどの成果を上げており、その独自のアプローチの正当性が強調されています。

新しく選出された全国委員会の指導部について、カウフマン氏は今後、過度に左派的でリベラルなメッセージを強めていくことで、リバタリアン党のブランドはさらに失墜していくだろうと予測しています。同氏は、政治的な議論だけで大衆を説得することには限界があると考えており、現在は民間のクラブとして組織された「フリー・ステート・パーティー」を通じて、健全なコミュニティの構築や文化的な実践を重視する活動に注力しています。リバタリアン党の全米組織との決別は避けられないものの、ニューハンプシャー州での成功モデルを維持し、今後も独自の路線を突き進んでいく決意が冷静に語られています。

Jeremy Kauffman on Libertarian Party Degeneracy | Tom Woods Show #2765 - YouTube

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