【海外動画より】貴金属ディーラーであるマネー・メタルズ社の番組ホスト、マイク・マハレー氏は、視聴者からの質問に答える形式で、今後の通貨制度や貴金属市場の見通しについて見解を示しました。現行の不換紙幣制度は政府による過剰な通貨発行と債務拡大によって最終的に崩壊する運命にあり、現在は世界的な脱ドル化の動きが緩やかに進行していると指摘します。将来的には、金や銀、ユーロや人民元などが競合する多極化された通貨世界に移行し、その中で金がさらに重要な役割を果たすようになると予測しています。電子決済システムの発展により、現物の硬貨を持ち運ぶことなく金を基盤とした取引を行うことが容易になるため、必ずしも実物のコインで支払う必要はないとも述べています。
原油価格の上昇がインフレに与える影響については、価格上昇は金融的なインフレの症状に過ぎず、過去の定義によるインフレとは異なると解説します。通貨供給量の拡大を伴わない原油価格の高騰が起きた場合、ガソリン代の負担が増える一方で、消費者は他の支出を削るため、ホテルなど他分野の価格が下落して経済全体でバランスが取られる仕組みを説明しました。また、一部の大手銀行が予測している1オンスあたり6000ドルという金価格の見通しについて、マハレー氏は同意の姿勢を示しています。莫大な債務問題や中央銀行による継続的な金購入といった構造的な要因が価格を支えており、銀についても需要が供給を上回る構造的な赤字が5年連続で続いているため、上昇の余地は大きいと見ています。
市場では連邦準備制度が金利を高く維持するとの観測や利上げの噂もありますが、マハレー氏は経済が揺らいだ際には中央銀行はインフレを容認してでも利下げや量的緩和に踏み切ると予想しています。富の保全を目的とする投資においては、高いプレミアムやリスクを伴う希少な収集用コインよりも、地金を購入することが最も確実な方法であると推奨しました。さらに、近年注目を集める人工知能分野の企業価値については、かつてのドットコムバブルに酷似していると指摘し、市場全体が過大評価されている可能性について警戒を促しています。最後に、健康の重要性にも触れ、体力を維持することが最大の資産防衛につながると締めくくりました。
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