Putin is pushing for a blockbuster oil and gas deal in China. Will he get it? | South China Morning Post [LINK]
【海外記事より】アメリカのトランプ大統領が中国を訪問した直後、ロシアのプーチン大統領が、中国との間で重大かつ大規模な石油・天然ガスの取引合意を目指して訪中しました。米国とイランの戦争は、ロシアにとって中国へのエネルギー輸出を拡大する好機に見えますが、米国のコロンビア大学グローバル・エネルギー・ポリシー・センターのシニアリサーチスカラーであるエリカ・ダウンズ氏ら専門家は、合意の実現には多くの複雑な要因が絡んでいると指摘しています。
ロシアの目的は、中国へのエネルギー輸出を増やして国内経済を支えることですが、中国側には単一の供給国への過度な依存を避けたいという思惑があります。また、中国の調査会社大手のエネルギーアナリストによれば、ロシアから中国への石油輸送ルートであるパイプラインと港はすでに満杯に近い状態です。さらに、ウクライナによるドローン攻撃の脅威や、米国の制裁を恐れる中国の国有企業が購入に慎重になる可能性もあります。中国国内で電気自動車が急速に普及し、燃料としての石油需要が減少していることも、大量買い入れの障害となっています。
一方で、今回の首脳会談では石油よりも天然ガスに関する合意の可能性が高いとみられています。長年停滞しているパイプライン計画「シベリアの力2」について、中東情勢の緊迫化を背景に、プーチン大統領は海上輸送よりも安全だと主張する好機を迎えています。しかし、価格設定や建設費の負担割合を巡る交渉は難航しており、ロシアが欧州向け輸出の減少を補うために価格を譲歩するかどうかが焦点です。中国は安全保障の観点からロシアを保険として利用する考えですが、依存度が高まることへの警戒感は根強く、今回の訪問で大規模な合意に至るかは不透明です。
0 件のコメント:
コメントを投稿