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2026-05-21

シルクロード諸国の金購入

China's 17 Month Gold Spree: Why Central Banks Bought 244 Tonnes In Q1 | Dominic Frisby - YouTube [LINK]

【海外動画より】世界の中央銀行が金(ゴールド)を大量に購入している背景と、それに伴う国際金融秩序の変化について、英国の作家であり金融歴史家のドミニク・フリスビー氏が解説する動画が公開されました。フリスビー氏は、2026年第1四半期に各国の金融当局が合計244トンの金を購入したデータに触れ、長期的な視点を持つ公的機関が利回りを生まない安全資産への配分を増やしている現状を指摘します。特にポーランドが積極的に金を購入している点に注目し、確かな経済成長を遂げる同国が金を国家安全保障の重要な手段として捉えていると分析しました。

また、金を購入している国の大半が中国や中央アジアの諸国など「シルクロード」と呼ばれる地域に位置している事実を挙げています。フリスビー氏は、米国がロシアの米ドル資産を凍結した制裁措置以降、世界の中央銀行による金の蓄積が加速したと説明します。国際的な危機の際、銀行システムを通じて一方的に凍結や没収をされるリスクがない唯一の資産として、中央銀行が米ドル依存からの脱却、いわゆる脱ドル化を進める防衛策として金を選んでいるという見解を述べました。

特に中国については、公式に発表されている金保有高が実態よりも大幅に過小評価されており、実際には数倍にあたる膨大な金を国内に保有している可能性があると指摘します。中国が真の保有量を明かさない理由は、米国への事実上の経済的な宣戦布告となりドルの暴落を招くのを避けるためであり、本格的な対立が生じた際の切り札として残していると分析しました。歴史上、すべての国際的な基軸通貨は金や銀との交換性から始まっており、将来的に中国が自国通貨の国際的地位を高める際にも、金が何らかの裏付けとして重要な役割を果たす可能性が高いと述べています。

フリスビー氏はさらに、社会のデジタル化や雇用の変化に伴い、現代の政府が将来的に税収不足に直面する長期的な課題も提示しました。国家が過大な財政支出を維持するために個人の資産への課税や捕捉を強めていく中で、投資家にとっては没収や凍結のリスクから隔離された金が、自己の資産を防衛するための最も確実な手段になると結論づけています。

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